はずれ者が進化をつくる の商品レビュー
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生物は必要のない個性を持たない。私たちの性格や特徴に個性があるということは、その個性が人間にとって必要だから。「違い」を大切にする。すべての生物がナンバー1になれる自分だけのニッチを持っている。持っている力を発揮できるニッチを探すことが大切。
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何でも「収斂」していることが良いような感じで生きてきたが、「外れ値」も意味があるのだと改めて思う。現代は「外れ値」をあまりにも排除しすぎかもしれない。
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生物の生き残り戦略から、個性とは、自分らしさとはどう言うことか紐解く本。どちらかというと自己啓発に近い内容なので、いきものから生きると言うことを学ぶにはとても良い本だと思う。自分だけが輝けそうな場所を見つけ、花を咲かせることが出来たら。大事なことは、苦手と思われるものから逃げない...
生物の生き残り戦略から、個性とは、自分らしさとはどう言うことか紐解く本。どちらかというと自己啓発に近い内容なので、いきものから生きると言うことを学ぶにはとても良い本だと思う。自分だけが輝けそうな場所を見つけ、花を咲かせることが出来たら。大事なことは、苦手と思われるものから逃げないことだ。チャレンジしてみないとニッチがわからない。人生観に大きく響く本であった。
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入手してねかせておいている間に、星野源の「想像」作詞のヒントになったと話題になった一冊。プリマー新書ではおなじみの雑草生態学者で、イラストも楽しく読みやすい。 「踏まれても立ち上がる」「強い」といった一般的な雑草のイメージも正しいとは限らず、図鑑の分類やモノや人同士を比較するため...
入手してねかせておいている間に、星野源の「想像」作詞のヒントになったと話題になった一冊。プリマー新書ではおなじみの雑草生態学者で、イラストも楽しく読みやすい。 「踏まれても立ち上がる」「強い」といった一般的な雑草のイメージも正しいとは限らず、図鑑の分類やモノや人同士を比較するためのモノサシも恣意的なものに過ぎないし、それだけしかないわけじゃない。進化の歴史は常に敗者の窮余の工夫やそれまでの弱者やはずれものがたまたま生き延びただけであったりする。いわれてみれば当たり前のことばかりだけれど、どうしても見失いがちなことがやさしいことばで説かれていて、ちょっと自信がでてきて安心できる。
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『多様性とは何か?』を植物の世界でうまく例えてくれているので、客観的に人間社会の多様性を改めて理解することができる。 価値観や個性は人それぞれでいい。 特にオールドタイプの管理職や経営者は必読する内容だと思う。 これからの時代は行き過ぎた資本主義にブレーキがかかることを予測す...
『多様性とは何か?』を植物の世界でうまく例えてくれているので、客観的に人間社会の多様性を改めて理解することができる。 価値観や個性は人それぞれでいい。 特にオールドタイプの管理職や経営者は必読する内容だと思う。 これからの時代は行き過ぎた資本主義にブレーキがかかることを予測すると、原点に立ち返って 『脱全体主義』『社会民主主義』となっていきそう。 そうなると本質的な意味での多様性を理解した人が組織やコミュニティの中心により必要になっていく。
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多様性とは何か?イルカとクジラの違いって? 本来「バラバラ」な世界のはずなのに人間はその分類を明確につけようとしてしまう。区別をしたいのか差別をしたいのか? 多様性なんて元々あるのだからそれを理解するために区別をする目的は何なのだろうか? オンリーワンでナンバーワンになれるニッチ...
多様性とは何か?イルカとクジラの違いって? 本来「バラバラ」な世界のはずなのに人間はその分類を明確につけようとしてしまう。区別をしたいのか差別をしたいのか? 多様性なんて元々あるのだからそれを理解するために区別をする目的は何なのだろうか? オンリーワンでナンバーワンになれるニッチなポジジョンを見つけることが自然界でも、人との関わりの中でも生き抜くキーとなる。
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オンリー1とナンバー1になり得るニッチ領域を目指す。でもこれって、種のことで個のことではない。人は個、それぞれに感情があるからややこしい。
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☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆ http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB30879120
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自然科学と思いきや、哲学・人生応援ブックでした。 迷子になっている人が、この本と出会えるとよいな。 Ⅰ時間目:「個性」とは何か? …オナモミの実には早く芽を出す種子と芽を出すのが遅い種子の二つが入っている。 ←どちらもオナモミの戦略に必要。個性がいらない共通項と、必要な個性、なぜかを考えてみる。 2時間目:「ふつう」とは何か? …人間は整理されていないものが苦手。自然のなかに「ふつう」も「平均値」もない。 ←「ふつう」は考えることをストップしてしまうことなのかも。 3時間目:「区別」とは何か? … …「もともと分けられないものを分けようとするからダメなのだ。」チャールズ・ダーウィン ←まさかのダーウィン先生が! 4時間目:「多様性」とは何か? …実は、ナンバーワ1しか生きられない。ただし、それぞれの環境や性質など、複雑なニッチのなかで。 ←自分のニッチはなんだろうか。 5時間目:「らしさ」とは何か? …「らしさ」の呪縛を解いたときに、自分を見つけることが出来る。 ←レッテルは、可能性を封じてしまうのかも。 6時間目:「勝つ」とは何か? …草いろいろおのおの花の手柄かな 松尾芭蕉 一見敗者に見えるものが、進化への切符を持っていることもある。 ←負けてもいいのだ。少しだけ、がんばろう。 7時間目:「強さ」とは何か? …人間は、弱いから進化した。ネアンデルタール人は、賢く強い存在だったが、助け合うことがなかったために滅んだといわれている。 …盛者必衰。塞翁が馬。 8時間目:「大切なもの」は何か? …雑草は踏まれて倒れたら、実は起き上がらない。 立ち上がらなくてもいい、伸びなくてもいい。 ←じっとしててもいいし、どこに力を注ぐか考えてみる。 9時間目:「生きる」とは何か? …生きることに力はいらない。 ←空、見あげてみる! 天上天下唯我独尊 …意味を間違えて覚えてた…。某・星の戦士たちのマンガや神さま2人の休日マンガが悪いと思うの。
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