ザリガニの鳴くところ の商品レビュー
カイアの圧倒的な孤独に打ちのめされる。カイアの前では「孤独」という言葉が薄っぺらく感じるほど。 裁判の場面からは息苦しくなるくらいドキドキした。 人種、居住地、家族など自身の関係ないことで差別される不条理。偏見を乗り越えて育まれる愛。湿地の自然描写も素晴らしくて物語のスケールがふ...
カイアの圧倒的な孤独に打ちのめされる。カイアの前では「孤独」という言葉が薄っぺらく感じるほど。 裁判の場面からは息苦しくなるくらいドキドキした。 人種、居住地、家族など自身の関係ないことで差別される不条理。偏見を乗り越えて育まれる愛。湿地の自然描写も素晴らしくて物語のスケールがふくらむ。 真実を最後に知ったとき読んでよかったとしみじみ思いました。
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最初は時代、場所など含め頭の中で描くことに少しだけ苦労した ミステリー、1人の人間としての成長譚、恋愛、差別、偏見、自然描写といった様々なものが絡み合ってできている作品 だからこそぺろっと読めたにも関わらず、読後の満足感、充実感がすごくあったのだと思う 最後は涙もでるわ、えっと言...
最初は時代、場所など含め頭の中で描くことに少しだけ苦労した ミステリー、1人の人間としての成長譚、恋愛、差別、偏見、自然描写といった様々なものが絡み合ってできている作品 だからこそぺろっと読めたにも関わらず、読後の満足感、充実感がすごくあったのだと思う 最後は涙もでるわ、えっと言う声も出るわ そんな感じでした
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※このレビューにはネタバレを含みます
文章は読みやすいけど、描写と辛いシーンが多くてページよりも長く感じる。 個人的にはもっと事件について描かれるかと思っていたが、半分ラブロマンスだった。 男にそそのかされるシーンやDVなど辛いシーンが多い。 犯人が私が予想できたというのも、古い作品なので仕方ないのかもしれない……。 カイアと結ばれたテイトは、一度は若さゆえに離れたがカイアに全てを与えて道を広げた素晴らしい人だった。
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映画を鑑賞してから読みました。 ディズマル湿地、こんなにも美しい場所だと行ってみたくなる。 翻訳されてる日本語が美しくて、映像が頭に浮かびやすかったです。 612ページというと分厚いけれど、読んでよかったです。
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これはただのミステリーというジャンルでは括りきれない作品だと思います。 広大な自然の美しさと残酷さ、身分による偏見や人種差別などなど、色々な要素が詰まった濃密な物語でした。 海外の小説は読みにくいイメージがあったのと、500ページ超えの長編であり、いつか読もうとしばらく積読してい...
これはただのミステリーというジャンルでは括りきれない作品だと思います。 広大な自然の美しさと残酷さ、身分による偏見や人種差別などなど、色々な要素が詰まった濃密な物語でした。 海外の小説は読みにくいイメージがあったのと、500ページ超えの長編であり、いつか読もうとしばらく積読していたものをやっと手にとりました。 ところが思いのほか読みやすくて、没入感が高くどんどん読み進めることができました。 プロローグの1ページ目、ある青年の死体が発見されるところから物語は始まります。 え、もう!?と驚きました。 事件が起こった1969年と、1952年〜“湿地の少女”と呼ばれるカイアの成長とエピソードを交互に綴られ、時代が行きつ戻りつしながら徐々に事件の日に近づいていきます。 途中、胸糞悪すぎて本を投げたくなりましたが、 最後まで読んで本当に良かったです。 ちゃんと真相も最終章で明かされます。 そしてタイトルの回収。 読んでない方におすすめしたいくらい良かった、 傑作です。
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最初は昔のアメリカの話かな、みたいな感じのぼんやりした印象だったがだんだんとミステリー要素が強くなり、最後の方は一気に読んだ。 自然から人生についてこんなに学べるんだなと思った。その湿地の中で一人で生き抜いた彼女のたくましさに驚いた。 最後の最後で色々と明らかになる事実があり...
最初は昔のアメリカの話かな、みたいな感じのぼんやりした印象だったがだんだんとミステリー要素が強くなり、最後の方は一気に読んだ。 自然から人生についてこんなに学べるんだなと思った。その湿地の中で一人で生き抜いた彼女のたくましさに驚いた。 最後の最後で色々と明らかになる事実があり、それらを知った上で最初からもう一度読み直したくなった。
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※このレビューにはネタバレを含みます
上手くいきそうに思えてやはりまた去って行く人々への憤りと諦観、突き刺さるような湿地の少女の孤独に感情移入せずにはいられなかった。そんな裏切られ続けた人生だったが、最後には愛する湿地と愛する人との穏やかな暮らしを手に入れたカイア。彼女の葬儀に多くの参列者が詰めかけたシーンでは、思わず涙が出た。 なのに、その直後彼女がチェイスを殺した証拠をテイトが発見!びっくりしすぎて感情の処理できないまま『ザリガニの鳴くところ』のタイトル回収で終了。 まさかそんな終わり方をするとは思わなかった。ノースカロライナの湿度を感じさせる美しい描写も含めて、忘れられない作品になりそうだ。
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主人公カイアの人生譚をベースにミステリー要素と、社会派小説的な要素もあり奥深い作品だった。 邦訳も素晴らしくとても読みやすかった。 郡庁舎の猫サンディジャスティスが印象に残っている。
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※このレビューにはネタバレを含みます
人気作で映画化もされたので先に小説を読んでみた。海外原作小説は、翻訳の言い回しなどが不自然だと気になってしまうのであまり触れてこなかったが、ほとんど気にならず、途中からはどっぷりハマって読み進めた。著者が実際に動物学者であることも、湿地の自然についての柔らかな描写で頷ける。 過去と現在が交互に進んでいくストーリー仕立てはミステリー感があったものの、話的にはそこまでかなと思いながら読んでいったが、最後に驚かせてくる辺りはやはりミステリーだった。仕掛けありきではなく、しっかりと読後感が残る良作。もう一度読む価値があると思った。
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一人の少女の孤独な姿と成長に感情移入しながら読みすすめ、最後には静かな感動が押し寄せる近年の海外ミステリーの中でもベストと言ってもいい傑作!! 映画を観ていて結末はわかっていたけれどそんな事は気にならない充実の読書時間でした。
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