幽霊たちの不在証明 の商品レビュー
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お勧め度:☆6個(満点10個)2020年第18回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞受賞作。読み終えて、すっきりはしたけど、いささかこじつけみたいな気がしてくる。あまりにも論理的な展開に少し引いた。単純に言えば、高校の文化祭で起きた、「お化け屋敷」での殺人なんだが、細部に拘りすぎて、動機とかが薄くなっている気がする。殺人にいたるまでの経緯が最初にあっても良かったのではないかと思う。死亡推定時刻を中心に展開される推理は凄いけど、いまいち腑に落ちない点が多い。まあ、面白いから良しとしよう。最後はあっけない。
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似鳥さん風で好み。探偵役が皆を集めて謎解きをした後の展開も好み。殺されたタイミングはあそこだろうとは思っていたので、そこまではっきりされちゃったら浮かれてた主人公にはきつい…。
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高校生探偵2人組が学園祭での殺人事件解決に挑む。 推理解決に至るプロセスは本格的だが、友情や恋愛も散りばめられてるのが味噌と言えば味噌。 但し中途半端。 推理は素晴らしいけど犯人が判っても『こいつ誰だっけ?』と思ってしまう。 最後の尻切れトンボなラストも、よくわからない。
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動機がひどい。それはないだろうと思う。パズルがうまくできたから、理由は後付けでいいやと受けとれる。学園物だけに、この動機にするならもっと納得のいくストーリーが欲しかった。
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謎解きパートは面白かった。可能性と時間を詰めていくところ、なかなかワクワクします。雰囲気としては古典部シリーズに似てるけど、殺人起きるし、前半文化祭パートが軽くてキツい。ボケツッコミ満載の高校生キャピキャピトーク(死語)についていけない。そこに耐え、捜査パートを乗り越え楽しい解決...
謎解きパートは面白かった。可能性と時間を詰めていくところ、なかなかワクワクします。雰囲気としては古典部シリーズに似てるけど、殺人起きるし、前半文化祭パートが軽くてキツい。ボケツッコミ満載の高校生キャピキャピトーク(死語)についていけない。そこに耐え、捜査パートを乗り越え楽しい解決パートにたどり着けた、という感じ(すみません)。動機の説明もちろんありましたが、納得できかねるかな。
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誰が殺されるのかは物語の冒頭で提示されていて、それを踏まえての第一章ともいえる「非日常編」は秀逸。「非日常編」で分刻みで状況が語られている通り、とてもロジカルなミステリーです。キャラの造形や会話がラノベ寄りなところは好き嫌いが分かれそうですが、ミステリーとしての出来はとてもいいで...
誰が殺されるのかは物語の冒頭で提示されていて、それを踏まえての第一章ともいえる「非日常編」は秀逸。「非日常編」で分刻みで状況が語られている通り、とてもロジカルなミステリーです。キャラの造形や会話がラノベ寄りなところは好き嫌いが分かれそうですが、ミステリーとしての出来はとてもいいです。 ただ解説でも言及されている通り、ロジックに拘るあまり動機面の追い込みがとても浅い。そういったところまで踏み込んでいければ、いい作家さんになりそうです。
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ラノベかと思ったら、エラリー・クイーン並の精緻さを整え、尚且つキャラを立たせてぐいぐいと読者をのめり込ませるなんて、新人さんにしてはお見事!先が楽しみ!閑寺クンの弱さが痛々しい。が、もっとキャラ立ちしててもヨカッタ。もっと弱い情けない男の子に(笑)
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