1,800円以上の注文で送料無料

結愛へ の商品レビュー

4.2

26件のお客様レビュー

  1. 5つ

    10

  2. 4つ

    10

  3. 3つ

    5

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2020/09/25

読んでいて苦しくなった。二度とこのような事件が起きないように自分は何ができるかふと考えた。無関心が一番怖い。世の中や周囲に関心を持って過ごしていきたい。DVの恐ろしさも感じた。すべての子供達が幸せに暮らせる世の中になりますように!

Posted byブクログ

2020/09/20

つらい本だった。特に前半、母親がDVされながら洗脳されていく過程がよくわかる。一種の合理的結果として虐待が発生してしまう。 娘を虐待した父、それを容認した母、幼くして亡くなった姉を持つ、息子は、これからどんな人生を歩むんだろうか。この事実を前に社会ができることは何かと、社会的養護...

つらい本だった。特に前半、母親がDVされながら洗脳されていく過程がよくわかる。一種の合理的結果として虐待が発生してしまう。 娘を虐待した父、それを容認した母、幼くして亡くなった姉を持つ、息子は、これからどんな人生を歩むんだろうか。この事実を前に社会ができることは何かと、社会的養護への活動に少し関わる身としては思う。

Posted byブクログ

2020/08/17

加害者の本を読むことに心理的抵抗がありましたが、読んでよかったです。 DVがこんな深刻な事件を引き起こす可能性をはらむことは知らなかったので、勉強になりました。 1つの事例ですが、虐待当事者という究極の生の声を知る機会となりました。 どうしたらこんな事態を防げるのか考える材...

加害者の本を読むことに心理的抵抗がありましたが、読んでよかったです。 DVがこんな深刻な事件を引き起こす可能性をはらむことは知らなかったので、勉強になりました。 1つの事例ですが、虐待当事者という究極の生の声を知る機会となりました。 どうしたらこんな事態を防げるのか考える材料になる、重要な本です。 加害者と被害者の両面を持つ筆者ですが、大きな傷を負って闘っている大変な最中に、当時の率直な心情を世の中に発表してくださったことに感謝します。

Posted byブクログ

2020/07/25

「もうおねがい ゆるして ゆるしてください」という反省文を残し、たった5歳でこの世を去った結愛ちゃん。次々に報道される事件の詳細に戦慄し、この家族になにが起きていたのか興味があった。本書はあくまでも母親の主観による手記なので丸飲みはできないなと思っていたが想像を絶する内容だった。...

「もうおねがい ゆるして ゆるしてください」という反省文を残し、たった5歳でこの世を去った結愛ちゃん。次々に報道される事件の詳細に戦慄し、この家族になにが起きていたのか興味があった。本書はあくまでも母親の主観による手記なので丸飲みはできないなと思っていたが想像を絶する内容だった。そしてそれは程度の差こそあれ、どの家庭でも起こり得ることではないかとも思った。懲役8年という判決を不服として控訴中だが、彼女も被害者であることを考えれば、確かに重すぎると思う。彼女が立ち直ることを願わずにはいられない。

Posted byブクログ

2020/04/24

目黒区の幼児虐待事件、母親の日記など。 夫のDVをDVと認識していなかった妻。 夫から支配、操られ。精神的DV?モラハラ? 夫婦ともに、自己肯定感の低さ。 ハラスメントによる、抑うつ状態、感情鈍麻など。 DVは、蓄積期→暴力期→ハネムーン期→蓄積期→、、、のループ。 杉田春さん...

目黒区の幼児虐待事件、母親の日記など。 夫のDVをDVと認識していなかった妻。 夫から支配、操られ。精神的DV?モラハラ? 夫婦ともに、自己肯定感の低さ。 ハラスメントによる、抑うつ状態、感情鈍麻など。 DVは、蓄積期→暴力期→ハネムーン期→蓄積期→、、、のループ。 杉田春さんの記述や精神科医/臨床心理士の記録が興味深い。

Posted byブクログ

2020/02/18

DVの被害者であり、虐待の加害者にもなってしまった船戸優里さんの手記と、精神科医の白川美也子先生の診断書を読みたくて手に取りました。 深い絶望の果てで、優里さんを理解し、力になろうとする人たちが現れて、優里さんがどのように変化していったか、厳しい状況に陥っていく過程で優里さんの...

DVの被害者であり、虐待の加害者にもなってしまった船戸優里さんの手記と、精神科医の白川美也子先生の診断書を読みたくて手に取りました。 深い絶望の果てで、優里さんを理解し、力になろうとする人たちが現れて、優里さんがどのように変化していったか、厳しい状況に陥っていく過程で優里さんの身にに何が起きていたのか、優里さんの側から知ることのできる貴重な内容でした。 読んでいて、本当に他人事ではない、と思いました。 出版に向けて、怖いと思う気持ちもあっただろうと思います。 なぜ出版の意思を固められたのか、その想いも本書の中にありました。 SOSは何度も出されていた、けれど、受け取られなかった。周りが気付く力、対応する力があれば、どこかで止められたのではないか、とも思いました。 この悲劇を2度と繰り返さないために何ができるか、自分ごととしてしっかり受け止めていこうと思います。

Posted byブクログ