女神のサラダ の商品レビュー
農業に携わる女性たちの短編集。 農業新聞や農業系雑誌での連載かと思ったら、そうではないのが嬉しい。 でもことさら農業そのものにフューチャーしてるわけではないけれど。 どれももちょっと読みたいと思わせてくれる 温かい話ばかり。 [図書館·初読·3月12日読了]
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さまざまな世代の、さまざまな事情を抱えた女性の話。共通するのはみんな野菜づくりに携わっていることだ。日本全国にちらばる彼女たちのリアルな生活や悩みが描かれていて、実際に当事者になったかのような気持ちになった。特に、季節感のある風景の描写が素敵。訪れたくなった。サラダを構成する野菜...
さまざまな世代の、さまざまな事情を抱えた女性の話。共通するのはみんな野菜づくりに携わっていることだ。日本全国にちらばる彼女たちのリアルな生活や悩みが描かれていて、実際に当事者になったかのような気持ちになった。特に、季節感のある風景の描写が素敵。訪れたくなった。サラダを構成する野菜のひとつひとつに感謝したくなる。一番初めのレタスの話が特に好きだった。
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農業に関わるお話なら、と読み始めたが、きちんと農業や酪農の現実を描いているだけではない、読み物としてもとても内容が濃かったです。 瀧羽さんって、本当に物語がうまい!!と思います。 カットバックをうまく使って、ミステリアスに仕上げたり、人のつながりを描いたり、さらに大人の恋の切なさ...
農業に関わるお話なら、と読み始めたが、きちんと農業や酪農の現実を描いているだけではない、読み物としてもとても内容が濃かったです。 瀧羽さんって、本当に物語がうまい!!と思います。 カットバックをうまく使って、ミステリアスに仕上げたり、人のつながりを描いたり、さらに大人の恋の切なさを描いたり。一つ読み終わっても、すぐ次の話を読む気にならない。余韻を味わっていたい、そんな短編集でした。 どれもよかったけれど、例えば「月夜のチーズ」では切なさと希望を感じました。良い形で裏切られてほっとしたし。「オリーブの木の下で」は思わず目頭が熱くなりました。
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内容も、読むタイミングもとてもよかった。 農業を題材にしながら、私的には共感しづらい「新鮮な食材」ではなく、わかりみのある「自然の中で作業することで心が素直になる」的なことを扱っており、心の中でうなずきながら読むことができた。 また、ちょうど仕事で農業関係とも縁ができたことから、...
内容も、読むタイミングもとてもよかった。 農業を題材にしながら、私的には共感しづらい「新鮮な食材」ではなく、わかりみのある「自然の中で作業することで心が素直になる」的なことを扱っており、心の中でうなずきながら読むことができた。 また、ちょうど仕事で農業関係とも縁ができたことから、それぞれの話・地域で実際に関わった人を思い浮かべることができた。自分の昨年の人生の転機(農業従事ではないが)とも相まって、農のある生活のよさをあらためて感じた一冊だった。
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農業は、人間にとって大切な「衣食住」に関わるすべての材料を生み出す。 この本では、「食」に関わる農業と、女性の生き方が描かれる。 農業というと、麦わら帽子をかぶった“カールおじさん”みたいなキャラを思い浮かべるが、最近ではイメージも変わってきたかもしれない。 農業に、女性とくれば...
農業は、人間にとって大切な「衣食住」に関わるすべての材料を生み出す。 この本では、「食」に関わる農業と、女性の生き方が描かれる。 農業というと、麦わら帽子をかぶった“カールおじさん”みたいなキャラを思い浮かべるが、最近ではイメージも変わってきたかもしれない。 農業に、女性とくれば豊穣のイメージ。 とてもふさわしく思われる。 短編集だが、「女神のサラダ」というタイトルのお話はない。 レタスをふんわりちぎってボウルに盛って、次々と野菜やチーズのお話が盛り合わされて、熟した黒オリーブ、赤いトマトをトッピング。 読み終わったところで、女神たちのサラダが完成する。 彼女たちは、種から今芽を出したばかりだったり、苗床で育ち始めたところだったり。 酸っぱくて苦い思いをしたり、時間をかけて育ったオリーブの樹だったり。 あるいは蜜蜂の羽音の中で交わされる幼い誓いだったり。 みずみずしい命にあふれたお話ばかり。 「オリーブの木の下で」が一番素敵だったかな。 多分、読む人の年齢によって、お気に入りがちがうと思う。 夜明けのレタス 群馬県昭和村 茄子とコーヒー 岡山県備前市 本部長の馬鈴薯 北海道京極町 アスパラガスの花束 長崎県諫早市 レモンの嫁入り 和歌山県広川町 月夜のチーズ 岩手県葛巻町 オリーブの木の下で 香川県小豆島町 トマトの約束 石川県小松市
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農業が絡む短編集。アスパラガスの花束、レモンの嫁入り、月夜のチーズ、オリーブの木の下で、良かった!最後のトマトの約束のレストランのメニュー、いいよね、そういうの(笑) ほっこりする。植物や動物を、見知らぬ誰かの為に努力を惜しまず育てる素晴らしい産業、ありがたく毎日感謝して、いただ...
農業が絡む短編集。アスパラガスの花束、レモンの嫁入り、月夜のチーズ、オリーブの木の下で、良かった!最後のトマトの約束のレストランのメニュー、いいよね、そういうの(笑) ほっこりする。植物や動物を、見知らぬ誰かの為に努力を惜しまず育てる素晴らしい産業、ありがたく毎日感謝して、いただきます!そう思う。
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図書館で借りたもの。 土の匂い、太陽の光、作物が繋ぐ人との絆。いいじゃない、農業。全国各地のさまざまな年代の農業に関わる女性を描いた八つの短編集。 装画が素敵。 「オリーブの木の下で」が一番好きだなぁ。 ほろりと。 最後に出てきたサラダを食べてみたいな。
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著者の作品の中でも好きな部類。「オリーブの木の下で」が特に良かった。「トマトの約束」も続編が読んでみたい。
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短編集8編 野菜農家のそれぞれの活躍生き方がとても前向きな形で描かれていて,人生の応援歌の様.短いながらどれも良かったが,「本部長の馬鈴薯」がユーモラスで共感もできホロリともさせられ特に好きです.
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どんな時でもひたむきに生きてふと顔をあげれば一筋の光、がきっと差すんだな。読後感良し。読むだけで栄養とった気になる。
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