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地獄くらやみ花もなき(肆) の商品レビュー

4.1

20件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

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2024/09/11
  • ネタバレ

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第一部の終わりだけあって、シリーズの中では1番読み応えがある気がする。コミカライズでもこの原作でも、ラストの二人を包む空気感が本当に美しくて好きだな。

Posted byブクログ

2024/07/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

青児さんが鳥栖さんにインフルエンザをうつしてたのはやばい。そのおかげで執行人を騙せたとしてもやばい。青児さん自身がインフルエンザに罹ってたのに気付いてないのもやばい。 まさか篁さんに気付かれずに棘さんが侵入してたとは。 憎めない凛堂兄弟。 知らぬ間に色々背負う事になった棘さん。 けど兄弟達は自分が王座を得たいがために殺し合いをしたんじゃ無かったんですね。 おみくじの結果が地獄はなかなかに不穏ですけど、最初それが始まりだったと思うとわくわくしますね。

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2024/07/22

地獄代行業〉の皓と助手・青児のもとへ、宿敵である荊から果たし状が届く。地獄の王座争いに終止符を打つため、2人は決闘の舞台となる寝台列車〈青い幻燈号〉へ。豪華な車内で待っていたのは、6人の乗客たち。発車後すぐに、ひとりが密室で姿を消し、ひとり、またひとりと殺されて――乗客にまぎれた...

地獄代行業〉の皓と助手・青児のもとへ、宿敵である荊から果たし状が届く。地獄の王座争いに終止符を打つため、2人は決闘の舞台となる寝台列車〈青い幻燈号〉へ。豪華な車内で待っていたのは、6人の乗客たち。発車後すぐに、ひとりが密室で姿を消し、ひとり、またひとりと殺されて――乗客にまぎれた処刑人は誰か? 今作はミステリー要素大でとても面白かったです。

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2024/02/12

「では地獄に堕ちていただきましょう」 職も居場所もない、途方に暮れる青年"遠野青児"が迷い込んだ洋館で出会ったのは、人間離れした怖いほどの美貌をもつ着物の少年"西條皓。 青児は、「罪を犯した人間の姿が妖怪に見える」ことに悩んでいた。この体質を買われた...

「では地獄に堕ちていただきましょう」 職も居場所もない、途方に暮れる青年"遠野青児"が迷い込んだ洋館で出会ったのは、人間離れした怖いほどの美貌をもつ着物の少年"西條皓。 青児は、「罪を犯した人間の姿が妖怪に見える」ことに悩んでいた。この体質を買われた青児は、皓に半ば強制的に助手(ペット)して雇われる。 謎の美少年、皓の職は、罪人を暴き地獄へ堕とす、「地獄代行業」であった。 ‥ 夜行列車を舞台に皓の父親の命と地獄代行業の王座をかけて因縁の相手との対決。 もちかけられた要件は、乗客を死に追いやる執行人がいる中で、夜行列車の乗客を2名生き残らせること。 罪人が妖怪に見える青児の目に映ったのは、乗客全員の妖怪の姿だった。 ‥ これまで屋敷で地獄代行業をするしかなかった皓が自分自身と向き合い、青児も信じて待つ。今回の対決を経て自らの今後の生き方について見つめなおすところが印象的だった。 「なので、青児さんの百年を僕にくれませんか?」 2人の関係性も前進。続きが楽しみすぎるし、コミカライズも絶対素敵に違いない。 2024年2月12日

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2023/10/21

<地獄代行業>の皓と助手の青児のもとへ、荊から果たし状が届く。 決闘の舞台となる寝台列車、<青い幻燈号>で待ち受けていたのは、6人の乗客たち。ひとり、またひとりと殺されていく乗客たち。乗客にまぎれた処刑人はいったい誰なのか? 地獄代行業を営む皓少年と、助手の青児の「地獄くらや...

