ディア・ペイシェント 絆のカルテ の商品レビュー
忙しすぎる医療現場、モンスター患者、訴訟問題、信頼していた人の自殺、親の認知症、看取り、妹との確執…。重たい課題に対してロシア武術「システマ」の呼吸法を使いながら頑張る35歳女医さんの話。 行き場のない悲しみ、理解のない職場、頑張れば頑張るだけ気持ちが通じなかった時のダメージは大...
忙しすぎる医療現場、モンスター患者、訴訟問題、信頼していた人の自殺、親の認知症、看取り、妹との確執…。重たい課題に対してロシア武術「システマ」の呼吸法を使いながら頑張る35歳女医さんの話。 行き場のない悲しみ、理解のない職場、頑張れば頑張るだけ気持ちが通じなかった時のダメージは大きく、ほんの小さな感謝の言葉を支えにまた頑張ろうとする健気さ。読みながら苦しくなりつつも、では私はどうする?どう進む?と自分の生き方も考えさせられた。 社会全体がギスギスしてみんなの行きづらさが根底にあるのだろうけれど、私はできるだけ感謝の言葉を周りの人に届けられるようになりたいと思った。
Posted by
お医者様が大変なことは良く伝わってきたけど、でもみんながみんなこんな親身になってくれるお医者様ではない気がする。大きい病院で、すごく待たされたのに、ほんの数分で診察を終わらされ、しかもすごく冷たい対応だったことはずっと忘れられない。身体が弱ってるのに、心にもダメージ受けました。 ...
お医者様が大変なことは良く伝わってきたけど、でもみんながみんなこんな親身になってくれるお医者様ではない気がする。大きい病院で、すごく待たされたのに、ほんの数分で診察を終わらされ、しかもすごく冷たい対応だったことはずっと忘れられない。身体が弱ってるのに、心にもダメージ受けました。 モンスター患者も良くないのは分かるけど、嫌な経験から、そうなっているのでは? 医者はこんなに大変なんだ!!っていうアピールが多い小説だな、と思ってしまいました。
Posted by
医療現場の過酷さが前面に出ていて、読んでいる間ずっとストレスを感じたけれど、著者の伝えたいメッセージ性も明確なのかなと感じた。 ただ、座間の行動についての最後の分析は、私としてはやっぱり腑に落ちず、ミステリーやサスペンスの要素を盛り込んだとしたら、その点についてはイマイチなのかな...
医療現場の過酷さが前面に出ていて、読んでいる間ずっとストレスを感じたけれど、著者の伝えたいメッセージ性も明確なのかなと感じた。 ただ、座間の行動についての最後の分析は、私としてはやっぱり腑に落ちず、ミステリーやサスペンスの要素を盛り込んだとしたら、その点についてはイマイチなのかなと。
Posted by
医師の過酷さをひしひしと感じました。 患者の座間が、先日読んだホラー小説より余程怖かった。 中盤辺りから、物語が急速に進みだして、ハラハラ、ドキドキの連続でした。 これはドラマにしたら面白いんじゃないかな?と思ったら、もうドラマになってたんですね。 面白かったです。
Posted by
このコロナ禍で医療従事者の皆様のリアルを垣間見る。内科でこんなに大変だと、今の医療体制逼迫の状況は正に戦場。
Posted by
リアル。非常にリアルである。読んでいて不快になる。不快な感情を引き起こすのは、そのリアルさである。想像できてしまうのである。医者になりたい気持ちになる人が少なくなるのがわかる。 それでも続きが気になるので読み進めてしまう。というよりけは、この嫌な状況から早く抜け出したくて読んでし...
リアル。非常にリアルである。読んでいて不快になる。不快な感情を引き起こすのは、そのリアルさである。想像できてしまうのである。医者になりたい気持ちになる人が少なくなるのがわかる。 それでも続きが気になるので読み進めてしまう。というよりけは、この嫌な状況から早く抜け出したくて読んでしまう。なんか不思議な感じ。
Posted by
NHKドラマでやってて見てたお気に入り。 原作本があることを知り購入。 泣けた泣けた。 めちゃくちゃ良かった。 陽子先生が慈しみ深く患者を思い、親身になり続けたこと。自ら命を絶ち、患者や同僚が深い悲しみに包まれたこと。 千晶が誠実であり続けようとすること、院長や蓮見さんにも支...
