1,800円以上の注文で送料無料

日航123便 墜落の新事実 の商品レビュー

4

24件のお客様レビュー

  1. 5つ

    10

  2. 4つ

    3

  3. 3つ

    6

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/08/23

やはりねの一語につきる それにしてもこんなにややこしく複雑な隠蔽工作だとは。 報道も発表も簡単には信用できないということ。 情報リテラシー必須。

Posted byブクログ

2024/08/12

読書記録60. #日航123便墜落の新事実 1985年8月12日 日航ジャンボ機123便 御巣鷹山に墜落 元日航CAであった著者は事故ではなく事件と捉え 墜落現場で当時関わられた方の言葉や あの日の目撃証言が綴られた文集 被害者家族の思いなどを細かく拾い起こす それら...

読書記録60. #日航123便墜落の新事実 1985年8月12日 日航ジャンボ機123便 御巣鷹山に墜落 元日航CAであった著者は事故ではなく事件と捉え 墜落現場で当時関わられた方の言葉や あの日の目撃証言が綴られた文集 被害者家族の思いなどを細かく拾い起こす それらの証言を元にしたこの本の主張が 果たして真実なのかどうか?と 別の角度からもこの事故について扱う書を読んでみたい 当時小学生だった暑い夏 夜中までずっと乗客の方の名前を読み上げていた ラジオニュースを思い出す あの日から39年の今日 尊い命に対し改めてご冥福を願う #本好き #読了 #부엌독서실 #本のある暮らし

Posted byブクログ

2024/07/17

森永卓郎氏の「書いてはいけない」に触発されてすぐ手に入れた本書を、読み終えたのは一年以上たった今日。遅くなったが読んでほんとによかった。 粘り強く検証に努め、たどり着いたのが事故ではなく事件ではないかという結論。数々の疑惑の残る政府などの対応。自衛隊や警察、米軍、米政府など真実を...

森永卓郎氏の「書いてはいけない」に触発されてすぐ手に入れた本書を、読み終えたのは一年以上たった今日。遅くなったが読んでほんとによかった。 粘り強く検証に努め、たどり着いたのが事故ではなく事件ではないかという結論。数々の疑惑の残る政府などの対応。自衛隊や警察、米軍、米政府など真実を隠蔽しようとする者たち。これは小説ではないのだ。 青山透子さんは言う。この事件で命を落とした人々への供養は、まだ生きている関係者が「真実を語ること」、それだけであると。 みなさんに一読をお勧めする。

Posted byブクログ

2024/06/28

森永卓郎さんの「書いてはいけない」の中で引用されていた本。 著者の青山透子さんは事故当時、当時を知る日本航空の客室乗務員として、また単独機として世界最大の航空機事故を起こした日本航空の関係者として、不明な点を明らかにしなければいけないという責任感から、丹念に目撃情報を集め、再度資...