<地獄代行業>の皓と助手の青児のもとへ、荊から果たし状が届く。 決闘の舞台となる寝台列車、<青い幻燈号>で待ち受けていたのは、6人の乗客たち。ひとり、またひとりと殺されていく乗客たち。乗客にまぎれた処刑人はいったい誰なのか? 地獄代行業を営む皓少年と、助手の青児の「地獄くらやみ花もなき」シリーズの4冊目です。 今回の舞台は豪華な寝台列車。そこで起こる連続殺人事件。 ミステリ的な舞台の中、犯罪者が妖怪の姿に見えるという青児の設定がうまく調和していて、ファンタジー側からも推理をすすめられるのが楽しいです。 そして、『そして誰もいなくなった』か『オリエント急行の殺人』か……と思わせて、別の文学作品に着地するのが美しくも寂しく儚い。 作品としてはまだ続きが出ているのですが、物語としては一区切り。 シリーズの最初から読み進めてくると、全てから逃げ続けていた青児の成長と、皓の弱さと優しさにじわっと来ます。 この先も2人のバディがまだ見られると思うと嬉しいですね。 ちなみに、コミカライズ版もとっても良いのでお勧めです!

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2023/10/21
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終盤の展開が驚きと切なさの連続だった。 執行人の辛い過去からの荊の仕掛けで絶望展開、からの荊の本当の動機等、ページめくる度に驚きと切なさがありました。完全な悪役だと思っていた荊の印象も、この本で変わりました。 鳥栖青年の「なぜ自分は自殺した兄のマネをしたのか」に対しての青児のアンサーがすごく好きです。

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2023/05/09
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荊さんが・・もう好きの塊よ・・。 全員が何かしらの罪を犯している人だと・・いったいどんな展開になるのかと思いきや・・切ない。 鵜ノ木さんとお父さん、青児さんと猪子石さん切ないのオンパレードじゃん。 生き残った2人はこの先もある意味生きていくことにはなるんだけど、知り合いに会ったりしたらと思うとなかなかつらいものがある

Posted byブクログ

2023/03/12
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皓の父・山本五郎左衛門と凛堂兄弟の父・神野悪五郎が荊によって殺された。そして皓にその荊から果たし状が届く。魔王の座をかけて用意された舞台は寝台列車“青い幻燈号”での推理対決だった。 青児と皓の最後の探偵業になるとあって、けっこうな業を抱えた乗客たちが揃った。それぞれここに至るまでの背景は浅い深いがあったが、各々の背景に符合した妖怪の組み合わせとエピソードがよかった。残念だったのは誰が執行人かがすぐ分かってしまったことだ。怪しいなと思ってから、それが覆ることもなかった。序盤に怪しいと思わせておいて違うかと思い直して、やっぱりそうなのな展開が欲しかった。 一方で荊は前巻の印象を見事に覆した。荊は兄たち全員分の想いを背負って棘を魔王にしようとしていた。この兄弟、兄想いの弟と弟想いの兄でよかった。まあ2人とも愛情表現が暴力的だが… 青児と皓は相変わらず抜群の相性を見せた。それに1巻と比べたら青児は成長した。出来ないけれど出来ないなりに頑張るのは、同じく出来ない私から見て共感と応援しか湧かない。 物語がまだ続くのは嬉しい限りだ。だがもう少しだけということなのでその言葉を裏切ってくれたらなと思う。

Posted byブクログ

2023/01/22
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残念ながら、オリエント急行殺人事件を読んだことがないのでなんともだが、なかなか面白かった。まさかの全員お亡くなりに…?とハラハラしたが生きたままの人が居て良かった。今作も面白かった。

Posted byブクログ

2022/11/29

ここで地獄代行編は完結なのね。オリエント急行×そして誰もいなくなった的連続殺人、ミステリとしてもたのしい展開。最後のプロポーズもとても良かった。続いてくれて嬉しい。

Posted byブクログ