総理通訳の外国語勉強法 の商品レビュー
総理や天皇の通訳という最もハードな最前線で通訳を務めた人だからな内容で、勉強の技術もそうだし語学に対するマインドへの影響という意味でもかなりの好著。入省からエジプトやパレスチナでの経験、勉強法について。 勉強法に関しては、ネイティブ脳ではなく日本語脳を鍛え、日本語で話す内容を考え...
総理や天皇の通訳という最もハードな最前線で通訳を務めた人だからな内容で、勉強の技術もそうだし語学に対するマインドへの影響という意味でもかなりの好著。入省からエジプトやパレスチナでの経験、勉強法について。 勉強法に関しては、ネイティブ脳ではなく日本語脳を鍛え、日本語で話す内容を考えて外国語に置き換えていくスタイル。インプットとアウトプットを半々の割合にして、スピーキングを重視。これにより一番重要な発信能力を鍛えていくことができる。具体的なところではイチローの引退という例題を見ながら自己発信ノートやオリジナル単語帳の作成、パラフレージングや類語を用いての表現力の向上、クイックレスポンスやリプロダクション、サマライジング、相手の長い発言を理解し自分の意見を論理的に発信するDLSといったトレーニングも紹介されている。
Posted by
語学習得に対するマインドセット。 泥臭く、当たり前のことを愚直に遂行できた者だけが立つことの出来る舞台。 血も滲むような努力があったのでしょう。
Posted by
経験に基づく“通訳”指南書とでも言うべき内容。大変参考になりました。 単語帳を改めて作ってみよう、と思った次第です。
Posted by
【皆さんにも外国人の心の「扉」を開ける快感を是非味わってほしいと思います】(文中より引用) 自身の語学への取組や総理通訳としての経験を基に、どうやったら外国語を習得できるかについてわかりやすく紹介した作品。著者は、外務省へ入省してからアラビア語に触れたと語る中川浩一。 「イン...
【皆さんにも外国人の心の「扉」を開ける快感を是非味わってほしいと思います】(文中より引用) 自身の語学への取組や総理通訳としての経験を基に、どうやったら外国語を習得できるかについてわかりやすく紹介した作品。著者は、外務省へ入省してからアラビア語に触れたと語る中川浩一。 「インプットよりアウトプット」など、通訳云々というよりは外国語と親しむためにはどうすれば良いかを初心者目線で解説した一冊。アラビア語を始めとする著者の外国語への情熱がひしひしと伝わってくる書きぶりでした。 具体的な勉強法が最も参考になるかと☆5つ
Posted by