夜がどれほど暗くても の商品レビュー
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中山七里作品6作目。 今回もスラスラ読めて 興味惹かれる作品だった。 読んでて率直な感想としては 主人公が殺人の容疑者の父親って珍しいなぁだった。 殺された二人(夫婦)、そして容疑者(主人公の息子)の3人共亡くなってて 残された両親が報道陣に迫られ ネットに叩かれる。 日頃 息子との時間を取らなかった事を後悔する主人公(志賀)と 残された被害者夫婦の娘(菜々美)。 まさか菜々美がいじめられてるなんて…しかも結構キツいいじめで 短かったながらに読んでて辛かったのに その矛先が志賀に剥いた時は もう精神的にキツかった……。 エリカは現実を見せられて 菜々美には手を出さなくなったけど 荻原典美と照間恭二は改心したって訳ではないから今後が心配だなぁ…。 星野家の火災から志賀が必死に菜々美を助けようとするシーンは 読んでるこちら側もハラハラした…。 二人が無事に助けられて ホッとしたのも束の間…まさかまさかの真犯人逮捕!! いや…薄々 健輔が犯人ではない事は気付いてたけど あの人が犯人だったなんて気付けなかった〜。 警察が一般素人に監視気付かれたのは 完全に警察の落ち度だよね……。 なんにせよ健輔の無実が証明されて 菜々美にも居場所が出来そうで良かった…。
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このひとの小説は初めて。気になっていたけどどれを読めばいいかわからず。今回は図書館の返却棚にあったのを借りてみました。 ひとの恥部を晒す週刊誌の副編集長、志賀。息子が殺人犯になり死亡。殺人犯の親としてプライバシーの侵害や誹謗中傷を受ける側になってしまった。 妻には離婚届を突きつ...
このひとの小説は初めて。気になっていたけどどれを読めばいいかわからず。今回は図書館の返却棚にあったのを借りてみました。 ひとの恥部を晒す週刊誌の副編集長、志賀。息子が殺人犯になり死亡。殺人犯の親としてプライバシーの侵害や誹謗中傷を受ける側になってしまった。 妻には離婚届を突きつけられ息子が殺害したとされる夫婦の一人娘にも攻撃されてしまう始末。 天涯孤独になってしまった被害者家族の娘・奈々美に興味を持ち、自分から接触しにいくことで物語が展開します。 読みやすかったけど、ラストはあっという間に真犯人も逮捕されてあっけなく終了。奈々美と交流がうまれるのはいいけど流石に志賀が奈々美を養子に誘うというのは...無いわ。
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推理小説としては凡作といったところ、中山作品にあるキレを感じなかった。 ただ、この小説で印象に残るのは結末云々よりも「家族が事件を起こしたらどうなるの?」がこれでもかと描かれているからだ。露悪的で悪趣味なネットユーザーたちのやり取りは頭を抱えたくなるし、お前もそうなる可能性を秘め...
推理小説としては凡作といったところ、中山作品にあるキレを感じなかった。 ただ、この小説で印象に残るのは結末云々よりも「家族が事件を起こしたらどうなるの?」がこれでもかと描かれているからだ。露悪的で悪趣味なネットユーザーたちのやり取りは頭を抱えたくなるし、お前もそうなる可能性を秘めているんだよ、と言われているようだった。
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大手出版社勤めの志賀。大学生の息子が殺人を犯しその場で無理心中したとして被疑者死亡のまま書類送検されたという。加害者の父としてメディアから追われる立場となる。追う側から追われる側へ、かつて自分がやってきたことが容赦なく己を襲う。記者として息子の事件を追うのかと思っていたら、ちょっ...
大手出版社勤めの志賀。大学生の息子が殺人を犯しその場で無理心中したとして被疑者死亡のまま書類送検されたという。加害者の父としてメディアから追われる立場となる。追う側から追われる側へ、かつて自分がやってきたことが容赦なく己を襲う。記者として息子の事件を追うのかと思っていたら、ちょっと違ってた。加害者家族の生きづらさと同様の生きづらさを被害者家族も味わっていることに、とても悲しい気持ちになった。
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志賀さんが暴走しすぎて死んでしまわないかハラハラしていたけど最後はハッピーエンドで終われてよかった!菜々美ちゃんの境遇を考えると苦しいけどそれ以上に菜々美ちゃんの強さに感動した!
