水曜日が消えた の商品レビュー
多重人格のお話は、少し前に流行りました。何冊か海外の「実話」に基づいていると言われた作品は読みましたが、こんな切り口の物語は初めてです。サスペンスでラブストーリーの多重人格の主人公。こんな展開になるとは予想してませんでした。
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途中までは、いやむしろ中盤が一番ゾクゾクした。 最後にはもっと大きな展開があるのかもと想像されられたが、収まるところに収まったという感じ。 曜日ごとに人間が変わってしまうのはとても面白かった。
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一つの身体に宿った”七人の僕”。 曜日ごとに変わってしまう人格のうち、火曜日担当が僕だ。……だが、ある日目覚めるとそこは水曜日だった。 映画『水曜日が消えた』の小説版として書き下ろされた小説。主演は中村倫也さん。 一つの身体に7つの人格。人格は曜日ごとに切り替わり、色違いの付箋や報告書を使って情報をやり取りしています。 その中で火曜日は、毎週の通院を担当しなくてはいけないし、行ってみたい飲食店や、入ってみたい図書館は火曜定休だしで、火曜日は一週間で一番退屈な日だと感じている。そんな火曜日が、ある日目覚めるとそこは水曜日。 火曜日は、初めての水曜日で、初めての飲食店や図書館、そして初めての恋を体験していきます。ストーリー紹介にはサスペンス小説とありますが、ほんのりとした恋愛、ミステリも楽しめます。 ですが、どちらかと言えば成長譚ぽいのかなとも個人的には思いました。 あの時、この選択肢を選んでいたら自分はどうなっていたのか。小さい頃あると信じていたあの才能を伸ばしていたらどうなっていたのか。 人生は可能性と取捨選択の連続で、違う選択をした自分をこんなに間近で見られるのは、不便さや不公平さを無視すればとても贅沢なことかもしれません。 ラストはちょっと意外で、少し心配にはなりますが、それでも読後感は悪くなく納得できるものでした。 火曜日は自分はつまらない人間だと言っていたけれど、火曜日のコミュニケーション面におけるバランス感覚の良さというか、人を思いやる事が出来る部分というのは、 きっとほかの曜日とは別な特別な才能だと思います。 曜日ごとのキャラクターが全く違いますし、文で読むと実際の登場人物人数に反してごちゃごちゃして感じるので、映像で見た方が視覚的に分かりやすいかもしれないですね。
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映画で見たけど、結構面白かった。 水曜と火曜にばかり目が行ってたけど、他の曜日が消えていってることは分からんかったなぁ。 やっぱり、どこかで1人1人格が普通だと思ってたけど、やりたいことを曜日ごとに分けたり、大切にできる人が7パターンもあったりするのは意外と面白いなって思ったりも...
映画で見たけど、結構面白かった。 水曜と火曜にばかり目が行ってたけど、他の曜日が消えていってることは分からんかったなぁ。 やっぱり、どこかで1人1人格が普通だと思ってたけど、やりたいことを曜日ごとに分けたり、大切にできる人が7パターンもあったりするのは意外と面白いなって思ったりもした。 火曜日は、結局大切な人に気づけたからそれで良かったよね。映画のエンドロールの付箋も結構面白かった。お互いを大切にしないといけないと思い始めた各曜日になったことを表してるのかなぁと。 個人的には、月曜人格の中村倫也も良かった笑笑
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曜日ごとに人格が変わる僕。ある日『火曜日』が目覚めると水曜日だった。『水曜日』は何処へ行ってしまったのだろう。 設定が面白い。火曜日が主人公なので仕方ないが、他の曜日の人格をもっと見てみたかった。
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【己の裡に秘めた七つの人格、飼い慣らせない欲望と決意】 一つの身体に七つの人格を秘めた青年が曜日ごとに切り替わる人格と付き合い方を学んでいく物語。 人格を複数に宿すならば、本当の自分とは一体何処に存在するのだろう? 周期的に入れ替わる多重人格を患った青年。 別の人格は才能に秀...
