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サロメ の商品レビュー

4.1

159件のお客様レビュー

  1. 5つ

    50

  2. 4つ

    69

  3. 3つ

    27

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2024/02/08

あれ、もう終わり? っという読後感。面白かったしテンポも良く、興味深かったけど、もうちょっと深いところまで読みたかった。アフターストーリー、スピンオフが見たい、みたいな感覚。 ビアズリーもオスカーワイルドもよく知らなかったので、芸術史としても興味深かった。

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2024/02/03

原田マハさんの美術系小説初めて読んだけどやっぱ背景知識豊富でめちゃ面白かった。 ドラマっぽい書き方も分かりやすくて入りやすい。 美術史の勉強になる。

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2024/01/20

絵画にまつわる本ははじめて読んだ。ノンフィクション?って思うぐらい詳細が書かれていて引き込まれて一気に読んだ。

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2024/01/20

主人公や弟のオーブリーが変わっていく様子や、それぞれの人物が本当に囚われている、魅せられているものが何なのか、丁寧に描かれていた。 原田マハの中では珍しい展開の話だった。

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2024/01/07

平積みされた表紙を見てジャケ買い。R.シュトラウスのオペラ サロメからオスカー・ワイルドを知ったのが中学生の頃で、サロメのストーリーもオスカー・ワイルドの為人も、思春期の乙女にとってはショッキングだった。当時感じた好奇心と背徳感が蘇るような読書感だった。見ちゃいけないものを見てし...

平積みされた表紙を見てジャケ買い。R.シュトラウスのオペラ サロメからオスカー・ワイルドを知ったのが中学生の頃で、サロメのストーリーもオスカー・ワイルドの為人も、思春期の乙女にとってはショッキングだった。当時感じた好奇心と背徳感が蘇るような読書感だった。見ちゃいけないものを見てしまったような感じ。原田氏の作品は初めて読んだけれど、フィクションがそれと感じさせないほど史実に溶け込んでいてあまり違和感なく読めてしまった。読書中のBGMはもちろんシュトラウスの7つのベールの踊りでどうぞ。

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2024/01/02

知人に勧められて読了。 狂気じみていながらも蠱惑的な絵で名を馳せたオブリービアズリーと彼を捕えて離さなかった彼の代表作『サロメ』のお話。 何かに魅入られてしまった人が良くも悪くもそれに蝕まれていく様はグロテスクではありつつもどこかエロティックで美しいと感じさせてくれる作品だった。

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2023/12/21

強烈なインパクトでした。読み終えてすぐにまた読み直してしまいました。この世界観。今までの読書では味わえなかったです。ありがとうございます。

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2023/12/09

印象派の画家を取り上げてきた温かみあるこれまでの作品と異なる、耽美的小説といった印象。オーブリビアズリー、オスカーワイルドという稀代の才能と、サロメに接して変容していくメイベルビアズリー、そこに残ったものは何だったのか。

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2024/02/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

原田マハさんの作品は何冊か読んでいるけれど、芸術作品を題材にした小説を読むのは初めてでした。 私は芸術に疎いので、私なんかが感想を書いていいのか?…と言う思いで書いていますが、大きい衝撃、というよりも心臓を少しずつ蝕まれている感覚…ダメだとわかるのにやめられない中毒性のような…何と表現して良いかわからないほど素晴らしく、好きな作品でした! 芸術や愛、自己承認欲求などがどれも狂気(凶器)に変わっていきます。読めば読むほど恐ろしい、でも読み進めたくなる。ロンドンやパリの美しい情景と狂気のコントラストも良かった。ラストも芸術を題材にした作品らしく読者に想像させるような終わり方が素敵でした。

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2023/11/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ノンフィクションかのような『サロメ』をめぐる物語。 弟であるオーブリーを献身的に支えていたメイベルがいつの間にかサロメのように狂っていく。 オスカー・ワイルドに出会った人はみんな狂ってしまうのかとも思いつつ。 物語の前に何年何月って書かれるけど回想しだして時間軸がズレるので分かりにくい。 オーブリーの挿絵も今作に入れるのは流石に難しいのかな。どんな絵なのか想像で補うか携帯で調べるしかなくて少し残念。 結構未発表の『サロメ』は本作で語られるメイベル視点の物語なんだけど、それをしまったのはメイベルだからメイベルが書いたってこと? 挿絵もヨカナーンがワイルドになっているそうで理由は顔と包帯だがワイルドが中耳炎となって頭に包帯を巻き始めたのはオーブリーがなくなってからなのでメイベルが加筆したということ?真筆って言ってたけどラストでよく見ると首の部分だけ加筆とも言ってた。 本編よりもそこが気になる。 登場人物メモ ・甲斐祐也 ロンドン大学に留学 東京国立近代美術館の研究員。 新興美術とオーブリー・ビアズリーを専門に研究。 ・ジェーン・マクノイア ロンドン大学大学院近代文学史のジョン・バーキンス研究所所属の研究員。 オスカー・ワイルドを主に研究。 ・イライザ・ハイス V&Aのキュレーター。 ・オスカー・ワイルド 19世紀末の作家。代表作として戯曲『サロメ』。 男色家。 ・オーブリー・ビアズリー 19世紀末の画家。挿絵を主に手がける。 結核により25歳で死ぬ。 ・アルフレッド・ダグラス ワイルドの恋人。絶世の美男子。 『サロメ』を英語版に翻訳。 ・サラ・ベルナール 舞台女優 ・メイベル・ビアズリー オーブリーの1歳上の姉。舞台女優を1年ほどしていた。 ・エリック・クリエール メイベルを誘った男。 ・エドワード・バーン=ジョーンズ 有名な画家。 ・ジョン・エヴァンス メイベルに付きまとう劇場主。 ・フレデリック・エヴァンズ 書店の店主。オーブリーの絵を飾る。 ・ジェニー・リー イギリス演劇界きっての実力派女優。 ・トーマス・アーウィン パブリック・シアターの劇場主。 ・バーネット 演出家。 ・ピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌ フランスを代表する画家。 ・J・M・デント 出版業に携わっている男。 ・アンソニー・ウィトキン 「グレイス・パレス」支配人。 ・ジョン・ダグラス アルフレッドの父親。

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