できない男 の商品レビュー
地方の広告制作会社でデザイナーとして奮闘する荘介の、お仕事小説。 荘介や河合が成長していく様子が、気持ちよく、面白い。 超一流の有名デザイナーである南波とのからみも、なかなか好き。額賀さんの書く会話のテンポが心地いいんだろうな。 宇崎さんは可哀想すぎる。他のレビューにもあった...
地方の広告制作会社でデザイナーとして奮闘する荘介の、お仕事小説。 荘介や河合が成長していく様子が、気持ちよく、面白い。 超一流の有名デザイナーである南波とのからみも、なかなか好き。額賀さんの書く会話のテンポが心地いいんだろうな。 宇崎さんは可哀想すぎる。他のレビューにもあったけど、あんなラストじゃなくてもよかったのになぁ。いい子なのに。 美味しくて居心地のよいイタリアン、いいなぁ。
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途中まで好きな感じだったのにラストがダメだった。 あのまま宇崎さんといい感じで終わってくれてたらなあ… 序盤の宇崎さんより秋森さんみたいな描写にモヤモヤしてたから、中盤で宇崎さん再登場して接近した時は巻き返したみたいで気持ちよかったんだけどな。どうしてこんな惨い展開になったんだろ。 南波も河合も何ハッパかけてんの?勝手に盛り上がらないで宇崎さんの気持ち考えてよ。 壮介は陰キャな分もっと人の感情の機微をわかる人間だと思ってたのにな。わかった上でそれでもああしたかったということか。気づくの遅すぎか。 お仕事パートとか好きだったんだけどなー 春希とくっつきそうなのはいいと思います。ただ個人的にそこまでの持っていき方がどうしてもダメだった。 自分はやっぱ当て馬を雑に扱われるのが我慢ならないんだなと思った。 お仕事パートとか人間関係は全体的に好きでした。台詞のノリも心地良かった。
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2人の男視点から進む物語 共感できる部分があったりなかったり 仕事は頑張りたいけど、そこに恋愛や結婚といった現実は嫌…とか個人的には理解できる 結婚に自分を当てはめて考えた時、現実味がなくて惹かれなくて ずるずると自分の中で考えて考えて、考えるだけで何も踏み出さない そういった現...
2人の男視点から進む物語 共感できる部分があったりなかったり 仕事は頑張りたいけど、そこに恋愛や結婚といった現実は嫌…とか個人的には理解できる 結婚に自分を当てはめて考えた時、現実味がなくて惹かれなくて ずるずると自分の中で考えて考えて、考えるだけで何も踏み出さない そういった現実的な部分を突きつけられるみたいだ 結末は個人的には…殴り飛ばしたくはなるかなと えー、最後の最後にこれ?って 勇気を出した女の子を振る場所が悪すぎる はやし立てた周囲も悪いけれど、彼女のことを思うと…こいつクソだなぁっていう部分の印象が強く残ってしまった苦笑 自分良ければ全て良しみたいなのはいけ好かない でも人生の中で1歩でも前に進もうとする姿勢や変わろうとする姿は好ましいなって 移住をしたり新しい仕事を始めたり新しい場所への旅立ち 別の場所へと1歩踏み出そうか悩んでいる私の背中を押してくれるようだった この物語のように進むも進まないも人それぞれだし、人生の温度差も人それぞれ 誰かと比べても仕方がないのかもしれないし、比べることで進むこともあるのかもしれない 1つの道として、2人のターニングポイントを味わえたのは良かったなって思うんだ
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みんなそれぞれ頑張ってて応援したくなる。でも、ちょくちょく人の気持ちを蔑ろにするのが気になった。自分のことで精一杯とはいえ。今まで全力で頑張ったことなかったけど最近仕事大変でキャパオーバーしてる、っていう人が読むと勇気づけられるんだと思う。
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現状に満足しているわけでなくても、なかなか一歩を踏み出す勇気が持てなくてただ漂う。傷つくのが怖いし自分が大事だから。できない男たちが決断した人生。最後は納得するけれどモヤモヤが残った。
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働くってなんだろう なりたい自分になるために ビールが美味しい!!!っていう達成感を得られる仕事 そんな仕事が何回できるだろう 「できない」男が成長していくのが清々しかった ラストはちょっと…
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私も中高生の時に青春を謳歌出来なかったので主人公に感情移入してしまった。自分を変えたいけど、変え方がわからない、一歩を踏み出せない人にオススメ。退路を断つ(覚悟を決める)のが一番早い。
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自己評価の低い冴えない27歳荘介がデザイナーとして成長していくのが面白い。周りの登場人物も魅力的で、二股かけられた男の温泉同盟の先輩河合とイタリア料理店のシェフのゲイ?とも思える友情や事務所のボス南波の才能と天然キャラなど、曲者揃いでいい人揃いだ。最後のシーンも印象に残って、彼女...
自己評価の低い冴えない27歳荘介がデザイナーとして成長していくのが面白い。周りの登場人物も魅力的で、二股かけられた男の温泉同盟の先輩河合とイタリア料理店のシェフのゲイ?とも思える友情や事務所のボス南波の才能と天然キャラなど、曲者揃いでいい人揃いだ。最後のシーンも印象に残って、彼女さんには悪いけれど、荘介がんばってと応援したくなった。
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仕事と恋愛。 誰だって現状維持が楽だけど、自分の人生は決断して、行動しないと変わらない。 その覚悟ができるかどうかで、レベルアップできるか決まる。 私も現状維持してるな〜
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覚悟できない。ダメな自分を言い訳にして変わろうとしない。環境を言い訳にして逃げる。自分のことが一番大好き。・・・ 主人公たちよりはもう随分大人なんだけども、最近この先どう生きるかについて考えて、自分に足りないのは勇気だなあなんて思ってただけに、グサグサ刺さった小説。 でも、最後の荘介はいただけないわあ。つぐみちゃん、逞しい子であって欲しい。
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