1,800円以上の注文で送料無料

エンド・オブ・ライフ の商品レビュー

4.4

191件のお客様レビュー

  1. 5つ

    90

  2. 4つ

    62

  3. 3つ

    23

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2023/08/29

在宅看護は家族も患者も壮絶な毎日とイメージしてる。スタッフとして支え続けて生きてきた看護師が自身が患者となってしまう。人生の終わりから見えてくる事を教えてもらう本。

Posted byブクログ

2024/04/03

亡き人から私に届いた 大きな贈りもの。 それは、人生が有限で あることの教え。 限られた上映時間の中、 どんな役をどう演じる べきなのか。 むやみやたら怒ったり 拗ねたりしている場合 じゃない。 そんな端役でいいの? 人生にはやるべきこと が他に無数にあるよね、 と気...

亡き人から私に届いた 大きな贈りもの。 それは、人生が有限で あることの教え。 限られた上映時間の中、 どんな役をどう演じる べきなのか。 むやみやたら怒ったり 拗ねたりしている場合 じゃない。 そんな端役でいいの? 人生にはやるべきこと が他に無数にあるよね、 と気付かせてくれます。

Posted byブクログ

2023/08/05

こんなにサクサク読めるとは思わなかった。 死よりもどうやって生き終えるのか、言葉にするのは難しい。自分だったら?病院?家?多分その時にならないとわからないのだろう。

Posted byブクログ

2023/07/02

在宅での終末期医療に取り組む京都の診療所の医師や看護師と最期を迎える患者、特にそこの看護師で自らも末期がんとなった男性看護師・森山文則さんの姿を通して、終末期の在り方を考えるノンフィクション作品。 幼い頃よりタナトフォビアの自分にとって、死について向き合い、考えるために非常に有益...

在宅での終末期医療に取り組む京都の診療所の医師や看護師と最期を迎える患者、特にそこの看護師で自らも末期がんとなった男性看護師・森山文則さんの姿を通して、終末期の在り方を考えるノンフィクション作品。 幼い頃よりタナトフォビアの自分にとって、死について向き合い、考えるために非常に有益な書籍だった。 特に、終末期医療にずっと従事し、患者に対し死への受け入れをサポートしてきた森山さんが、いざ末期がん患者となり、死と向き合う立場となったときに、死をなかなか受け入れられず、スピリチュアルな方面に感化されてしまうというのは、とてもリアリティのある話で、自分のことのように心が締め付けられた。正直、自分の中のタナトフォビアは本書を読んで悪化してしまった感もあるが、これはいつかは誰もが向き合わなければならない現実であり、貴重なケーススタディであると思った。 また、難病の妻を誠心誠意介助する夫という著者の両親の姿は、とても理想的な晩年の夫婦の在り方だと思った。なかなか困難な道だとは思うが、自分も著者の父親のようにありたいと感じた。

Posted byブクログ

2023/06/26

看護師であり妻と娘ふたり4人家族の彼に、膵臓癌が見つかり、自身で予後半年と見立てた。 著者は、彼の所属する在宅医療チーム会社と患者さんとその家族と関わりつつ、記録する。 さまざまな、エンド・オブ・ライフを教えてくれる。 特に、著者の父と父が介護する母の描写に深く感銘を受けた。

Posted byブクログ

2023/05/05

いつかは在宅医療やホスピスに関わりたい、家族を在宅で看たいという人におすすめの本です。 贈り物を遺して旅立っていく という言葉が在宅で看取るということをあらわしているようで、印象的でした。仕事柄、人の死に慣れてしまっているところがあるが、最期をご家族に看取ってもらえる人は幸せだと...

いつかは在宅医療やホスピスに関わりたい、家族を在宅で看たいという人におすすめの本です。 贈り物を遺して旅立っていく という言葉が在宅で看取るということをあらわしているようで、印象的でした。仕事柄、人の死に慣れてしまっているところがあるが、最期をご家族に看取ってもらえる人は幸せだといつも感じる。コロナ禍のせいで病院ではそれができなくて、、みなさんとても穏やかなお顔なのが唯一の救いになっているのかな。

Posted byブクログ

2023/04/02

出会えてよかったと心の底から思われる一冊。 「命の閉じ方」、20代の私にとっては近くような遠くようなテーマである。しかし、佐々さんの文章を通し、この本に出ている方々に出会い、たくさんのことを学ばせていただいた。私たち、毎日の一瞬一瞬に小さく死んでいて、小さく生きている。死とは、老...

