旅が好きだ！ の商品レビュー
一番はじめの角田光代さんの話が印象に残った。一人旅でいくつもの世界を知ること。 「ひとつの現実、ひとつの世界しか知らないと 、それがすべてになる。そこで生きている私がすべてになる。」「知り、考えることによって、私たちは想像力をゆたかにすることができる。自分とは異なる正義、異なる倫...
一番はじめの角田光代さんの話が印象に残った。一人旅でいくつもの世界を知ること。 「ひとつの現実、ひとつの世界しか知らないと 、それがすべてになる。そこで生きている私がすべてになる。」「知り、考えることによって、私たちは想像力をゆたかにすることができる。自分とは異なる正義、異なる倫理、異なる価値観で行動する他者について、思いを馳せることができる。」共感した。
Posted by
『世界カフェ紀行』を読んだ影響か、どうも私は旅モノが読みたくなっているようだ。ティーンズコーナーにあったこれ、いいじゃん、と借りてみた。気に入った箇所だけメモ。 ・角田光代→今ここ、以外の、今ここ。 ・益田ミリ→「実は旅というものは旅をしていない時に旅するためのもの」 ・清水...
『世界カフェ紀行』を読んだ影響か、どうも私は旅モノが読みたくなっているようだ。ティーンズコーナーにあったこれ、いいじゃん、と借りてみた。気に入った箇所だけメモ。 ・角田光代→今ここ、以外の、今ここ。 ・益田ミリ→「実は旅というものは旅をしていない時に旅するためのもの」 ・清水浩史→旅の効用のもうひとつは、本に親しむようになること。へえ。 ・高野秀行→“高野秀行”爆誕の瞬間。 ・香日ゆら→漱石十八歳江の島の旅。漫画面白かった。江の島に桟橋が架かったのは明治二十四年。 ・川田正和（旅の本屋のまど店長）による旅のブックガイドも良かった。
Posted by
夏に初めての海外ひとり旅をすることに決めて、モチベをさらに上げようと思っていた矢先に図書館で見つけた1冊。 想像以上にワクワクが止まらなかった 以下心にのこったトピック 歳を重ねて「行動半径」が広がるから大人になるのではなく、「想像半径」が広がるからこそ、人は大人になる 想...
夏に初めての海外ひとり旅をすることに決めて、モチベをさらに上げようと思っていた矢先に図書館で見つけた1冊。 想像以上にワクワクが止まらなかった 以下心にのこったトピック 歳を重ねて「行動半径」が広がるから大人になるのではなく、「想像半径」が広がるからこそ、人は大人になる 想像力がしぼんだら、どんなに歳を重ねても大人ではないのかもしれない フィンランドでアアルト建築をみたい 北欧のデザインがきっかけ、共感 クーリエという仕事 現地語ができた方が経済的かつ安全 翻訳アプリもいいけれど お絵描きアプリと画像検索！ 世界屠畜紀行
Posted by
どの方も旅慣れておられる。よって、旅で得られるものに共通部分が。でも、私が好きな言葉は、立花隆の、「衝撃的な出会い。雷に打たれ、背筋に電流が走ったかのような思いがする瞬間。」を味わう為。滅多にないけど、頭の中で、ガーンと音がして、衝撃が走る。または、うぉーっと小さな声を出したくな...