森永卓郎さんの「書いてはいけない」の中で引用されていた本。 著者の青山透子さんは事故当時、当時を知る日本航空の客室乗務員として、また単独機として世界最大の航空機事故を起こした日本航空の関係者として、不明な点を明らかにしなければいけないという責任感から、丹念に目撃情報を集め、再度資料を読み返してまとめた本。決して陰謀論などではなく、具体的な証拠や目撃証言から事故原因に迫っている。 人命を最優先にしていたら4人だけではなくもっとたくさんの人たちの命が救われたのではないかと考えると残念でたまらない。 心に残った言葉 ・故意か過失か、組織の指示か否か、いずれを問わず人命よりも優先されるものなどこの世の中にはない。戦争でもない「平時」に、人命を最優先するという当たり前のことが行われず、もし何かの隠蔽工作が行われたとするなら、それを正当化する理由などどこにもない。P192 ・そして多くの疑問が残る日航123便墜落事故について、私たちが忘れてはならないことは次のことである。  あの日、未だ日の明るいうち、墜落前の日航123便を追尾するファントム二機を目撃した人たちがいる事実。  日航123便のお腹付近に濃い赤色のだ円や円筒形のような物体が吸着しているように見えた事実。  墜落現場付近の人に目撃された真っ赤な飛行機の存在。  検死した医師たちが見た、凄惨な遺体状況や炭化した遺体への疑問。  さらにいまだに引き揚げようとしない海底に沈んだままの機体の残骸。  これらの点を繋ぎ合わせていくと見えてくるものがある。それが私たちに大きなメッセージを持って伝えようとしているのである。P208 ・コックピットでは舵の利かない重い操縦桿と格闘する、パイロットたちによる必死の操縦が行われていた。客室ではスチュワーデスたちが、乗客の安全を守ること、そして不時着のその先を考えることに専念していた。  習志野駐屯地の第一空挺団では、墜落現場にいち早く救助に行くための準備を整えて出動を待機していた。  東京消防庁では、すべてのじょうきゃく、乗員、そして仲間を救うために、いつでも出動できるように救助の準備をしていた。  非番の自衛隊員たちは休暇を返上して急いで職場に赴いた。  最初に墜落現場の位置を把握した在日米軍のアントヌッチ氏はその情報を伝え、米海兵隊も実際に現地にヘリコプターで赴き、現場に降下しようとしていた。炎と煙の中、必死に生存者の救助を考えていた。  上野村猟友会はいち早く墜落現場を把握し、上野村消防団が生存者を発見した。  上野村ではいち早く墜落現場がここだ、とテレビ局にまで電話をして知らせていた。   彼らの思いをいっさい、無視し、無にしたものは誰か。P210 ・この事件で命を落とした人々への供養は、まだ生きている関係者が「真実を語ること」、それだけである。そして私たちに出来ることは、長い歴史の中で一時的な政権に惑わされることなく、それぞれの立場で歪みのない事実を後世に残す努力をし続けることではないだろうか。P211

Posted byブクログ

2024/06/09

森永卓郎さんの本で紹介されていたこちら。 当時、沢山の人が目撃している事でも無かった事にされてしまうんだ、と思うと本当に信じられないし、恐ろしすぎる。

Posted byブクログ

2024/06/12

知りうる人たちが見て見ぬふりすることにより結果的に自滅への道を辿る 115ページのこの言葉をしっかり受け止めたい。 反省なき未来はいずれ崩壊する。というあとがきの著者の言葉、警告を真摯に受け止めたい。 日本に限らず民間航空会社のパイロットは、軍や日本なら自衛隊出身の方も多い、そ...

知りうる人たちが見て見ぬふりすることにより結果的に自滅への道を辿る 115ページのこの言葉をしっかり受け止めたい。 反省なき未来はいずれ崩壊する。というあとがきの著者の言葉、警告を真摯に受け止めたい。 日本に限らず民間航空会社のパイロットは、軍や日本なら自衛隊出身の方も多い、それが腕の良いパイロットのクレジットとなることも多いと思う。この事故の当時ならかつては、戦前の海軍、特攻隊出身の民間航空機パイロットも多かったとのこと。 民間機を仮想的、標的と想定して自衛隊が訓練していたことなどは、著者の研究考察による興味深いレポートとは別に事実でありこのような前提や背景からの詳細な研究、人命を軽んじなかったか、真実を隠蔽していないか、未来のために開示し反省し改善することはないか、という一貫した姿勢、その迫力に圧倒される。 都合の悪いことを隠蔽しがちで、隠蔽しやすい土壌がある。マスコミや市民も忖度などという軽々しい言葉使いで、そこに加担しやすい社会が日本にはある。誰かが真実を開示しないだろうか。墓まで持ち込むみたいなことを心に置いたままの関係者はいないだろうか。 米軍や東京消防庁の救援を政府が断った、とか、総理大臣がそのあたりの経緯を知らぬとか、現場の比較的近くにいながらゴルフとか、今年の正月の能登半島での大地震の対応と似ており、都合の悪いことに向き合わないこの国のやり方は自明となっている。遺族や関係者、救助体制整え待機していた方々、目撃情報墜落地をテレビや警察に連絡した人など無念と悔しい気持ちと察する。マスコミがキャンペーンをしていればとかいろいろ虚しく思う。 事実の部分と推測推察仮定の部分は気をつけて読んだ。 それにもまして、 政府は、公務員は、誰のためにいるのか。自分の立場の都合で嘘をつくことは当たり前だと勘違いしていないか、そのために事実を隠蔽したりそのために人命が失われたりしたかもしれないことを訴える、未来への視線、努力を呼びかける研究、記録である。 嘘をついているのでは隠していることがあるのではと、思われている政府関係とは異なり、墜落現場近くの、上野村の小学校中学校がそれぞれに独自の判断で、早い時期に体験を子どもたちに書かせた文集が発行されたこと、小さな目は見た、というタイトル。今とは違う教育のレベルを感じる。今は思考力コミュニケーション、双方向、インターアクティブとかいろいろネーミングして教育や入学試験に取り入れているが名前ばかりで商業主義丸出しのものが多いから。 森永卓郎の 書いてはいけない から、関連書籍として読了。昔読んだ日航社員の話、山崎豊子の強烈で粘着な小説沈まぬ太陽も思い出した。