出会えてよかったと心の底から思われる一冊。 「命の閉じ方」、20代の私にとっては近くような遠くようなテーマである。しかし、佐々さんの文章を通し、この本に出ている方々に出会い、たくさんのことを学ばせていただいた。私たち、毎日の一瞬一瞬に小さく死んでいて、小さく生きている。死とは、老後、病気や意外にあったときだけに向き合うものでなく、いま、息をしているこの一秒一秒の中で向き合うものだ。 「好きなように生きる」、「自分らしく生きる」、それができるには自分自身だけの努力じゃ足りない。周りの愛情とスキルに支えられることも必要なのだ。私は自分の愛するひとたちの「生き抜きたい生きざま」を支えることができるのだろう。 ✲ 読んでいる中に、何度も涙ぐんでしまった。鋭い悲しみを持つお別れ方だけでなく、よく頑張ったね、お疲れ様という拍手で送られるようなお別れ方もある。命の閉じ方に対し、さまざまな受け止め方、向き合い方があるから、生きるということが豊かになるのだろう。 「遺された人々の心に、敬子が手渡したものが、息づいている。」本の中に出会った背筋を伸ばして芯強く持っている人たちになりたい。自分のいのちだけでなく、周りの人のいのちの向き合い方に寄り添って支えられる人間になりたい。 円(環)と縁の考え方がとてもすき。人類が営々と続けてきた命の円環の中に私もいる。この円環をどんどん広げ、いろんな人を抱擁できるように自分なりに頑張りたい。 7年間わたった取材記録で、このような形に出会えるのは、佐々さんをはじめ、本当にいろいろな縁と人に感謝しないと。ありがとうございます。お疲れ様でした。力強く拍手を遠い彼方にいるきみへ。

Posted byブクログ

2023/03/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2023.3.31読了 4.5 切なくて、泣けて、読み進めるのがしんどかった。 著者が今現在、脳腫瘍で闘病されているという事を記事で読みました。 ご自身のご病気と、どう向き合っておられるのか残酷かもしれないけれど、教えて欲しいです。 やはり緩和ケアを最大限受けても、苦しむのだなぁ、と改めて考えさせられたし、大切に生きていきたいと思いました。

Posted byブクログ

2023/03/28

ありきたりのドキュメンタリーではなく、引き込まれた。やっぱり死ぬのは怖い。気づかないうちに銃で撃たれて死ぬくらいが良いのか。 死が身近なとこにないから、現代人は準備ができてない。食べてる肉も遠くで殺されて手元に来る時はその動物の死を感じることができない。 癌の最後の痛みはつらい。...

ありきたりのドキュメンタリーではなく、引き込まれた。やっぱり死ぬのは怖い。気づかないうちに銃で撃たれて死ぬくらいが良いのか。 死が身近なとこにないから、現代人は準備ができてない。食べてる肉も遠くで殺されて手元に来る時はその動物の死を感じることができない。 癌の最後の痛みはつらい。セデーシヨンしたい。辛い思いするくらいなら安楽死したい。まじでいつ自分の身に降りかかってくるかわからない、怖い。死の準備、どうしたら良いのか。準備しても死期がわかれば、死ぬ程恐怖に襲われるんだろうな、嫌だな。

Posted byブクログ

2023/05/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

メモ書き含む ----- 在宅医療 緩和ケア Home(我が家)、House(家) 「いい医者に出会うか、出会わないかが、 患者の幸福を左右する」 痛みには大きく分けて4つの種類がある。 ①身体的な痛み ②精神的な痛み ③社会的な痛み ④スピリチュアル・ペイン スピリチュアル・ペインとは直訳すると「魂の痛み」「霊的な痛み」である。 「自分の人生の意味はいったい何だったんだろう」と考えたり、自分の存在が無に帰することを想像して絶望してしまうことなどを意味し、感情よりもっと奥深くにある、魂の苦しみととらえられている。精神的な痛みは、生きていく上での人生の一部についての心の痛みだが、スピリチュアル・ペインは自分の人生全体の意味がわからないという苦しみである。 エリザベス・キューブラー・ロス 「受容の五段階」 死が近づいてくると、たいていの人はまず否認をする。次に怒り、取引の感情がきて、抑鬱、そして受容という段階をたどるという説。 生きる意味とは何か? ロックトイン(閉じ込め)症候群 頭が明晰なまま、運動機能が失われていく状態 大脳皮質基底核変性症(難病) パーキンソン病によく似た症状を表すことから、パーキンソン病症候群とも呼ばれている。 認知症で徘徊がやまない患者 ●最初は問題行動とみなが迷惑がっていたが、よく聞いてみると元警察官だという。彼は、毎日町の平和を守るために律儀にパトロールに出ているのだ。その理由を知って以来、スタッフはみな「パトロールにお出かけですか?」と声をかける。彼は安心したのだろう。険しい表情が和らぎ、夜にはよく眠るようになった。 ●5人の子持ちだった主婦は、人形をおぶって歩きまわる。子守歌を歌って徘徊。彼女はいまだに子育てをしているのだろう。 認知症の人の行動を無理にやめさせると問題行動がひどくなるという。 evidence(エビデンス)= 証拠 主治医の大切さ 主治医がどれだけ人間的であるかが、患者の運命を変えてしまう。 在宅だからいいとは限らない。 いい死に方をするには、きちんとした医療知識を身につけた、いい医師に巡り合うこと。 その見分けかた... その方法がないから問題。 -------- 父は私が20歳のときに癌で亡くなっている。 母は今年90歳と高齢。乳癌、甲状腺腫瘍、脳血管に詰まりがあるなど病歴があるものの、今は何でも自分のことは自分でできている。けれど、いつ何が起こるか分からず、何かあったときには在宅医療・看護してあげたいと思っている、、が。 本書に登場するような医療機関やスタッフはまだ少ないだろう。 在宅医療と看護の壁は相当高そうだな、、 よく考えておかなければ。

Posted byブクログ