NHKドラマでやってて見てたお気に入り。 原作本があることを知り購入。 泣けた泣けた。 めちゃくちゃ良かった。 陽子先生が慈しみ深く患者を思い、親身になり続けたこと。自ら命を絶ち、患者や同僚が深い悲しみに包まれたこと。 千晶が誠実であり続けようとすること、院長や蓮見さんにも支えられながら。 瀬戸くんも、美咲ちゃんも、若くてもしなやかに頑張ってる。 ドラマでの配役がイメージにピッタリ。 ドラマが先で、後から小説を読んだが、演じた俳優の顔を思い浮かべながら全く違和感なく(というか、イメージ通り、さすが!と思いながら)読んだ。 そしてドラマの再現が原作に対して忠実なこと。 どちらかにしかないエピソードもあったが、小説の文言を一言一句正確にトレースしてた。 小説を読んでドラマを見直した。 陽子先生が亡くなる回より前も、涙が止まらない回ばかりだったんだなあ。 小説もドラマも、どちらも一層愛おしくなった。
Posted by
医療の世界は医師や看護師さんたちの熱意で保たれている部分が多いのだろうなぁと思っていたけれど、自分勝手な患者が増えるようでは医療は疲弊していくのでしょうね。 医師と患者が対等な関係であるのが理想だと思いますが、あまりにもどちらかが王様のように振る舞う力関係になってしまうのはお互...
医療の世界は医師や看護師さんたちの熱意で保たれている部分が多いのだろうなぁと思っていたけれど、自分勝手な患者が増えるようでは医療は疲弊していくのでしょうね。 医師と患者が対等な関係であるのが理想だと思いますが、あまりにもどちらかが王様のように振る舞う力関係になってしまうのはお互いにとっても良い方向には向かわない気がします。 人間的に魅力のある医療関係者がつぶれていかないような医療界であってほしいです。 まずは症状をメモ書きにして、先生の前で時間をかけずに説明できるようになろうかな。
Posted by
病院を「サービス業」と捉え、「患者様プライオリティー」を唱える佐々井記念病院の医師たち。 そこに半年前に赴任してきた内科医の真野千晶。 ある日、執ように嫌がらせを繰り返す“モンスター・ペイシェント” 座間という男に付きまとわれることになります。 モンスター以外にも、日々の過剰...
病院を「サービス業」と捉え、「患者様プライオリティー」を唱える佐々井記念病院の医師たち。 そこに半年前に赴任してきた内科医の真野千晶。 ある日、執ように嫌がらせを繰り返す“モンスター・ペイシェント” 座間という男に付きまとわれることになります。 モンスター以外にも、日々の過剰労働、深夜の当直勤務、医療訴訟への恐れ… 毎日これらの問題と闘わなければならない医療の世界は、本当に厳しいものだと思いました。 自分は絶対にモンスターにはなるまいと思います。
Posted by
病院を「サービス業」と捉える佐々井記念病院で内科医を務める千晶は、日々、押し寄せる患者の診察に追われていた。そんな千晶の前に、嫌がらせを繰り返す患者・座間が現れた。座間をはじめ、様々な患者たちのクレームに疲幣していく千晶の心の拠り所は先輩医師の陽子。しかし彼女は、大きな医療訴訟を...
病院を「サービス業」と捉える佐々井記念病院で内科医を務める千晶は、日々、押し寄せる患者の診察に追われていた。そんな千晶の前に、嫌がらせを繰り返す患者・座間が現れた。座間をはじめ、様々な患者たちのクレームに疲幣していく千晶の心の拠り所は先輩医師の陽子。しかし彼女は、大きな医療訴訟を抱えていて…。現役医師による感動長篇。
Posted by