日航123便 墜落の新事実 の商品レビュー
◆一概に陰謀論とは言えない緻密な調査ノンフィクション 1985年に520人が亡くなった航空史上最悪の日航123便墜落事故。 これはボーイング社の修理ミスによる後部圧力隔壁の損壊が原因とされていますが、 それでは説明のつかない問題が多く残され、 むしろ尾翼に異常外力が働いたとする...
◆一概に陰謀論とは言えない緻密な調査ノンフィクション 1985年に520人が亡くなった航空史上最悪の日航123便墜落事故。 これはボーイング社の修理ミスによる後部圧力隔壁の損壊が原因とされていますが、 それでは説明のつかない問題が多く残され、 むしろ尾翼に異常外力が働いたとする可能性が高いこと、ファントム機2機が 123便を追跡していたとする目撃証言も多数あることなどから、 40年経った今でも、自衛隊による誤射説は、根強く語られています。 誤射説は「陰謀論」だというのが一応通説になっていますが、 経済アナリストの森永卓郎さんは、 逝去前に改めてこの問題を「事件」として積極的に取り上げ、 そこからさらに、アメリカ側に原因を求めた「貸し」を作ったことから、 その後、日本に不利な「プラザ合意」を飲まされ、 「失われた30年」の始まりとなったと、説を「発展」させています。 さすがに、そこまではどうだかわかりませんが、興味をそそられ詳しく知りたくなり、 この「事故」の真相追究を生涯のテーマとしている、 元日航の客室乗務員だった青山透子さんの著作を読んでみた次第です。 この事故で多くの同僚を亡くした彼女は、その後、徹底的にこの問題を調査・取材し続け、 これまでに7冊の著作を上梓しています。 本書は、2冊目の著書で、サブタイトルにある通り、 目撃証言の分析を中心に真相に迫ろうとしています。 緻密に調査・取材し、実証的に「状況証拠」を積み上げているため、説得力があります。 しかし、ブラックボックスやフライトレコーダーの全データが、いまだ公開されておらず、 相模湾に沈んでいる尾翼部分も引き上げられていないため、 決定的証拠に欠けているのが実情なのです。 アマゾンレビューでは本書の評価は高いのですが、 星ひとつの低評価のレビューには、かなり細かい具体的批判・反論も書かれており、 それらを読むと、やはり「陰謀論」なのかとも思っていまい、判断はつきません。 著書も本書で書いている通り、全データの公開や尾翼引き上げなどで、 この問題に決着がつくことを望むばかりです。
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読む前はいわゆる陰謀論の類かと思っていたが、数多くの証言をもとにまとめた本であり、JAL機とともに飛行する2機のファントムが墜落現場付近で多く目撃されていたことには驚いた。ファントムが目撃されている件について、写真などの客観的な証拠はないのであろうか?さらに別の視点からの報告が出...
読む前はいわゆる陰謀論の類かと思っていたが、数多くの証言をもとにまとめた本であり、JAL機とともに飛行する2機のファントムが墜落現場付近で多く目撃されていたことには驚いた。ファントムが目撃されている件について、写真などの客観的な証拠はないのであろうか?さらに別の視点からの報告が出てくることを望む。
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日航123便が行方不明になった(墜落した)のを知った時、子供ながらに「大変なことが起こった」と衝撃を受けたことを今でも覚えています。あれから40年、数々の知らなかった事実がある事を知って「大変なことが起こっていたのだ」と再び衝撃を受けています。
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内容はもとより構成が秀逸で最後まで一気に読破。最後まで慎重な言い回しに徹しており、歯切れが悪い印象であったが、巻末の森永卓郎氏の解説(文庫本のみ)を読んでその理由にも納得。本作品は筆者の博士論文をベースとしており、博士論文というものは卒業論文とは比較にならないほど厳密な論証が求め...
内容はもとより構成が秀逸で最後まで一気に読破。最後まで慎重な言い回しに徹しており、歯切れが悪い印象であったが、巻末の森永卓郎氏の解説(文庫本のみ)を読んでその理由にも納得。本作品は筆者の博士論文をベースとしており、博士論文というものは卒業論文とは比較にならないほど厳密な論証が求められ、憶測は絶対に許されない、とのこと。 その意味において、森永氏の本作品から推測される大胆な仮説(たぶん真相)と、それが引き起こした可能性もある昨今の日本の置かれた米国隷属の現状に身震いに近い衝撃を受けます。。 #ショックドクトリン #1985年8月12日 #日航123便 #青山透子
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日航123便墜落の謎に挑む著作は事故の背後に潜む不自然さを指摘する。犠牲者や遺族の苦しみはただの「事故」では片付けられない現実を語る。隠蔽された事実、矛盾だらけの公式説明に人々は疑問の目、眼差しの有り様やいかんと訴える。この悲劇を風化させず真実を求め続けることは亡くなった方々への...
日航123便墜落の謎に挑む著作は事故の背後に潜む不自然さを指摘する。犠牲者や遺族の苦しみはただの「事故」では片付けられない現実を語る。隠蔽された事実、矛盾だらけの公式説明に人々は疑問の目、眼差しの有り様やいかんと訴える。この悲劇を風化させず真実を求め続けることは亡くなった方々へのせめてもの敬意である。隠し事を許さぬ社会が築けるかどうか。人々の持つべき眼差しが未来の安全を守る、あるいは社会の礎を形成する根本原理となる。 真実を知る人は語らなくてはならない。
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1985年の日航機墜落事故は、リアルタイムで報道ニュースを見聞きしていた世代です。『クライマーズ・ハイ』(フィクション)などは既読ですが、ノンフィクションは初めてで、初めて知る事実が多く、衝撃的な内容で辛くもありましたが、深く考えさせられました。 元日航客室乗務員である著者...
