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持続可能な魂の利用 の商品レビュー

3.5

117件のお客様レビュー

  1. 5つ

    19

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2020/07/08

スタッキング可能で度肝抜かれたけど、今回もまたまぁ、ぶっ飛んでた。すごいな、松田さんこれどんな顔して書いたんだろ。。怒りをすごい感じた。おじさんの世界から少女が消えるところからはじまり、アイドルにどっぷりハマっていく女性と、元アイドルして在籍していた女性たちの一つの仮説? 久しぶ...

スタッキング可能で度肝抜かれたけど、今回もまたまぁ、ぶっ飛んでた。すごいな、松田さんこれどんな顔して書いたんだろ。。怒りをすごい感じた。おじさんの世界から少女が消えるところからはじまり、アイドルにどっぷりハマっていく女性と、元アイドルして在籍していた女性たちの一つの仮説? 久しぶりにしびれる作品に出会えて嬉しい。

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2020/07/07

もっともっと評価されて欲しい、たくさんの人の目に触れられて欲しい、この本がベストセラーになる世の中であって欲しい。不快に思う人も多いだろうけれど、それこそがこの本の存在理由。

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2020/06/25

アイドル論を盛り込んだnmmnであり、究極のシスターフッド。挑戦的で挑発的で魅力的すぎる「☓☓とはなんだったのか」仮説、最高でした。

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2020/06/24

「おじさん」は、すべての中高年をさすわけではない。 「おじさん」は若い男性の中にも時々女性の中にもいる。 「おじさん」に関する説明を読まずとも、どの人たちのことかすぐに気がつけるほど、「おじさん」は当たり前に世の中にいる。 海外で住む日本女性たちは口を揃えて「日本の「おじさん」...

「おじさん」は、すべての中高年をさすわけではない。 「おじさん」は若い男性の中にも時々女性の中にもいる。 「おじさん」に関する説明を読まずとも、どの人たちのことかすぐに気がつけるほど、「おじさん」は当たり前に世の中にいる。 海外で住む日本女性たちは口を揃えて「日本の「おじさん」が嫌い。」「「おじさん」は日本にしかいない。」という。 その意味がこの本を読んで理解できる。 冒頭の、おじさんから女子高生が見えなくなった、というのと、最後の終わり方が私の中でうまくつながらなかったけど、とにかく、日本の女性の未来が明るいものになって欲しいと思った。

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2020/06/12

冒頭の「おじさん」から「少女」が見えなくなるという現象が、その後の展開とどう繋がっているのかが一読しただけでは不明だった。 フィクションではあるが、その舞台背景や登場人物の一部はほぼ現実世界に存在する人物や出来事に基づいており、物語が現実と陸続きの世界なのではという想像を掻き立て...

冒頭の「おじさん」から「少女」が見えなくなるという現象が、その後の展開とどう繋がっているのかが一読しただけでは不明だった。 フィクションではあるが、その舞台背景や登場人物の一部はほぼ現実世界に存在する人物や出来事に基づいており、物語が現実と陸続きの世界なのではという想像を掻き立てられる。

Posted byブクログ

2020/06/11

「おじさん」によって魂をすり減らされた人々が、声を上げる。 「おじさん」は年齢・性別で決まるわけではなく、誰かの魂を傷つけた瞬間から「おじさん」になってしまう。 帯に抜粋された“毎日がレジスタンス”の力強さが最高。 第二部~結末にかけて、現実には叶えられない手法が描かれていた所...

「おじさん」によって魂をすり減らされた人々が、声を上げる。 「おじさん」は年齢・性別で決まるわけではなく、誰かの魂を傷つけた瞬間から「おじさん」になってしまう。 帯に抜粋された“毎日がレジスタンス”の力強さが最高。 第二部~結末にかけて、現実には叶えられない手法が描かれていた所にフェミニズム文学の妙を見た。 第一部で積み上げられた“物語”が安易に解決しては、現実が置き去りになってしまう。 読み終えて、表紙とカバー下の写真から風を感じた。この風を現実でも感じたい。

Posted byブクログ

2020/05/22

ツイッターをよく見る。 昨今のツイッターでは、政治や社会問題についてのつぶやきが流れてきて、それぞれの問題に対立がある。その対立は保守/リベラル、右/左、性差、年齢などの軸を持つ。 それぞれが「自らが正しい、あちらは間違っている」と主張している。場合によっては白熱し、お互いに罵声...

ツイッターをよく見る。 昨今のツイッターでは、政治や社会問題についてのつぶやきが流れてきて、それぞれの問題に対立がある。その対立は保守/リベラル、右/左、性差、年齢などの軸を持つ。 それぞれが「自らが正しい、あちらは間違っている」と主張している。場合によっては白熱し、お互いに罵声を浴びせるような場面も見られる。 それをずっと見ているとなんだか疲れてしまうので、そういうときはスマホを手の届く範囲から離して本を開く。 さて、この本はそうやって逃れたはずの現実の延長線上にある。 というか、固有名詞を伏せただけで、ここ数年の日本国内のこと、ツイッター上で話題になることそのままだ。 男女の二項対立。 「おじさん」は中年男性のことを指し示す単語でなく、概念としてある。 少しずつ歳をとり、おじさんに近づいている身としては、『「おじさん」が絶対的な悪であり、女性は常に被害者で無垢である』と訴えているかのような物語にやるせない気持ちになった。 女性が「おじさん」の被害者であるならば、おじさんもおじさんに「おじさん」たることを強いる社会の被害者なのだと思うのだが。 「おじさん」がいなくなれば万事解決なんだろうか。 私は、この問題に対する答えが、この物語が提示したものでいいのだろうかと考えている。

Posted byブクログ