Posted byブクログ

2024/04/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

森本卓朗著『書いてはいけない』で紹介されていた本書。すぐに読んでみた。 事の真偽は今後の推移を見守る必要があるが、本書の著者も、事実を隠蔽することによる国益の心配をしている。 「国でいえば、ずっと主権や国益を失い続けている状態といえよう。それでは戦後の政治はまったく機能してこなかったということになってしまう。 これはよく言われるような国の軍隊が強いか弱いかの問題より、むしろ国家間の交渉過程における毅然とした態度そのものが重要なのではないだろうか。矜持ある振る舞いや真摯な態度は驚きと尊敬をもたらし、それが結果的に国益を守ることにもつながる。」 だとしたら、全てを明らかにして、間違いを正すべきだ。 「反省なき未来はいずれ崩壊する。」

Posted byブクログ

2024/03/16

私の知らなかった話。 トンデモ話として、言われる人もいるのだろうが。 色々な違和感とそれを裏付ける証拠を並べて説明してくれている。 真実はわからないが、不都合な真実が裏に隠れているのだろう。 真実を明かすために非難を恐れずに仲間のために人生を捧げている作者の熱い想いも感じた。

Posted byブクログ

2023/03/01

『いつか真相がわかる日が来るのだろうか…』 1985年8月12日。日航ジャンボ機123便が群馬県・御巣鷹の尾根に墜落し、乗員乗客524人のうち520人が亡くなった事故の真相を追うノンフィクション作品。2018年本屋大賞のノンフィクション部門にノミネートされ、のちに文庫化。 単...

『いつか真相がわかる日が来るのだろうか…』 1985年8月12日。日航ジャンボ機123便が群馬県・御巣鷹の尾根に墜落し、乗員乗客524人のうち520人が亡くなった事故の真相を追うノンフィクション作品。2018年本屋大賞のノンフィクション部門にノミネートされ、のちに文庫化。 単独機では世界最多の死者を出した飛行機事故であるが、著者の青山透子氏(元・日航CA)は事故ではなく事件であると主張する。機体の整備不良と調査委員会は結論づけたが、本書を読むと確かに何かがおかしい。国家ぐるみで隠そうとした真実があったのではないかと疑ってしまう。 仮に本書の推測が事実だとすれば、歴史は隠蔽されたことになる。ただの飛行機事故ではない。しかし、隠蔽するには関わった人が多すぎる気もする。自衛隊員の全員が墓場まで持っていけるのだろうか。いずれにせよ闇が深すぎる。 元同僚の無念を晴らしたいと思う著者の熱量には胸をうたれた。TV番組で再現VTRは何度も見たが、事故の裏側にこのような疑念があったことは知らなかった。墜落からもうすぐ40年。自分が生まれる前に起きた事象だが、風化させてはいけないのかもしれない。