1985年の日航機墜落事故は、リアルタイムで報道ニュースを見聞きしていた世代です。『クライマーズ・ハイ』(フィクション)などは既読ですが、ノンフィクションは初めてで、初めて知る事実が多く、衝撃的な内容で辛くもありましたが、深く考えさせられました。 元日航客室乗務員である著者の青山透子さんは、その経験に裏打ちされた多くの事柄を背景に、多くの目撃証言を掬い上げ、犠牲となった乗客・乗務員の無念、遺族の想いに真摯に向き合っています。 多岐にわたる証言・資料により、事件性の疑念を記すも、決定的な証拠提供には至らず…。事故発生から数十年経過すれば、当然一般人が物的証拠を示すのも困難で、厳しく高い現実の壁が立ちはだかります。誹謗・中傷もあったようです。 それでも青山さんは、2010年来、事故調査委員 会の調査結果に疑問を抱き続け、自ら調査し多数の事故関連書籍を継続出版しているようです。凄まじい執念を感じます。前に進むことイコール真相を究明し続けることなんでしょう。 私たちの40年に亘る(原因とされた)「整備不良による圧力隔壁の損傷」という認識は何だったのでしょうか? 真相は闇に葬られたままになるのでしょうか? 全ては、当時から遺族を始め関係当事者が納得する説明が為されていれば…と思うばかりです。真の原因究明と安全・危機管理体制の構築、犠牲者の鎮魂を望むばかりです。 2024.3、森永卓郎氏の『書いてはいけない』が脚光を浴び、そこで触れられていた一つが、日本航空123便墜落事件とのこと。本書(2017刊行、2020文庫化)再注目のきっかけとなったようです。ぜひ多くの人に読んでほしいと思える一冊でした。
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この事故(事件)は強烈に覚えている。またその時にナゼに墜落現場さえ分からないかという事に、違和感を覚えながら報道番組を見ていたことを思い出す。 ただしその後は、ボーイング社の後部圧力隔壁の修理ミスが墜落の原因と言うことをなんの疑いもなく信じていた。 何気なく興味を惹かれて読んだ...
この事故(事件)は強烈に覚えている。またその時にナゼに墜落現場さえ分からないかという事に、違和感を覚えながら報道番組を見ていたことを思い出す。 ただしその後は、ボーイング社の後部圧力隔壁の修理ミスが墜落の原因と言うことをなんの疑いもなく信じていた。 何気なく興味を惹かれて読んだ本作でそれが、全くの絵空事で目撃証言や様々な事実を時系列で検証すると一つの疑いが生じてくるという事に衝撃を受けた。 衝撃度だけで言えば星は5つ。 本作ではその疑いが紛れもなく不都合な事実である事の検証がなされているが、それを真実であると考えるか、はたまた荒唐無稽な陰謀論と捉えるかは読者次第であろう。 個人的には正直分からないとしか言いようがない。作者の言う事はそれなりに説得力はあるが、肝心の誰がなんのために、当時こまごまと自衛隊やら群馬県警やら消防隊に指示(隠蔽のための)をして、さらにマスコミをも巻き込み事実を見えなくしたのか、その動機や手法が今一つピンとこない。 おそらく似た内容なのだろうが、同じ作者の他作品もあるので読んで判断したい。
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原因をどうしても変えたくて、あれがおかしい、こうである筈、と主観バリバリで読んでて不快、この人嫌い、でしかない。 あなたの主観なんて1mmも興味ないわ。 事実だけ淡々と綴れば良いものを。 これまでもつまらない本は何度もあったけど何とか斜め読みしながら最後までページをめくったけど、...
原因をどうしても変えたくて、あれがおかしい、こうである筈、と主観バリバリで読んでて不快、この人嫌い、でしかない。 あなたの主観なんて1mmも興味ないわ。 事実だけ淡々と綴れば良いものを。 これまでもつまらない本は何度もあったけど何とか斜め読みしながら最後までページをめくったけど、これは無理。半分で本を閉じた。
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1985年8月12日。 日本はお盆真っ只中、墜落した日航123便は満席だったそうだ。単独機として最大の死者数520人もの尊い命が失われた事故。 著者は、かつて日航客室乗務員として働いたことのある方で、同僚や先輩もこの事故で失くしている。 事故原因究明に全身全霊を注ぎ、生存者4名や...
1985年8月12日。 日本はお盆真っ只中、墜落した日航123便は満席だったそうだ。単独機として最大の死者数520人もの尊い命が失われた事故。 著者は、かつて日航客室乗務員として働いたことのある方で、同僚や先輩もこの事故で失くしている。 事故原因究明に全身全霊を注ぎ、生存者4名や犠牲者、遺族に寄り添う姿勢に心を打たれた。
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当時JALでスチュワーデスをされていた著者が、墜落で亡くなった同僚のため、真実に迫った本書。当事者からの目線は鋭く熱量が高い。 闇に葬っていはいけない事件であると、改めて認識した。この事件が明るみに出る日が来たら、日本は大きく変わるのかもしれない。
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