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持続可能な魂の利用 の商品レビュー

3.5

117件のお客様レビュー

  1. 5つ

    19

  2. 4つ

    35

  3. 3つ

    30

  4. 2つ

    8

  5. 1つ

    7

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2021/09/13

私は『おじさん』をずっと憎んでいるし この小説同様『おじさん』への偏見が強い自覚もあり 女性が男性にぶちぎれているとすごく晴々とするから、 テーマとしてはすごく楽しめる、共感できるはずだったのに。 ひとつひとつのエピソードが細切れのように感じてしまって物語性がなかったところ 『お...

私は『おじさん』をずっと憎んでいるし この小説同様『おじさん』への偏見が強い自覚もあり 女性が男性にぶちぎれているとすごく晴々とするから、 テーマとしてはすごく楽しめる、共感できるはずだったのに。 ひとつひとつのエピソードが細切れのように感じてしまって物語性がなかったところ 『おじさん』を憎むにあたりわたしが苦手なアイドルという切り口で展開するところが すごく読みづらくて楽しめなかった。

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2021/09/05

極端すぎるし、とてもストレートだけど、的を得ている部分もある。 ピルの処方や曜日シールを貼る場面、検診の場面は、女性だから書ける目のつけどころだなあ。

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2022/04/06

昔に少女だった私は、無意識に受け入れていた自分の中のオジサン部分をまざまざと見せつけられた気がした。

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2021/08/19

男のための女への怒りを感じられた。強く生きる女性への魅力は確かに感じるし、見た目や性別、偏見を無くした中で生きていくことに思いを馳せることはする。 男性からの目がここまでなのかと愕然とした。自分がそういう目にあっていないこともあると思うけれど、男性への目の向け方が変わる、ちょっと...

男のための女への怒りを感じられた。強く生きる女性への魅力は確かに感じるし、見た目や性別、偏見を無くした中で生きていくことに思いを馳せることはする。 男性からの目がここまでなのかと愕然とした。自分がそういう目にあっていないこともあると思うけれど、男性への目の向け方が変わる、ちょっと怖くなってしまった。 力でどうにもならない中で生きていくには、動物じゃないけど、隠れるのが上手だったり、好かれるよう飾ったり、それはもうその人が生きていくすべであって、一つの特権とも言えるのかなと思う。例え、男性のために可愛くしていたとしても、それで可愛いと言われることは嬉しいものだし、そこに縋っていたっていいとは思う。そこにしか自分を生かせられないこともあると思う。 持続可能な魂の利用とは、自分のために生きることで持続的になれるということだろうか。どのように魂をを使っていくかということ。

Posted byブクログ

2021/08/14

冒頭かなり面白くて引き込まれたのだけれど、女性として生きる上での怒りがどんどんなだれこんできて、つられて怒ったり、けれどどうにもできないんだよねと無気力な気持ちになったり、振り回されてやや疲れた。なぜか悔しい気持ちがわいてくる。 短いエピソードや、はっとするような言葉はSNSの名...

冒頭かなり面白くて引き込まれたのだけれど、女性として生きる上での怒りがどんどんなだれこんできて、つられて怒ったり、けれどどうにもできないんだよねと無気力な気持ちになったり、振り回されてやや疲れた。なぜか悔しい気持ちがわいてくる。 短いエピソードや、はっとするような言葉はSNSの名言集を読んでいるよう。物語があまり感じられない。けれどときどき出てくるSF的要素がわたしはとても好きで、読み終えたあとも描かれた不思議で異質な世界のことを続けて妄想した。女性にとっての現実ばかりが羅列されている。男性に読んでほしいけれど男性には憤慨するひとがいるかもしれない。性で別ける性別というものは疲れる。日常での性別を廃止してほしい。病院の初診で問診票に書くときくらいしか性別を表さなくてなくていいようになってほしい。つかれた。

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2021/08/14

松田青子、およびのの日本の絶望感が伝わってきた。怒りでストーリーとしては弱かったけど、その怒りは半端ない強さだった

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2022/07/30

「敬子が感じる危険を感じない相手に、敬子を守ることがはたして可能なのだろうか。」 この本すごい。超おもしろい。 ピンクのスタンガンっていくらするんだ、と思って調べたら7000〜1万3000円くらいでした。 なぜ女性が負の感情を出すと、感情的だのヒステリーだの言われるの? 昔...