どの方も旅慣れておられる。よって、旅で得られるものに共通部分が。でも、私が好きな言葉は、立花隆の、「衝撃的な出会い。雷に打たれ、背筋に電流が走ったかのような思いがする瞬間。」を味わう為。滅多にないけど、頭の中で、ガーンと音がして、衝撃が走る。または、うぉーっと小さな声を出したくなる。この瞬間がたまらない。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
旅をするのはどんな意味があるのか、というテーマについて、各人がそれぞれの価値観、キャリア感で回答してくれている1冊。同じ作家さんでも旅行作家さんは未知との遭遇や世界の広さに喜ぶし、小説家さんは旅先を心の中に再構築して居場所にしていて、アプローチの違いが面白かった。 何人もの文章を面白く読む中で、ピンとくる文章はどれも同じことについて表現が違う感じだったのも印象深い。はあちゅうさんが書かれていた「人にはそれぞれ、生きる場所と向き合うべき運命がある」「運命を変えるためには、ただ環境や出会う人を変えるのではなく、時に苦痛を伴う泥臭い努力をするしかないのだ」という文章に大いに賛同した。 じゃあ旅とか行かなくていいじゃん？となりそうだが、それでも行かないより行ったほうが何かを持って帰れるのが旅というものなんだと気付かされた一冊。
Posted by
一人旅に出たことがない人向けの本だが、何度も一人旅をしている自分にとっても、旅の素晴らしさを再認識させてくれる本。後悔しないよう、年老いていく前にもっともっと旅をしないと！
Posted by
今1番自分に必要なのは旅だと思っているのだが、コロナ以降どうも腰が重くなってしまい、自分でも信じられない。こういう本でも読んで、旅に出る気を起こさせようと思ったが。
Posted by
どんなにネットが発達しても自ら訪ねないと見られない・得られないものがある。国内から海外の秘境まで、無類の旅好きたちが贈る旅のススメ。人生には、やっぱり旅が必要だ! ■目次 I 私が旅に出る理由 角田光代……いくつもの世界がある 益田ミリ……今日も旅する 清水浩史……旅に出る...
どんなにネットが発達しても自ら訪ねないと見られない・得られないものがある。国内から海外の秘境まで、無類の旅好きたちが贈る旅のススメ。人生には、やっぱり旅が必要だ! ■目次 I 私が旅に出る理由 角田光代……いくつもの世界がある 益田ミリ……今日も旅する 清水浩史……旅に出る二つの効用 はあちゅう……私が世界一周をして手に入れたもの 森百合子……今年もまた北欧へ行ってしまう理由 たかのてるこ……「ひとり旅」は、‟地球最大の学校“ 松本英子……温泉ひとり旅 II 想定外こそ旅の楽しみ 高野秀行……天才でないあなたへ 山本あり……世界のパンが待っている 藤村里美……学芸員は今日も旅に出る 中島悠里……さらば飛行機 ようこそトラブル トナカイフサコ……行ってみなくちゃわからない! ! 酒井順子……叩けよ、さらば開かれん 下川裕治……長旅で知る「旅」というもの IIIこんな旅があった! 歴史上の旅人たち 倉本一宏……平安貴族の奈良旅行 出口治明……イブン・バットゥータの旅 金坂清則……イザベラ・バード――「信念の旅行家」の旅の生涯 香日ゆら……夏目漱石18歳の江の島旅行 IV インターネットを使いこなそう 牧村朝子……家でもできる旅人のインターネット活用術 羽石杏奈……インターネットフル活用でリアルな旅も気軽に行こう
Posted by
旅に出たくなった。 --✄-- 自分のいる場所が当たり前の環境ではないと、身をもって知る。自分はちっぽけな存在で、自分の外には多様で広い世界がある。そのことを頭ではなく、肌で感じられることが旅の効用だ。 イヤな環境に慣れきってしまうと、狭い世界に閉じ込められてしまう。でも旅に...
旅に出たくなった。 --✄-- 自分のいる場所が当たり前の環境ではないと、身をもって知る。自分はちっぽけな存在で、自分の外には多様で広い世界がある。そのことを頭ではなく、肌で感じられることが旅の効用だ。 イヤな環境に慣れきってしまうと、狭い世界に閉じ込められてしまう。でも旅に出ると、自分のいる会社や組織、自分自身がちっぽけな存在であることが再認識できる。だから日常で耐えきれないことかあったら、人間関係から逃げ出してもいいし、会社を辞めてもいい、と気づける。 旅に出ると、ちっぽけな自分、何も知らない自分に出会う。だから、もっと広い世界を知りたくなる。本を読んで想像を膨らませたくなる。結局、歳を重ねて「行動半径」が広がるから大人になるのではなく、「想像半径」が広がるからこそ、人は大人になるのではないか。裏を返すと、想像力がしぼんでしまったら、どんなに歳を重ねても大人ではなくなってしまうのかもしれない。
Posted by
『旅が好きだ！』というタイトルですが、旅がさほど好きではなくても、誰かの旅を読書で追体験するのは楽しいと思います。 （日高町日高）
Posted by