透明人間は密室に潜む の商品レビュー
4編中の2編目が、ん?と思わせてくれましたね。良かったという意味です。最近はミステリーでも連続殺人とか恐怖とかはイマイチ苦手なもので…読み終わって、へぇー、みたいなのが好きですね。
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著者曰く、中編集。どれも軽くて読みやすいが、もう一捻りほしい感じもする。中編だから仕方ないか。一番最後の客船の謎解きゲーム一番おもしろかった。
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透明人間、発想が面白く読みました。 これがきっかけで一冊一気読みしました。 一作、一作は短編から中編集迄あり スピード感あります。
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本格ミステリベスト・テン2021堂々1位。このミスは2位。週刊文春ミステリーベストテン2位。ミステリが読みたい!3位。年末のミステリランキング軒並みベスト3入り。 表題作を含む四編が収録された短編、というか中編集。連作でもなく登場人物は独立しており、物語に横のつながりはない。こ...
本格ミステリベスト・テン2021堂々1位。このミスは2位。週刊文春ミステリーベストテン2位。ミステリが読みたい!3位。年末のミステリランキング軒並みベスト3入り。 表題作を含む四編が収録された短編、というか中編集。連作でもなく登場人物は独立しており、物語に横のつながりはない。こういう短編集が上がってくるのは結構興味深い。 「透明人間は密室に潜む」特殊設定でかつ倒叙もの。謎として提示されるのは探偵が有能過ぎて何者なのか(これは最後まで読まなくてももう大体分かる)、と犯行動機。動機を明かすのにあんなにロジカルな手順踏むところが完全に本格という感じがした。探偵が畳み掛けるように流麗に解くので頭がついていかない難しさはある(登場人物も実際ついていけてない) 「六人の熱狂する日本人」使い尽くされたネタではあるが、作者はアイマス好きですかそうですか…。ロジカルなようでものすごく雑に展開するというか…だから熱狂なのか…そしてどうでもいいがオチはこの国が心配になるやつだ。 「盗聴された殺人」これは特殊設定だが極めてオーソドックスな本格。探偵と「耳がいい」助手。改稿前はもっと重かったようなのだが、これくらいのテイストだと読みやすい。そしてこの短編集の中では唯一続きが書けそう。 「第13号船室からの脱出」これは二重構造のミステリ。脱出ゲームの謎解きと自身が巻き込まれた閉じ込めからの脱出。それに絡む登場人物たちの駆け引きが描かれる。アイデアは大量に詰め込まれているが、あの…なんというかそのオチって割と手垢付いてますよね、という気持ちにはなった。名もない大学生の台詞が親切丁寧設計ではある。
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まあまあかな!サクッと読めてそれなりに面白いところはありましたが、何かちょっと物足りないような、現実離れなSF的ミステリーなのか、、、
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それぞれ違う設定が軸になったミステリ短編集。事件を起こした透明人間が部屋の中にいるはずだが?の表題作と耳の良すぎる探偵助手がその特技で殺人事件の真相に迫る「盗聴された殺人」は特殊設定からの謎解きの誘導がスムーズ。さらに効いてくる仕掛けも好み。裁判員裁判の場でアイドルヲタクがその知...
それぞれ違う設定が軸になったミステリ短編集。事件を起こした透明人間が部屋の中にいるはずだが?の表題作と耳の良すぎる探偵助手がその特技で殺人事件の真相に迫る「盗聴された殺人」は特殊設定からの謎解きの誘導がスムーズ。さらに効いてくる仕掛けも好み。裁判員裁判の場でアイドルヲタクがその知識前提で評議を引っ掻き回す「六人の熱狂する日本人」は「キサラギ」好きだけど悪ふざけ感がどうも合わず。最後の船上犯人当てゲーム中に起きた誘拐騒動「第13号船室からの脱出」は双方が上手くクロスオーバーしていき伏線を拾っていくのが丁寧で良かった。船上ゲーム設定が魅力的。参加したい。
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中編4作品収録。 バラエティに富んだ中編集でなかなか面白かった。 表題作は透明人間の殺人で、実際にはいろいろ厳しいと思うが透明人間ならではの制約や、特に動機が意表を突かれてよかった。 耳のよい探偵の話「盗聴された殺人」は、このコンビでシリーズしないかな。
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4編から成る短編集。 表題の「透明人間は密室に潜む」 透明人間なら犯行はたやすそうに感じられるが実は気をつけなければならないことがたくさんあるという着眼点がおもしろかった。
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4短編を収録した阿津川辰海さんによるミステリー(このミスランキング2020年2位の作品)。透明人間による密室犯罪、アイドルオタク達の法廷ミステリー、異常に耳がいい女子探偵の事件簿、クルーズ客船での脱出ゲームミステリーとバラエティに富む内容でどれも面白い。表紙からして超シリアス路線...
4短編を収録した阿津川辰海さんによるミステリー(このミスランキング2020年2位の作品)。透明人間による密室犯罪、アイドルオタク達の法廷ミステリー、異常に耳がいい女子探偵の事件簿、クルーズ客船での脱出ゲームミステリーとバラエティに富む内容でどれも面白い。表紙からして超シリアス路線かと思ったが、そうでもなく全体的にコミカルタッチに描かれる(そのギャップもよかった)。
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