【己の裡に秘めた七つの人格、飼い慣らせない欲望と決意】 一つの身体に七つの人格を秘めた青年が曜日ごとに切り替わる人格と付き合い方を学んでいく物語。 人格を複数に宿すならば、本当の自分とは一体何処に存在するのだろう? 周期的に入れ替わる多重人格を患った青年。 別の人格は才能に秀でているので、上手く飼い慣らす事が至極大変で。 いつもの曜日の己が違う行動をする。 自分の中での裏切者を特定する為に、日々の人格の行動を分析する。 己の裡に秘めた闇と対峙する時、欲望に抗って、複数の人格と上手く付き合い前向きに生きる決意をするのだ。
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毎日を連続して生きることができることと、 自分が自分のまま人生を過ごせることに幸せを感じた。 ただ、曜日ごとに人格が入れ替わるという設定と、そんな中で突如として水曜日が消えるというストーリーに興味をそそられて読んでみた。ストーリーは特別面白いわけでもなく、文章表現も美しくない。至...
毎日を連続して生きることができることと、 自分が自分のまま人生を過ごせることに幸せを感じた。 ただ、曜日ごとに人格が入れ替わるという設定と、そんな中で突如として水曜日が消えるというストーリーに興味をそそられて読んでみた。ストーリーは特別面白いわけでもなく、文章表現も美しくない。至って普通。 本を書き終えるために日本語を並べたような文章。
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曜日によって人格が切り替わってしまう(周期性人格障害と呼んでいる)男の物語。「火曜日」視点で話が進む。他の曜日に生きることはできなかったのだが、ある時「火曜日の僕」が水曜日にも目覚める。今まで火曜日の世界しか知らなかった「僕」が、定休日じゃない店や開いている図書館に行ったり、これまで出会わなかった人に出会っていく。 知らなかった世界を知れることはすごく感動するし嬉しいことだが、今までの7人が変わってしまったら、「僕」はどうなる?「水曜日の僕」は消えてしまった?? 続きが気になって一気に読んでしまった。 多重人格の話はあっても、曜日によって人格が変わるっていうのは、ありそうでなかったと思う。 ある特定の曜日しか生きられないなんて不便でしかないし、定休日のお店に行くことは叶わない。私は図書館に行けないのが一番辛い… 他の曜日との連絡は付箋にメッセージを書いておく。(これを他人に見られたらめちゃ怪しまれるな。笑)外見は自分でも中身は別人で、他の曜日に起こった出来事の記憶がないなんて、普通の生活はなかなか、送れないよな。 この世界観はすごく良いと思うけど、火曜日メインで話が進むので、他の曜日の暮らしももっと知りたかったなー 一ノ瀬からみた視点での僕、とかあのあとどういう生活をしてるのかとかもっと読みたかった。
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映画にめちゃくちゃハマり、原作があると知って勇んで読んだら原作ではなくノベライズだった。 映画を先に観てしまったのでどうしてもそちらを贔屓してしまうが、映像だけではわからなかった部分をよく補完していたと思う。 全体的には平易な印象で、恋愛要素は薄く感じた。 まだ恋愛になる以前の状態というか、博愛のよう。 出来れば続編も出して、他の曜日が主人公の話も読みたい。
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子どもから教えてもらった作品。 それぞれの曜日に一人格ずつ持って生活している男の話。すごい、面白い設定じゃん! わくわくしながら読み始まったけど自分はベタベタな恋愛物はあんまり好みじゃないので、図書館のくだりが出てきた途端に冷めてしまった。あーそういうんじゃないのよ、って感じ。...
子どもから教えてもらった作品。 それぞれの曜日に一人格ずつ持って生活している男の話。すごい、面白い設定じゃん! わくわくしながら読み始まったけど自分はベタベタな恋愛物はあんまり好みじゃないので、図書館のくだりが出てきた途端に冷めてしまった。あーそういうんじゃないのよ、って感じ。 7つの人格と生活を持つという興味深い設定なのだから、生活環境や、人間模様や、自分たちや自分自身について、もっともっと葛藤する主人公が読みたかったな。邦画のノベライズだから仕方ないか。 最後あたりの、火曜日くんの台詞はちょっと勇気づけられたな。自分もなんだってできる何にだってなれる可能性を秘めてるんだ。 さらっと読めるタイプの作品でした。
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