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日航123便 墜落の新事実 の商品レビュー

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24件のお客様レビュー

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2022/07/20

衝撃の展開に読むスピードもアップ。以前から読みたかったが文庫化されているのを知って購入しました。素晴らしい。

Posted byブクログ

2022/07/10

墜落の事実以上のことは何も知らなかった。最後まで面白く読めた。この本が主張する内容と対立する本もあれば読んでみたいなぁ。 墜落までの時間をどんなふうに乗客やスタッフが感じたのか。想像するのはとても簡単じゃない。怖かったやろうね。悔しかったやろうね。悲しかったやろうね。無念やった...

墜落の事実以上のことは何も知らなかった。最後まで面白く読めた。この本が主張する内容と対立する本もあれば読んでみたいなぁ。 墜落までの時間をどんなふうに乗客やスタッフが感じたのか。想像するのはとても簡単じゃない。怖かったやろうね。悔しかったやろうね。悲しかったやろうね。無念やったやろうね。

Posted byブクログ

2022/04/25

どこかのノンフガイドから。幼少時にこのニュースに触れ、飛行機に対する恐怖感が物凄く高まった記憶がある。同事故で有名人が亡くなったってことが、周りの大人の中ではとにかくセンセーショナルに語り交わされていて、それ以外の側面から本事件を見たことはなかった。本作中でも繰り返されるように、...

どこかのノンフガイドから。幼少時にこのニュースに触れ、飛行機に対する恐怖感が物凄く高まった記憶がある。同事故で有名人が亡くなったってことが、周りの大人の中ではとにかくセンセーショナルに語り交わされていて、それ以外の側面から本事件を見たことはなかった。本作中でも繰り返されるように、これは戦時でなく平時の出来事。今が戦時だけに麻痺しそうになるけど、民間機を誤って、みたいなニュース、たまに聞くことがある。今に比べると情報網が圧倒的に拙かった当時、軍の介入、謎の空白時間など、間接的に政治力の介在を思わせるあれこれが、本事件もその一つという解に導く合理的な道筋に思えてくる。真相究明は成るのか。

Posted byブクログ

2022/02/16

まずは犠牲者の方々のご冥福をお祈りします。 当時の記憶は断片的ながらとても強く残っている。毎年のニュースや、山崎豊子さんの「沈まぬ太陽」での衝撃が、その記憶を色濃くさせた。 事故ではなく「未解決事件」として、膨大な情報から導いた仮説を検証している。そこについて理解はできた。言...

まずは犠牲者の方々のご冥福をお祈りします。 当時の記憶は断片的ながらとても強く残っている。毎年のニュースや、山崎豊子さんの「沈まぬ太陽」での衝撃が、その記憶を色濃くさせた。 事故ではなく「未解決事件」として、膨大な情報から導いた仮説を検証している。そこについて理解はできた。言及はしない。 職務を全うした乗務員の同僚であり友人である著者の、「人を思い行動し続ける生き方」は強く突き刺さりました。

Posted byブクログ

2022/02/11

本書は1985年8月、520人の死者を出した日航123便墜落事故に疑問を抱く著者が、数々の目撃者や関係者の証言をもとに真相に迫っていくというノンフィクション。 事実を積み重ねて真相解明を試みるという手法はノンフィクションの定石であり、読み応えがあり、面白く読めました。 本書が指...

本書は1985年8月、520人の死者を出した日航123便墜落事故に疑問を抱く著者が、数々の目撃者や関係者の証言をもとに真相に迫っていくというノンフィクション。 事実を積み重ねて真相解明を試みるという手法はノンフィクションの定石であり、読み応えがあり、面白く読めました。 本書が指摘する問題点は 
ー公式記録にはないファントム二機の追尾が目撃されている。
ー日航機に付着した赤い形状のものが目撃されたが、それは何か。
ー地元群馬県上野村の小中学校の文集に寄せられた子どもたちの目撃証言。
ー米軍機が墜落地点を連絡したにもかかわらず、なぜ現場の特定が遅れたのか。
ージェット燃料の火災ではありえない遺体の完全炭化から考えられるある種の武器使用の疑い。
ー圧力隔壁修理ミス原因説への疑問。 著者は、事故について日米政府による何らかの証拠隠滅があったのではないかと考え、この事故が「事件」であった可能性を推理します。 決定的証拠はなく、全ての情報公開を訴えて本書は終わります。仕方のないことではありますが、やはりモヤモヤは残ります。 著者の青山透子さんは元客室乗務員。国内線乗務の時、日本航空123便墜落事故の客室乗務員と同じグループに所属。日本航空123便事故調査委員会の調査に疑問を持ちつつ退社。東京大学大学院で博士号取得した後、日航123便墜落に関連した資料、公文書をもとに長年に渡って調査を進めています。 本書は2017年の出版ですが、青山さんはその後も『日航123便墜落 疑惑のはじまり――天空の星たちへ』『日航123便墜落 遺物は真相を語る』『日航123便 墜落の波紋――そして法廷へ』『日航123便墜落――圧力隔壁説をくつがえす』(いずれも河出書房新社)と立て続けに著書を発表。 オミクロン株蔓延の発端かもしれない在日米軍の行動とそれを強く問題視しない日本政府の対応もそうですが、本書に書いてあるような疑惑を読むと日米関係の現状と行方に不安を抱いてしまいます。真相解明を日本人として強く望みます。

Posted byブクログ

2021/08/29

1985年8月12日、日航ジャンボ機墜落事故。 この事故はいまだに解明がされているとは言えず、数々の疑惑、不審な謎が多すぎます。 目撃された二機の戦闘機、胴体下部に見えた物体、墜落現場特定の遅れ、事故原因の意図的な漏洩など。 もと日航スチュワーデスの著者が調査し、解明をこころみ、...