Posted byブクログ

2022/12/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

日航123便墜落事件。 国内で、満席のジャンボジェット機が墜落するようなことが起きるなんて!と、とても衝撃的な事件でした。 この事故を題材にした本も多く出版されています。 私も小説を何冊か、ノンフィクションも数冊読んでいました。 それでもこの本を読んだとき、自分が何も知らなかったことに気づかされました。 著者は元日航のスチュワーデスで、事故でなくなった乗務員の直接の同僚です。 事故当時は国際線乗務に替わったばかりで、それがなければ事故機に乗っていたかもしれないはずでした。 だから余計に、耳に入る情報と実際に発表される報道との乖離をもどかしく思ったのだと思います。 不審な、そして解明されていない謎が数多くあります。 1.超低空で飛んでいるジェット機を追いかけるように飛んでいたファントム2機の正体。   それぞれ別の場所で目撃した複数の人たちが、自衛隊機だと証言していますが、その時間その場所を飛んでいる自衛隊機の記録はありません。    2.機体の胴体下部に見えた赤い物体   煙やすすが見られないことから炎ではないと判断された赤い物体とは?   著者は、戦前から日本が開発研究していた吸着型のミサイルではないかとしています。 3.墜落場所特定の遅れ   墜落直後から事故現場の村長がNHKを始め関係各所に「ここに落ちた」と電話しているのに、翌日昼まで墜落場所不明と報道され続けたこと。   偶然墜落を目撃した米軍の飛行機がすぐ救助しようとしたら、「自衛隊が救助する」と連絡が入り、現場を去るように指示されたのに、その後半日以上も墜落現場不明と報道され続けたこと。   また、地元の人たちが捜索隊員を案内して山に入った時、異常に捜索隊の進む速度が遅く、絶えず道をそれようとしたこと。   結局捜索隊を見捨てて地元の人たちが向かった先で生存者が見つかった事実。   4.事故原因の意図的な漏洩   墜落原因は隔壁の修理ミスであるとのアメリカからの発表により、少なくとも私は「またアメリカの顔色を窺って、事故原因の発表を躊躇していたんだな」とそれで納得しました。   最初は修理ミスを否定していたボーイング社が一点ミスを認めたことで、この件は落着しました。   しかし、事件後も日本の航空業界ではボーイング社が圧倒的シェアを維持し続け、事件の翌月の「プラザ合意」で猛烈な円高(1ドル240円が1ドル120円以下へ)となり、輸出産業が大打撃を受けることとなったと、解説の森永卓郎氏が書いています。 その他にも、エンジン部とともに機体から離れた人たちから生存者が出たのに、エンジンのない機体部分が炭化するほどの高温でやきつくされたことや、現場不明だったはずの事故当夜に現場上空で自衛隊機が何らかの作業をしていた目撃情報があること、現場検証をする前に機体を破砕したり片付けたりしたことなど、不審な点は枚挙にいとまがありません。 さらに、新しく発見された遺品についても、検証する必要はないと政府が発表しています。 こういう大きな事故・事件が起きると陰謀説が出てくるのはいつものことですが、この事件(もはや事故とは言えないレベルと思います)については、陰謀はさておき何かを隠蔽しているのは明らかと思います。 著者は目撃者の証言、文献の読み込み、科学者への確認などを経て、自衛隊機の訓練で発車したミサイルが123便に付着し、当初横田基地に向かおうとしたけれども何らかの理由で断念せざるを得ず、どこか安全な場所に着陸しようとして失敗したのではないかと推測しています。 その推測を言うと、報道陣も役人も「そんなことを言うと殺されるぞ」としり込みしたという事実が、逆に真実を伝えているのではないか、と。 そんな中、事故から30年以上たってから再会した当時の運輸大臣は、明言こそしなかったものの否定をしないことで著者の背中を温かく押したのではないでしょうか。

Posted byブクログ