はずれ者が進化をつくる の商品レビュー
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ナンバー1になれるニッチを探すには、コツが二つあります。 一つ目は、小さくしぼりこむこと 二つ目は、フィールドは自分でつくること 「好きなこと」、「得意なこと」、そして「人から求められること」、そんなニッ値のヒントを探し当ててみましょう。そして、「小さなチャレンジ」を繰り返すのです。 人間は勝ち負けが好き しかし、「勝ち」っていったい何なのでしょうか。 あなたが楽しく満たされていれば、それでいいのではないですか。 負けたっていい 偉人たちは、どうやってこの境地にたどりついたのえしょうか。 おそらく彼らはいっぱい戦ったのです。そして、いっぱい負けたのです。 敗者が進化する 勝者は戦い方を変えません。負けたほうは、戦い方を考えます。負け続けるということは、変わり続けることでもあります。 「高さで評価される」ということは、皆さんにとっては成績や偏差値という言葉が当てはまるかもしれません。「高さ」という尺度は大切な尺度です。「高さ」で測ることはダメなことではありません。成績は悪いより良いほうが決まっていますし、成績が良い人はほめられるべきです。しかし、それだけのことです。それはたった一本のものさしではあったたった一つの尺度に過ぎません。大切なことは、高さで測れることは、成長を図るたった一つの尺度でしかないと知ることです。
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生物の進化をテーマに、多様性の大切さなどを説いていて、勉強になりました。 なぜ雑草は雑草なのか、どうして人間の脳は比較したがるのか、など、すべては合理的に考えられるのだな、と。 この時代、いろいろと参考になります。
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これは名著! 子供にも大人にも,みんなに勇気をくれる一冊! 今6年生の息子が塾の先生から「6年生になる前に読んでごらん」と,勧められて1時間くらい没頭して読み切ったのは納得!その後も何度も読み返してたみたいで,内容をほとんど覚えてしまった様だ. 最初から最後までココロが動いて,あ...
これは名著! 子供にも大人にも,みんなに勇気をくれる一冊! 今6年生の息子が塾の先生から「6年生になる前に読んでごらん」と,勧められて1時間くらい没頭して読み切ったのは納得!その後も何度も読み返してたみたいで,内容をほとんど覚えてしまった様だ. 最初から最後までココロが動いて,あったかくなって,「今,ここにいて良かったー」って想いが溢れてくる.全人類にオススメ!
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分類や比較を駆使して発展してきたのが科学だ。しかし、この世界は本質的には切り分けられないはずだ。世界を認識するための科学が、逆にありのままの世界を理解するための妨げになることもある。 そんな科学の落とし穴が、平易な言葉で説明されている好書だ。言葉や理屈でガチガチに凝り固まった頭を...
分類や比較を駆使して発展してきたのが科学だ。しかし、この世界は本質的には切り分けられないはずだ。世界を認識するための科学が、逆にありのままの世界を理解するための妨げになることもある。 そんな科学の落とし穴が、平易な言葉で説明されている好書だ。言葉や理屈でガチガチに凝り固まった頭をほぐしてくれること請け合いだ。
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かなり平易に書かれている。 高校受験レベルの文章で読書体力なくても 読破できる。学級文庫レベル 雑草研究者が人間の生き方を 雑草を始め、他の生きものと比べて それを再考するもの。 キーワード 競争、ニッチ、多様性、個性、普通とは等
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個性とからしさとかふつうとか多様性とか平均とか区別とかナンバーワンとかオンリーワンとか。雑草を例に出しながらその人自身をやんわり肯定する。多様でいろいろだからおもしろいし、生物はそのままでかなり個性的だし、ふつうや区別や競争は人間がわかりやすくするためにしただけのものだし。いろい...
