できない男 の商品レビュー
額賀さんの希望が入っていると思われる、性欲の少ない植物系男子達の成長物語です。 本当はもっとどろどろしているですよ20代後半から30代前半何て。 でも、この感覚嫌いじゃない。 正直どろどろなんて好きじゃないし、一生懸命道を模索して前に進もうとする物語の方が見ていて楽しい。 非モテ...
額賀さんの希望が入っていると思われる、性欲の少ない植物系男子達の成長物語です。 本当はもっとどろどろしているですよ20代後半から30代前半何て。 でも、この感覚嫌いじゃない。 正直どろどろなんて好きじゃないし、一生懸命道を模索して前に進もうとする物語の方が見ていて楽しい。 非モテ仕事自信なし、モテ仕事自信なし。でも両方とも恋愛に奥手になっている2人。彼らが自分と向き合って殻を破るまでの物語で、恋愛有り友情有りで盛沢山。額賀さんの本にしては恋愛要素入っている方だけれども、そっち方面の書き方が淡泊な人なので、要素としては重要ではありません。 心の痛み要素は少なく、さらりと読める本だけれどもやはり嫌いではない。
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自分は共感が出来なかったですね。 どこができない男なのか。 ちゃんと成長しているし最後も周りに流されず自分の気持ちを貫いた。 でもこの最後は現実的じゃないよね。
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初めてこの作家さんの作品を読みました。 ブクログフォローさんで知りました。 最初数ページを読んでヤバイかもと 思いました。 冴えないうだつの上がらない主人公が、幼馴染み と偶然会いとても美人になっていた。 何故かそんな美人が主人公に興味を持ちハーピエンド。。。 そんな嫌な予感は読...
初めてこの作家さんの作品を読みました。 ブクログフォローさんで知りました。 最初数ページを読んでヤバイかもと 思いました。 冴えないうだつの上がらない主人公が、幼馴染み と偶然会いとても美人になっていた。 何故かそんな美人が主人公に興味を持ちハーピエンド。。。 そんな嫌な予感は読むうちに裏切られ、 とても楽しい展開に。面白かったです。 最後も好きな終わり方。 これからこの作家さん読もうかと思います。
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ドラマっぽい内容 人生を上手くやりきれていない(と思っている)荘介。 普通に自分のやりたい職業に就いて頑張れてるならそれでいいんじゃない?かなぁ。寧ろ贅沢な環境だとさえ思う。 宇崎さんを捨てて、春希をとる演出が人生を拗らせてる感じがして後味悪い。
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仕事もできない、彼女もできない、生まれてこの方華々しいこととは無縁の『できない男』芳野壮介。 かたや、仕事も恋愛も見た目も揃っているのに、独立にも結婚にも踏み込む覚悟が『できない』男、河合裕紀。 壮介の住む、山と田圃しかない地方都市に、地元企業がテーマパークを作ろうというプロジ...
仕事もできない、彼女もできない、生まれてこの方華々しいこととは無縁の『できない男』芳野壮介。 かたや、仕事も恋愛も見た目も揃っているのに、独立にも結婚にも踏み込む覚悟が『できない』男、河合裕紀。 壮介の住む、山と田圃しかない地方都市に、地元企業がテーマパークを作ろうというプロジェクトが立ち上がった。 そこで正反対のふたりが出会い… それぞれのダメな部分と悪戦苦闘しながら、世間でなんとなく言われ、周りから期待されたりプレッシャーをかけられたりする“成功”や“幸福”ではない、本当に自分が心から求めているものが何かを探していく。 『ヒトリコ』からずっと読んできて、ついにアラサーまで来たなぁ。 登場人物の年齢層が成長するにつれて、だんだん文体も軽やかになってきて、色々な人が共感できる作品になってきた。 リア充イケメンにも悩みがあるんだ、へー。ほー。 そうそう、教室でにぎやかに大きな声を出してはしゃいでいなくたって、こっちはこっちで別に楽しんでるのに、憐むのはやめて欲しいよ。 で、社会人になっても、そのノリやめてくれよ… …と、ついつい壮介の気持に寄ってしまう。 『イル メログラーノ』の賀川さんが、いい味出してる。さすが料理人⁉︎
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東京から高速バスで2時間、小さな町で、広告制作会社のデザイナーとして働く芳野荘介は恋愛経験ゼロ。 仕事先で出会った河合裕紀は、東京で働く有能なクリエイターだが、恋愛ができない。 2人の「できない男」は「できる男」になれるのか。 丁寧な描写により、キャラクターのイメージを立体化しや...
東京から高速バスで2時間、小さな町で、広告制作会社のデザイナーとして働く芳野荘介は恋愛経験ゼロ。 仕事先で出会った河合裕紀は、東京で働く有能なクリエイターだが、恋愛ができない。 2人の「できない男」は「できる男」になれるのか。 丁寧な描写により、キャラクターのイメージを立体化しやすく、山と田圃しかない小さな町の風景も綺麗に色付けされていった。ラスト、できない男はブレがないわー。反対に、例の彼女は周り(読者を含む)の心配をよそに力強く歩いていくと思う。
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ラストは納得いかなかったけれど、その直前まで、主人公たちの気持ちがとてもリアルに感じられた。でも、あのラストはないよ。彼女はちゃんと話せば東京だってついてきてくれると思う。この主人公はそんな人の気持ちを無視しちゃうキャラじゃないんじゃないかなぁ。 あともう一つ納得いかないのが、この《みかけだけ》のウソっぽいテーマパークが集客を落とさずに続けていけているところ。デザインの力ってそんなにすごいんだろうか。栃木の観光地をあちこち見てきたけれど、そんなに甘くないと思う。 じゃあ主人公がはじめに提案したような、地元がよくわかっている人がその良さをアピールするようなテーマパークが成功するかというとそれも難しいだろうけど。 そういうところには疑問を感じたけど、二人の主人公たちの葛藤と希望のさまはとても良かった。 ここのところだいぶ気持ちが落ち込んでいたので、読んでだいぶ元気をもらった気がする。
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南波さんが(佐藤○○○やnend○の人とか)思い浮かべる人はいるけど 仕事オンリーとか浮ついた合理主義かと思ったら 奥さんと結婚した理由が恋愛の好きではなく この人といたら楽しくなる、もう一段上に行けるからだとか 覚悟がない男 河合に対して 最後自分が頼りすぎてて道を閉ざしてしまった気がするから 独立しろよと促すところとか 身内に対して愛のある人で良かった
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サクサク読めてお仕事小説として面白いなぁと思った。 2人のできない男が成長していくのは気持ち良かった。 でも、宇崎さんをあんな風に傷つけるなんて、 ちょっとあり得ない。 確かに、もう地元にはいれないだろうけど 退路を断つために必要だった? いやぁ、ないなぁ。 人を思いやれない...
サクサク読めてお仕事小説として面白いなぁと思った。 2人のできない男が成長していくのは気持ち良かった。 でも、宇崎さんをあんな風に傷つけるなんて、 ちょっとあり得ない。 確かに、もう地元にはいれないだろうけど 退路を断つために必要だった? いやぁ、ないなぁ。 人を思いやれないなんて開き直りとしか思えない。 さすができない男である。
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初めはどんな話なるのかよくわからなかったけど、登場人物たちが絡みあってきたあたりから面白く感じて、ほぼ一気読み。最後の展開には驚いたから、さらにこの続きの話を読みたくなった。 できない男たちなんかじゃない。格好いいなって思った。
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