1985年8月12日、日航ジャンボ機墜落事故。 この事故はいまだに解明がされているとは言えず、数々の疑惑、不審な謎が多すぎます。 目撃された二機の戦闘機、胴体下部に見えた物体、墜落現場特定の遅れ、事故原因の意図的な漏洩など。 もと日航スチュワーデスの著者が調査し、解明をこころみ、事件性を示唆していきます。

Posted byブクログ

2021/06/16

本書は、1985年8月12日に、東京発大阪行きの日航ジャンボ機123便が群馬県の御巣鷹の尾根に墜落し、乗員乗客524人のうち520人が亡くなった、単独機では世界最多の死者を出した事故・事件の真相を問うものである。 著者の青山透子氏は、元日本航空国際線客室乗務員で、国内線時代に当該...

本書は、1985年8月12日に、東京発大阪行きの日航ジャンボ機123便が群馬県の御巣鷹の尾根に墜落し、乗員乗客524人のうち520人が亡くなった、単独機では世界最多の死者を出した事故・事件の真相を問うものである。 著者の青山透子氏は、元日本航空国際線客室乗務員で、国内線時代に当該機のクルーと同じグループで乗務。その後、官公庁、各種企業等の接遇教育に携わり、専門学校、大学講師として活動。東京大学大学院博士課程修了、博士号取得。 私は、この事故・事件については、しばらく前に、群馬県警高崎署の刑事官として身元確認班長と務めた飯塚訓氏が、現場で見た127日間を記録した『墜落遺体~御巣鷹山の日航機123便』を読んだが、その真相を問う本・文書に接したのは、不覚にも今般が初めてである。 事故・事件当時私は学生だったが、日本国内の陸上の極めて限定的な地域に墜落し、赤々と炎上している機体が、一晩中発見できないなどということが、本当にあるのだろうか?という疑問を、漠然と抱いたことを思い出す。 そして、本書を読んで、公式発表に対してこのような様々な疑問があることを知り、驚くと同時に、9.11米国同時多発テロや、古くはケネディ米国大統領暗殺をも思い出した。 著者の推測(端的に言えば、自衛隊が誤射したミサイルが当該機に当たったことが墜落の原因)には妥当と思われる部分も多々あるが、一方で、①隠蔽する動機が弱すぎるのではないか?(9.11やケネディ暗殺の疑惑は、真偽は別として、事件に対する国家の積極的な意図・関与が指摘されているが、本件の原因はあくまでもミスであり、明るみに出たときの衝撃・リスクを考えれば、隠蔽しようなどとは考えないのではないか)、②生存者がいる可能性のある現場を、火炎放射器で焼き尽くすなどという行為が、倫理的にできるだろうか?、③生存者4人は②の行為を目撃しているのか?、などの疑問が浮かぶのも事実である 本書を読むだけでは、その真相は即断しようもないが、一つだけ確かなことは、30余年を経た今も、これだけ多くの人々が疑問を感じている以上、公式な再調査が行われるべきということである。それが、亡くなった方、遺族の方、また、上記『墜落遺体』で語られているような、事故に献身的に対応した人びとに対する、最低限の誠意というものであろう。遠からぬ将来、誰もが納得する形で真相が明らかになることを願いたい。 (2021年6月了)

Posted byブクログ

2021/05/15

私は図書館で当日の新聞を読みながら涙した記憶があります。受験を迎える年で、下敷きの当日書かれていた震える手で書いた遺言をしばらく挟んでいた。この図書は、当時に涙した記憶を思い起こしただけでなく、今なお閉ざされた闇があることをしましている。最後の森永氏の解説は、納得できる。今のオリ...

私は図書館で当日の新聞を読みながら涙した記憶があります。受験を迎える年で、下敷きの当日書かれていた震える手で書いた遺言をしばらく挟んでいた。この図書は、当時に涙した記憶を思い起こしただけでなく、今なお閉ざされた闇があることをしましている。最後の森永氏の解説は、納得できる。今のオリンピックの問題も同じであるが、不正直なものたちに導かれた負の資産を我々が背負わされることを解説しているように思える。きっと墓場まで真実は持ち込まれてしますのであろう。

Posted byブクログ

2021/04/13

防衛費が膨張し、政府が公言していた「GDPの1%以内に防衛費を抑える」という約束が破られたのではないかというのが、野党の主張だった。自衛隊に対する国民の理解が、いまとは全く異なり、自衛隊に対する批判が根強かったのだ。 そうした世論のなかで、国産ミサイル開発をしていた自衛隊が、ミス...

防衛費が膨張し、政府が公言していた「GDPの1%以内に防衛費を抑える」という約束が破られたのではないかというのが、野党の主張だった。自衛隊に対する国民の理解が、いまとは全く異なり、自衛隊に対する批判が根強かったのだ。 そうした世論のなかで、国産ミサイル開発をしていた自衛隊が、ミスとは言え、五二〇人もの命を奪った事故の原因を作ったとすれば、それは自衛隊への批判が強まるどころか、国の存亡にかかわる事件になってしまう。そこで、中曽根政権は、ボーイング社に泥をかぶってもらうことにしたのではないだろうか。

Posted byブクログ

2020/11/02

のっけからセンチメンタル過剰な書き振りで、スチュワーデスの視点からの記述は当事者の迫真で引き込まれたが、それ以降の証言の検証や事故原因の究明にあたる箇所まで同じ調子で来られると、おっと、これは用心して読まなけりゃいかん。となる。

Posted byブクログ