個性とからしさとかふつうとか多様性とか平均とか区別とかナンバーワンとかオンリーワンとか。雑草を例に出しながらその人自身をやんわり肯定する。多様でいろいろだからおもしろいし、生物はそのままでかなり個性的だし、ふつうや区別や競争は人間がわかりやすくするためにしただけのものだし。いろいろやっていろいろ知ってそれぞれがオンリーワンでナンバーワンになれるニッチな場所を探せばいい。雑草と絡めてあるのがおもしろい。著者の眼差しがとても優しい。受け止めてくれる感。
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多様性をテーマにする展示で出会った本。「七時間目 強さとは何か?」が印象的だった。 john philip grimeという生態学者によると、植物が成功するための強さは3種類あるそうだ: ①競争に強い ②過酷な自然環境に耐えられる ③変化を乗り越える力。 例えば、雑草は①②は...
多様性をテーマにする展示で出会った本。「七時間目 強さとは何か?」が印象的だった。 john philip grimeという生態学者によると、植物が成功するための強さは3種類あるそうだ: ①競争に強い ②過酷な自然環境に耐えられる ③変化を乗り越える力。 例えば、雑草は①②は弱いが③は強い。(森林だと他の植物との競争に破れるし氷山では耐えられないが、人に踏まれたり刈られたりしてもすぐ生えてくる!) ①〜③は動物にも言える所はありそう。 競争や戦いに強いものが勝つとは限らないし。(例.チーターvsガゼル) 人類は動物界において肉体的に最強ではないが、生き延びている。それは僕らが知性という武器を持っていたからだ。 さらに人類の中でも、ネアンデルタール人ではなく僕らホモサピエンスだけが生き残った。ネアンデルタール人は僕らホモサピエンスより身体能力が高く脳の容量も大きかったというのに…。 それはホモサピエンスが「助け合う」という能力を発達させたかららしい。 --- 僕は競争が嫌いだし(①)、長時間労働も耐えられない(②)。けれど変化を乗り越える力は意外とあるのではと期待してみたり、あるいは全く違う切り口の強さがあると妄想してみたり。 自分の中に弱さがある限り、自分の新たなポテンシャルを探す旅を続けてみたくなるもんですわ。
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最後まで読んでシンプルに思ったこと… 著者が伝えたかったこととは異なる理解をしてしまったかもしれませんが… どのような生物も必死に生きている。 もちろん人間も。 ただ人間は時にその命を自ら断つことを考えたり、病んだりすることもある。 知能という点で他の生物より優れた人間で...
最後まで読んでシンプルに思ったこと… 著者が伝えたかったこととは異なる理解をしてしまったかもしれませんが… どのような生物も必死に生きている。 もちろん人間も。 ただ人間は時にその命を自ら断つことを考えたり、病んだりすることもある。 知能という点で他の生物より優れた人間ではあるけど、優れすぎているがゆえ、マイナス思考に陥ってしまうこともあるのかなぁ…
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2021年中学入試出題No.1と帯に。小学校3・4年生からでも読めそうな、やさしい文章。 でも、農業学者としての知見で豊富な例をあげながら、どう生きるべきか、個性とは、といったことを語ってくれています。
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自分の勝てるフィールドでナンバーワンになればいい。それぞれの環境でのナンバーワンがたくさんいるから、地球上にはたくさんの生物種が存在する。 そもそも比べるという行為は人間の脳の癖みたいなもの。比較して分類しないと人間の頭は気持ち悪いと感じる。しかし、生物は人間が分類したり比較し...
自分の勝てるフィールドでナンバーワンになればいい。それぞれの環境でのナンバーワンがたくさんいるから、地球上にはたくさんの生物種が存在する。 そもそも比べるという行為は人間の脳の癖みたいなもの。比較して分類しないと人間の頭は気持ち悪いと感じる。しかし、生物は人間が分類したり比較したりできるほど単純ではない。 あるがままであれ、あなただけのオンリーワンでナンバーワンになればいい。 …っていう本。自分とは何か?で悩んでしまっている中高生に向けての本だったけれど、今でも自分を見失っている私にとって、心に響く言葉がたくさんあった。
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