「敬子が感じる危険を感じない相手に、敬子を守ることがはたして可能なのだろうか。」 この本すごい。超おもしろい。 ピンクのスタンガンっていくらするんだ、と思って調べたら7000〜1万3000円くらいでした。 なぜ女性が負の感情を出すと、感情的だのヒステリーだの言われるの? 昔っから積もり積もったモヤモヤを、 社会に出てから肌にピシピシ感じる違和感を この本が全て言語化してくれた。 そう、それ。私の感じてた違和感はこれ。 この本を読んでいる間だけは、その違和感だらけの世の中から解放された気がした。 色んなしがらみから解放された世界が、この本を読んでいる間は確かにあった。 読み終わったら、またモクモク黒く煙たい空気が広がる現実に戻ってしまう…この感覚。不思議な感覚。 年齢上のおじさんではなく、性質としての「おじさん」 この感覚わかる。すっごい分かる。 一目で分かることもあるし、話し方ではもっと分かりやすいし、「おじさん」であることを隠したがってるし、なぜか自分に自信を持っている。気持ち悪い。 毎日がレジスタンス 恐らく欅坂であろうアイドルのライブシーン、 「グループのいびつさを、いびつなままに愛していた」って、実際に彼女たちと同じ時代を生きて あの感覚を共有したからこそ納得できる。 女子中高生の制服がスカートで無ければいけない理由って何?ちゃんと考えると、そこに理由なんて無いはず。きちんとした服装で、毎日健やかに生活できて、穏やかに勉学に励めることが目的。そう考えると、ズボンでいいやん。 私の母校の中高生一貫の女子校は、 数年前から制服にズボンが加わった。 すごく真っ当なことだと思った。 先生と生徒の色恋話が尽きない学校だったけどね… 「おじさん」は子どもを産めない。産む能力がない。 女性は婚姻の際に自分の名字を失う。 でも、それまで保有していた名字も厳密に言えば女性のものではない。 女性には、女性だけの名字はない。 私たちは武器を求めている。 自分の生まれ育った名字も、ピンクのスタンガンと同じように自分の武器である。 だから、夫婦別姓を求めて何が悪いのか。 今日も「夫婦別姓では家族が崩壊する」なんてテレビで話してたけど、そんなことない。 別姓が一般的になれば、ただそういう社会が来るだけ。 現代の女子高生の間では、その武器が安全ピンである。(痴漢の手を刺すため) どうか、世の中の男性方には 女性は常にあらゆるものから保身をしていることを知って欲しい。 制服は、相手をナメていい、触っていい、という目印。ほんまそれ。 私が高校の頃、同級生が下校中に通りがかりの男性から何か液体をかけられ、制服が溶ける…という事件があった。 翌日、ただ学校内での注意喚起で終わった。新聞記事にもならなかった。 私は新社会人になった時、ひと回りも違う上司の男性から酷いセクハラとパワハラを受けた。でも彼が機嫌が良いのであれば、それも我慢しなければいけないと思った。 私の身の回りですら起きているから、 世の中ではこのような事件が多々起こっていることを知って欲しい。 殺しのバイエル習いたい、 我らがヒーロー・セーラームーンのアニメのとある曲の歌詞を、秋元康が書いてるって知った時の絶望感ったらなかった。ここにもいるのかと。 【勝手にキャスティング】 敬子:戸田恵梨香 or 比嘉愛未 xx:平手友梨奈 香川歩:今泉唯

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2021/08/11

途中で何度も読むのを辞めたくなりました。 「おじさん」が読んだら発狂しそうな内容だなぁ〜と考えつつも、女である自分自身も所々「ん?」と感じてしまう部分がありました。 高評価をしているのは少なからず女性ばっかりなんだろうな〜 簡潔にこの本をまとめると偏りが凄い、この一言に尽きるかな...

途中で何度も読むのを辞めたくなりました。 「おじさん」が読んだら発狂しそうな内容だなぁ〜と考えつつも、女である自分自身も所々「ん?」と感じてしまう部分がありました。 高評価をしているのは少なからず女性ばっかりなんだろうな〜 簡潔にこの本をまとめると偏りが凄い、この一言に尽きるかなと。 男性に向けた皮肉なメッセージが至る所に込められており、おじさんは押し付けがましいみたいな事も結構書かれているなと思ったのですが、作者も作者で押し付けがましい事してないですか? 結局こういう問題って難しいですよね。 深く考えようとすると生物学とかも関わってくるんじゃないかな〜。 でも難しいからって逃げちゃダメですよね。 最近の風潮的にこういう話題が過敏に取り扱われている時があり、そういう話題をしんどいと感じてしまうわたしには、まだ読むのが少し早かったかな〜と読み始めてから思いました。 歩と、敬子を退職に追いやったクソ男の言い合いの部分はちょっとスッキリしました。

Posted byブクログ

2021/08/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

世の中のおじさんに対する宣戦布告物語。 SF的要素もあり、高評価なので読んでみましたが 全く理解できず。 就職に失敗した派遣社員がキレてるだけ。 文句言う前に真っ当に生きろ、と言いたい。 これじゃ無差別通り魔事件の犯人が 「俺が悪いんじゃない、社会が悪いんだ」と 言ってるのと同じレベルで、読むに耐えない。 稚拙な文章は半分くらい必要ないと感じる。 読んだ僕はおじさんです。

Posted byブクログ

2021/08/06

私もあなたも、女も男も、性による不満を感じた瞬間に心の中に革命家が産まれている 私は現代のウテナになりたい そんな私を慰め、勇気付けてくれた大切な作品です。毎日はレジスタンス。

Posted byブクログ