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週刊誌副編集長でゴシップ記事とか載せたの出してた志賀さんの息子が何とストーカー殺人! 取材する側からされる側になり加害者家族として世間から非難囂囂、同業者からの執拗な取材攻勢... 被害者家族と加害者家族の苦悩を描きながら、何かいー感じにまとまるお話。 最後は絶対有り得ないだろ...
週刊誌副編集長でゴシップ記事とか載せたの出してた志賀さんの息子が何とストーカー殺人! 取材する側からされる側になり加害者家族として世間から非難囂囂、同業者からの執拗な取材攻勢... 被害者家族と加害者家族の苦悩を描きながら、何かいー感じにまとまるお話。 最後は絶対有り得ないだろぉぉぉ?って思いますけど、いー感じに終わってよかったです( ^∀^) 葛城刑事はあの葛城さんでいーんですよね?
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被害者家族と加害者家族の苦悩は同じ。スキャンダルを売りにする週刊誌の副編集長の息子が殺人犯に! 今までとは、打って変わって世間の注目を一心に浴びることとなった主人公が何を護ろうすれば良いのかを見つめ直す話。 面白いのだが、もう少し深みがあれば、なお良かった。
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週刊誌の記者として芸能人のスキャンダルを追いかけてきた志賀。私生活をも赤裸々に暴く仕事ぶりに批判を受けながらも、仕事に誇りを持ち、自分なりの正義を持って働いてきた。 しかし突然一人息子の健輔が人妻にストーカー行為を働き、挙げ句相手の夫を殺害し、女性と無理心中をしたとの疑いがかけら...
週刊誌の記者として芸能人のスキャンダルを追いかけてきた志賀。私生活をも赤裸々に暴く仕事ぶりに批判を受けながらも、仕事に誇りを持ち、自分なりの正義を持って働いてきた。 しかし突然一人息子の健輔が人妻にストーカー行為を働き、挙げ句相手の夫を殺害し、女性と無理心中をしたとの疑いがかけられ、一気に追う側から追われる側へと追い込まれていく。平凡で幸せだったはずの生活は一変し、妻は家を出て行き、職場では閑職に追いやられ、見ず知らずの人からも悪意を投げつけられる。そんなどん底の日々にさした光が被害者遺族である奈々美だった… 読む前は、週刊誌記者の父親が息子の冤罪を晴らすために奮闘する話なのかと思っていたが、全く違っていた。 犯罪が起きたとき必ず生まれる、被害者遺族と加害者家族、本人は何も罪を犯していないのに犯人と同様な嫌がらせや迫害を受ける。理不尽だと思った。 自分勝手な正義をふりかざし、まるで正しいことのように嫌がらせをする不特定多数には本当に頭にきた。 最後のエンディングはちょっとできすぎで、そんなことあるかな…と思ったけれど、奈々美ちゃんも志賀も幸せになって欲しいと思った。
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加害者家族と被害者家族、それぞれの生きにくさ。どちら側も読んでいて辛い。志賀の粘り強さや奈々美の強さが、それも辛いけど、なんとか希望の光。最後は救われてほっとした。
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最後の大どんでん返しがよかった。 子どもを失うなんて悲劇は考えたくもないけど、なんと加害側だと。そんなことがあっていいわけがない。でもそんなことが起きてしまった主人公志賀は、事件を契機に失うものばかり。ほんと真っ暗な夜の闇はここまで深いのかと思いつつもネット社会においてはさもあり...
最後の大どんでん返しがよかった。 子どもを失うなんて悲劇は考えたくもないけど、なんと加害側だと。そんなことがあっていいわけがない。でもそんなことが起きてしまった主人公志賀は、事件を契機に失うものばかり。ほんと真っ暗な夜の闇はここまで深いのかと思いつつもネット社会においてはさもありなん。それでも、もがき苦しむ志賀の前に現れた現実は…。 最後のどんでん返しに少し救われた気がした。 でも、もう少しページを割いてもらったほうがよかったなぁ。生意気言ってすいません!
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