透明人間は密室に潜む の商品レビュー

阿津川辰海(著者)

2021/01/31

それぞれの個性があり色々な色があって面白いところもあるが、短編集の中に複雑な設定が多く、なかなか一度では掴みづらいところもあった。

2021/02/04

「透明人間は密室に潜む」★★★
「六人の熱狂する日本人」★★★
「盗聴された殺人」★★★
「第13号船室からの脱出」★★★★

2021/01/29

4つの短編が収められており、どれも個性的な作品になっています。
自分の好みは最初の2篇。特にタイトル作の「透明人間は密室に潜む」は今までの自分の透明人間に関するイメージを完全に払拭するものでした。
ストーリーのテンポも小気味良く、心地よく読み切ることができました。
次の「六人の熱狂する日本人」は先の作品とは打って変わり、思わず吹き出してしまうようなコミカルなシーンも。
残り二作は好みではありませんでしたが、どれも短すぎず長すぎずの手頃な読み応えでした。
このような短（中）編集が出たら、また読みたいなと思います(*^-^*)

2021/01/26

4つの短編の作品集です。

4つの作品共に接点はなく、趣も違っていて、謎もあっと驚く展開で楽しく読めました。

特に表題作の「透明人間は密室に潜む」は透明人間というSF要素はあるが素晴らしい倒叙物でした。

最後の船の作品はちょっと情報量が多くて疲れてしまった。

2021/01/20

全く異なる趣向の中編4作が入った盛り沢山な内容。どれも面白かったが、特にお気に入りは「透明人間は密室に潜む」と船の中の密室「第13号船室からの脱出」。
透明人間ならなんでもあり！？と思わせておいて実は透明人間だからこその様々な制約があり、その中で見つかるかも！？え？逃げれる？とにかくドキドキ感がすごかった。
船の密室からの脱出も謎解きの面白さも感じられ、最後の最後まで面白かった。
お腹いっぱい！！

2021/01/14

透明人間だったり、アイドルヲタクだったり、、バラエティに富んだ本格ミステリ。
ミステリーの短編集はいつも物足りない感じがしちゃうけど、この本はどんでん返しが各お話にきちんとあって、読み応えある。有り得ないぶっ飛んだ設定なのに、きちんと辻褄があって、こんなミステリーもあるんだって新鮮な感じがした。

2021/01/08

バラエティに富んでて、四編とも面白かった！
著者の「題材への愛」を充分に活かしてるのが伝わってくるような印象を受けた。そういう作品大好き。
「六人の熱狂する日本人」が個人的ベスト。これ舞台劇とかにしたら絶対面白そう。

2021/12/14

バラエティに富んだ4編の作品集。
トリックも設定も趣向が異なりそれぞれ面白い。気持ちよく騙されたり、クスッとしたり。次の展開が気になり終始ワクワク。4編ともすごく面白かった。
もっともっと読みたい。

2020/12/24

表題作含め4作の中編。表題作はまずまずであったが、他3作は余り面白く感じられず。シチュエーションは面白いんだけどね。

2020/12/24

ミステリーという大筋はしっかりしながら、題材がバラエティに富んだ短編(中編？)が4つ収録されていて、読んでいて飽きない。どれも短くても満足感のあるミステリーで、クセのある題材だから目新しさもある。作者と趣味嗜好が合うせいかアイドルの話と脱出ゲームの話は、わかるからこその楽しみも感じながら読ませていただいた。ミステリー読み慣れていない人にもおすすめしたい作品。