さよなら世界の終わり の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
佐野さんの作品は前3作とも読んでいて、今回4作目をみつけて即買いしました。 あとがきの通り、前3作とよく似ているニュアンスが度々ありました。そのニュアンスが佐野さんらしさを感じてたまらなかったです 人生の息苦しさ。 私も日常で度々感じる事がありますが、この主人公や重要人物2人と違い、普通の人生を歩んできたと思います。ですが時々感じるしんどさ。辛さ。時々考える地獄や天国の妄想。そして考えもしなかった世界の終わり。仮死の世界。 よんでいてとても面白かったです。綺麗な青春ではなく汚い青春を取り上げているのにとても素敵な小説でした。
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18の僕には刺激的な作品でした。生々しい作品です。読みやすいけど読み進めるのが怖くなるような作品でございました。精神が安定している時から精神がぶっ壊れた時にお読みください。
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フィクションの世界とは言え、どこか現実世界と切り離せない部分があり、最後まで見離せないストーリーに感動した。 生きるのが辛くても、友達の存在が何かのきっかけとなり生きる希望を与えてくれる。そう言ったメッセージが込められているようにも感じた。 佐野徹夜さんの小説は、青春小説の中でも...
フィクションの世界とは言え、どこか現実世界と切り離せない部分があり、最後まで見離せないストーリーに感動した。 生きるのが辛くても、友達の存在が何かのきっかけとなり生きる希望を与えてくれる。そう言ったメッセージが込められているようにも感じた。 佐野徹夜さんの小説は、青春小説の中でもリアル感が群を抜いているので、共感できる部分があると思う。是非多くの人に読んでほしい。
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生きるということは本質的に自傷行為のようなものなのかもしれない。人間は生きているだけで傷つき損なわれていく、そして死に着実に近づいていく。それは自傷行為と何が違うのだろう?人は生きるという行為を通して自分を少しずつ傷つけ損ない、死に近づけていく。 佐野徹夜さんの作品の「君は...
生きるということは本質的に自傷行為のようなものなのかもしれない。人間は生きているだけで傷つき損なわれていく、そして死に着実に近づいていく。それは自傷行為と何が違うのだろう?人は生きるという行為を通して自分を少しずつ傷つけ損ない、死に近づけていく。 佐野徹夜さんの作品の「君は月夜に光輝く」を読んだことがあったので、内容の違いにとても驚きました。 暴力的なシーンがとても多いので、怖いなと感じることもありましたが、さすがは佐野さん、とても読みやすく一日で読み切りました。 内容が少し重めだけれど、現代の目を背けたくなるけれど背けてはいけない問題の数々を取り上げている作品だと思います。私は今まで生きづらさを抱えて生きてきたため、作中の3人の世界に対するネガティブな感情に時々共感できました。衝撃が多めのちょっと重めな作品だったけど、読んで良かったと思います。
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「さよなら世界の終わり」という名前と、表紙の綺麗さに購入しました。途中から世界観がうまく掴めませんでした。それでも、友人を思う気持ちや、取り巻く色々な状況に共感する部分もありました。日常場面をとても綺麗な描写で表現されている部分がありました。
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少し、え、、、っていう部分があった。 不思議なストーリーで、人には勧められないかなって 思ってしまった。
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特殊能力をもった高校生らの3人が世界に対する絶望、生きたくない、終わらせたい、といった感情に対峙しながら行き着くところまでいく、というストーリー。 主人公は死にかけると未来が見える。 天ヶ瀬は死にかけると洗脳できるようになる。 青木は死にかけると幽霊が見える。 現実と想像が交互に入り乱れてくるのでだんだん時空が歪む感覚になった。 他人も自分自身も傷つける行為が多用されていて不快に感じる人もいるかも。 以下は印象に残った部分の引用。 世界が終わると思って、改めて日常の景色を見回すと、複雑な気持ちになった。あるときは、視界がキラキラして見えた。例えば台所のシンクに跳ねた水滴が日の光に反射しているのすら神秘的に見えた。でもそれは別の瞬間には、終わって当然の醜い影に満ちた映像に見えた。 酷い出来事はいつまで経ってもなくならないし、こんな世界は終わって当然。そう思う日もあれば、こんなに素晴らしい世界が失われてしまうのか、と思うときもあった。そんな気持ちが波のように反復されては消えていった。
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死にかけると特殊能力が発動する設定上、自らを傷つける主人公達。残虐ないじめの標的にされている主人公。なかなかにヘビーな内容でした。
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設定は異世界もので現実ではありえないけど、主人公が考えていることは現代の子供と同じだなと思い、共感した。
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死にかけると未来が見える。 見えた先にあるのは、目を覆いたくなるような世界。 死にたいと思っていた主人公達が立ち上がり、未来を変えようと行動する。 テーマは面白いと思ったけど、現在と未来を行き来するややこしい展開についていけず、頭の中に話しが入ってこない。 自分には合わなかった...
死にかけると未来が見える。 見えた先にあるのは、目を覆いたくなるような世界。 死にたいと思っていた主人公達が立ち上がり、未来を変えようと行動する。 テーマは面白いと思ったけど、現在と未来を行き来するややこしい展開についていけず、頭の中に話しが入ってこない。 自分には合わなかった。
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