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水曜日が消えた の商品レビュー

3.5

60件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  2. 4つ

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  3. 3つ

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2020/09/03

一つの身体に宿った“七人の僕”。曜日ごとに切り替わる人格のうち火曜日担当が僕だ。だけど、ある朝目覚めるとそこは――水曜日!? いつもは定休日の飲食店、入ったことのない図書館、そして、初めての恋。友人の一ノ瀬にたしなめられながらも、浮かれていた僕だったが、ある不穏な気配に気づく。僕...

一つの身体に宿った“七人の僕”。曜日ごとに切り替わる人格のうち火曜日担当が僕だ。だけど、ある朝目覚めるとそこは――水曜日!? いつもは定休日の飲食店、入ったことのない図書館、そして、初めての恋。友人の一ノ瀬にたしなめられながらも、浮かれていた僕だったが、ある不穏な気配に気づく。僕らのなかに裏切り者がいる……? 予測不能の“七心一体”恋愛サスペンス!

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2020/08/26
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読後すぐに誰かと、あーでもない!こーでもない!と盛り上がりたい衝動に駆られた一冊。 こんな設定が思いつくのはどんな人よ?と思って調べたら、これはノベライズなんですね。ということは脚本家の脳味噌がすごいのか。 御都合主義な流れも気にならないではない。でもこんなキテレツな設定に「現実的じゃない」とか「うまくいきすぎ」とか言うのは野暮な気もするので、手放しで面白かった!と褒めておく。 しかし瑞野さんと水曜日の件がペンディングのままラストがハッピーエンドっぽく納められていることにモヤモヤ。 これ、瑞野さんさえ事情を理解して納得できればうまく行くのかなー。 多分一ノ瀬はきっと誰よりも7人を独立した個として認識してそうだからイケそうな気がする。 でも瑞野さんは無理だなー。普通無理よねー。自分だったら無理よねー。 更に結婚ってなるとなー。日本じゃどっちかは愛人だしなー。 っとかって、グダグタ喋りたいので本の虫仲間におすすめしよう。 いやー、読後に人と盛り上がれる本ってやっぱり良作だと思います。

Posted byブクログ

2020/08/15
  • ネタバレ

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誕生月の映画館の割引を使いたくて観た映画。期待以上に面白かったのでノベライズを購入。 映画で「僕」たちの生活を映像で把握していたので物語にスムーズに馴染めた。また映画では説明無かった(と思う)凝った家に住めている理由、経済的なことなど不明点を補ってもらえた。 映画を観た時は1人の人物が7つの人格に分かれているというより、1人分の身体に7人が住み着いている、というように感じた。同じ身体を共有していながら決して顔を合わせることが7人。自分以外に6人と共同生活をしているのに誰とも会えないというのは、かなり孤独なことかもしれない。小説では更にそんな印象を強く受けた。 それを払拭してくれるエンディングは映画ではコミカルでキュートだったが、小説は「火曜日」の夢を6人が協力して叶え、更にサプライズを仕掛けていてホロっとしてしまった。月水木金土くんたちが火曜日に気づかれないようにどうやって打ち合わせしたんだろうって想像するのは、楽しい。

Posted byブクログ

2020/08/14
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 映画が面白そうで、ノベライズがあるとの事だったので手にとって見ました。  1週間で毎日それぞれの人格が変わる僕。  火曜日の僕は一番平凡でハズレ。ひょんな事から、何故か水曜日なのに火曜日のままでいられる様になり…  奔放な月曜に比べると火曜日は平凡だけど穏やかな性格で、主人公格で進んでいくけど、ラストの方がアッサリで拍子抜けでした。途中まで、誰が裏切者なのかドキドキしてましたが、割とすぐに判明したのも意外でした。  初恋よりも、身近でずっと一緒に居てくれた人とのハッピーエンドは良かったけど、もう少し瑞野さんの事掘り下げて欲しかったです。

Posted byブクログ

2020/08/13

確か映画のノベライズというのをどこかで見て予約。初めましての作家さんで、既出作品が少ないのでどんなものかなぁと思っていたけれど、おもしろかったです。アニメにしたら新海作品と同じような感じになっちゃいそう。実写版、たのしみ。 2020/6/30読了 2020年の53冊め☆

Posted byブクログ

2020/08/12
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どれかの曜日しか生きられないとしたら、 こんなにもいろいろな経験が欠落してしまうのだなと面白く感じた。 休館日で全く図書館に行くことができない火曜日が、 図書館に憧れるのもわかる気がする。 だから、火曜日が水曜日に目覚めたら それはそれは浮かれるだろうな(笑) 7つの人格が、毎日睡眠ごとに切り替わる。 しかもそれぞれ全く別の、 突出した才能を開花させている(火曜日以外は) となればうらやましいような気持ちにもなる。 ただ、それぞれの人格への連絡の煩わしさや、 目が覚めた時の現状把握が難しいのは嫌ですね…。 最後に7つの人格がどうなっていくのかについては、 そんな処置でうまくいくというのがしっくりこなくて、 読後感はいいものの☆3つで。

Posted byブクログ

2020/08/12

想像した通りの物語だったが,ラストの選択が思ってたのと違ってこういうのもアリかと納得.だけど将来的にもこういうのが続くのなら,結婚とかはどうなるのかこの先が気になった.

Posted byブクログ

2020/08/07

途中から訳がわからなくなって、残念。 結局どうやって7人が同居しているのか、よくわからないし、火曜日だけでよかったのでは?

Posted byブクログ

2021/06/26
  • ネタバレ

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よくある多重人格の話とは少し違って、曜日ごとに、才能が異なる人格に入れ替わり、ある日異変が起きて…というお話。皆が幸せになりそうなラスト。面白かった。

Posted byブクログ

2020/07/19

同名映画のノベライズであるが、個人的には映画→ノベライズの順をオススメする。 映画の方は今時の映像作品に珍しいくらい説明が少ない作品となっている。視覚で、聴覚で理解させようとし、それをあえて言葉では説明しない、しきらないシーンが多い。 そうした映画をノベライズという「言葉で説...

同名映画のノベライズであるが、個人的には映画→ノベライズの順をオススメする。 映画の方は今時の映像作品に珍しいくらい説明が少ない作品となっている。視覚で、聴覚で理解させようとし、それをあえて言葉では説明しない、しきらないシーンが多い。 そうした映画をノベライズという「言葉で説明する」しかない表現に置き換えているという点がまず非常に面白い試みだと思った。 実は映画とノベライズでは少し展開などの違いもあるのだが、それもこうした表現の違いによるところが大きいのではないかと思う。 まず映画を見て、映像から解釈できることを自分の中に落とし込んだ上で、その映像を筆者はどのように解釈し、物語として構築しているのかという観点で読み進めていくと2倍楽しめる作りとなっている。 またこのノベライズを読むと、もう一度映画を見て、自分の解釈を再確認したくなるから不思議だ。良い相乗効果だと思う。

Posted byブクログ