イマジネール の商品レビュー
サルトルの修士論文から発展させた書。フッサール、ハイデガーの影響を受けて自身の表現で説明を多くの例証を使って分かったように綴る特徴が面白い。存在と無につながるのを感じる事が出来る中規模論文。訳者の澤田さんはサルトルの研究者のためか、書籍の解説だけでなく、原本の記載のサルトルの記載...
サルトルの修士論文から発展させた書。フッサール、ハイデガーの影響を受けて自身の表現で説明を多くの例証を使って分かったように綴る特徴が面白い。存在と無につながるのを感じる事が出来る中規模論文。訳者の澤田さんはサルトルの研究者のためか、書籍の解説だけでなく、原本の記載のサルトルの記載ミス、思い違いまでミスまで指摘して翻訳している。サルトルよりも偉い人のように上からの目線の解説はこれはまた面白い。
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難しい。巻末の解説を読んだうえで再読が必要である。内容としては、企業・組織のイメージを論ずる際にも応用可能であろう。
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- ネタバレ
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サルトルの初期の著作で、「現象学的心理学」なる領域を開拓している。 有名な本らしいのだが、なかなかに手強く難解だった。『存在と無』を読んだ時にも感じたことだけれど、サルトルの論の進め方は緻密ではあっても何故か私にはついて行きにくいものがあり、強い説得力を発揮してはくれない。 しかし、よく考えられており、敬意をもって接するべき著作だと思う。 60年代の若者たちから絶大な支持を受けたサルトルの本は、80年代には批判・軽視された。私もその空気を吸って成長したので、どうもサルトルについて偏見を持ってきたように思う。 実際にサルトルの哲学的な著作に向き合ったのはずっとあとになってからで、これは軽視するにふさわしくない著作だったと痛感した。 本書はフッサールをよく研究した上で書かれているが、単なる影響下ではなく完全に独自の道を歩んでいる。その思想の道筋が、私にはどうも辿りにくいという難はあっても、随所で刺激されるような、ありがたい読書体験となった。
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