持続可能な魂の利用 の商品レビュー
所々読んでて辛い箇所もあった。直接的な暴力表現じゃなくて、女性として生きていて心当たりのある記述が多すぎたから。ファンタジーだから特別な解決策を提示してくれるわけじゃないんだけど、締め方はとてもスカッとした。「おじさん」は概念。気づかずに「おじさん」を心の中で飼わないよう気をつけ...
所々読んでて辛い箇所もあった。直接的な暴力表現じゃなくて、女性として生きていて心当たりのある記述が多すぎたから。ファンタジーだから特別な解決策を提示してくれるわけじゃないんだけど、締め方はとてもスカッとした。「おじさん」は概念。気づかずに「おじさん」を心の中で飼わないよう気をつけないと。
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書かれていることは理解できるし、作者がどれだけ悔しい思いややりきれない思いをしてきたかもわかるけど、直球すぎではないかと…。松田さん抹殺されないか?と思いました。
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「日本の会社や社会のシステムに問題があるからって、その中で働いたり暮らしたりしている日本の女性のことまで否定されたら腹が立つでしょ」 「日本って特に、悪い意味で、女性のことしか見ない国だよね。家父長制が徹底してるっていうかさ。女性にそうさせている男性の存在は無視して、女性だけを...
「日本の会社や社会のシステムに問題があるからって、その中で働いたり暮らしたりしている日本の女性のことまで否定されたら腹が立つでしょ」 「日本って特に、悪い意味で、女性のことしか見ない国だよね。家父長制が徹底してるっていうかさ。女性にそうさせている男性の存在は無視して、女性だけを問題にして、非難することが当たり前になってる。そのシステム自体は絶対に問題視しない。これじゃ男性はまるで透明人間」
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タイトルが秀逸。毎日がレジスタンスというフレーズも鋭い。ストーリーは、ほぼない。村上春樹以外の小説を読んだことがほぼないのだが、小説にはいろんな書き方があるのねと思う。魂は生きることですり減るし、そのうち充電も出来なくなる。この感覚は(この作品の主題とは種類が違うけど)とても共感...
タイトルが秀逸。毎日がレジスタンスというフレーズも鋭い。ストーリーは、ほぼない。村上春樹以外の小説を読んだことがほぼないのだが、小説にはいろんな書き方があるのねと思う。魂は生きることですり減るし、そのうち充電も出来なくなる。この感覚は(この作品の主題とは種類が違うけど)とても共感できる。と、同時に自分もおじさんであることを強く感じる。
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社会で若い頃から"おじさん"と対峙してきた私からしたら、これはとってもファンタジーだ。今の世の中を限定的にディスっていて面白い。なかなか辛辣。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
なんか好き おじさんから少女が見えなくなったらどんな感じになるのか普通に気になるし、元日本のアイドルグループだった子のアイドル時代の話とかピンクのスタンガンの下りとか、自分が日頃から感じてた『今、魂消費されてるな辛い』っていう心情が語源化されててこういう思いしてる人やっぱりいるんだって思った。 あと、欅坂がモデルになってるって知らなくて読んでたらえ、これ平手のことじゃない?って沸いた デモの中佇む平手とファンの図綺麗だよね
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文章の書き方が苦手です。言いたいことはわかるけど、それを文章に出さずに表すことはできないのか、、、文章が固定概念/独りよがりなものが多く、見てて辛すぎます。なぜこんなに評価されているのかわかりません。取り上げてるトピックがいいから? 一応読み終えようと思います。 読み終えて...
文章の書き方が苦手です。言いたいことはわかるけど、それを文章に出さずに表すことはできないのか、、、文章が固定概念/独りよがりなものが多く、見てて辛すぎます。なぜこんなに評価されているのかわかりません。取り上げてるトピックがいいから? 一応読み終えようと思います。 読み終えても、最後こそ意味が分かりませんでした… ストーリーとして成り立ってるのか?!
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めっちゃ現実のこと書くじゃんと思ってビックリした。 苦情来ないのかな。色々なおじさんから。 戦う女達の話なのにこんなにモヤモヤする話も珍しい。 モヤモヤっていうのは、出てくる女性たちに賛同できないということではなくて、 そもそもフィクションだし、 でも読んでる間ずっと、そうしか...
めっちゃ現実のこと書くじゃんと思ってビックリした。 苦情来ないのかな。色々なおじさんから。 戦う女達の話なのにこんなにモヤモヤする話も珍しい。 モヤモヤっていうのは、出てくる女性たちに賛同できないということではなくて、 そもそもフィクションだし、 でも読んでる間ずっと、そうしかないのか?そうするのが正しいのか?とか考えちゃった。 フェミニズムっぽい視点の小説を最近よく読むけど、 フィクションかつ女性である私自身のノンフィクションなので読み方が難しい。 最初と最後がSF チックな完全なフィクションで、それが違和感といえば違和感だったんだけど、逆にそうじゃなかったらとても身近なノンフィクションになってしまって、しんどくて読めなかったかもしれない。
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なんかもう、共感の嵐。 というか、読んで初めて与えてもらった視点もいっぱいだったけど、ほぼ全部「たしかに」ってうなづいてしまう感覚だった。 読んでいて終始、「わかりみが深い」状態だった。 わかりみが深いってなんだか軽やかな言葉だけど、ほんとに、深く、わかりみ、だった。 今まさ...
なんかもう、共感の嵐。 というか、読んで初めて与えてもらった視点もいっぱいだったけど、ほぼ全部「たしかに」ってうなづいてしまう感覚だった。 読んでいて終始、「わかりみが深い」状態だった。 わかりみが深いってなんだか軽やかな言葉だけど、ほんとに、深く、わかりみ、だった。 今まさに、森会長の発言でまた社会と女性の話題がのぼっているから現実のニュースとリンクしてもうた。 私自身は、もうそういうもんだと思って今の社会の中でなんとかあらゆる害を被らずに生きていきたいと模索していたけれど、そうかそうか、あらゆる害の一部はおじさんたちによるものとして分類できるのか、なるほどたしかに納得。 こうやって、社会の構図を明文化してもらえて初めて、自分の中で形にならないまま抱き続けてた違和感や不満をはっきり認識できるからありがたい。 世の中のおじさんたちがこの本読んだらなにを思うんだろう。
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"このストレスを、この抑圧を感じていない状況が敬子にはもう想像できない。この社会の中で生きすぎたから。 でもそうじゃない状態、もっと社会が整備された環境で暮らしている違う国の女性たちもいる。それもうまく想像できない。実感がないから。 いい世界を、少しも自分と結びつけて考...
"このストレスを、この抑圧を感じていない状況が敬子にはもう想像できない。この社会の中で生きすぎたから。 でもそうじゃない状態、もっと社会が整備された環境で暮らしている違う国の女性たちもいる。それもうまく想像できない。実感がないから。 いい世界を、少しも自分と結びつけて考えることができない。日本の女性はずっとそういう状態なんじゃないか。"(p.112)
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