生まれてきたことが苦しいあなたに の商品レビュー
ここまで拗らせると生きにくいだろうし、マッチポンプ的ですらある。或いは共依存か?この世を、人生を憎む事を愛するなどは、正にそれって感じ。つまらないなら面白くしようと言う選択肢が無い。人生を肯定出来ないのか?しないのか?反出生主義のパートもあるが、今のアンチナタリズムとも、ちょっと...
ここまで拗らせると生きにくいだろうし、マッチポンプ的ですらある。或いは共依存か?この世を、人生を憎む事を愛するなどは、正にそれって感じ。つまらないなら面白くしようと言う選択肢が無い。人生を肯定出来ないのか?しないのか?反出生主義のパートもあるが、今のアンチナタリズムとも、ちょっと違う。楽になる方法は他にもあるし、楽天家じゃないのは大変だなぁとも。人生は辛し、現実は悪夢の様だが、そんな世の中だから希望だけは捨ててはいけない。しかし、その希望が生ぬるいモノだったとしたら………そんな希望はいらない。とは常々思ってはいる事なのだが。
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シオランの生涯、著書からの引用に解説を加えながらその思想を見ていくという構成になっている。 序盤で「シオランの言葉は暗すぎるが故に逆に我々に力を与えてくれる」といった旨のことが書かれていたが、暗すぎて逆に力が湧いてくるというよりは、シオランが人生の敗者·落伍者の方に面白みや価値を...
シオランの生涯、著書からの引用に解説を加えながらその思想を見ていくという構成になっている。 序盤で「シオランの言葉は暗すぎるが故に逆に我々に力を与えてくれる」といった旨のことが書かれていたが、暗すぎて逆に力が湧いてくるというよりは、シオランが人生の敗者·落伍者の方に面白みや価値を感じ、それをしたためた文章によってこそ、人生が上手く行っていないと感じる者、すなわち敗者や落伍者を自認する者は励まされるのではないだろうか。 第二部の、「死は生に内包されるが故に、生を嫌悪するペシミストは生からのみならず死からも脱却することによって初めて勝利をおさめる」「しかしながら死からの脱却とは即ち仏教で言うところの空であり全ての執着を捨てることであるので、生や世界への嫌悪を基幹とするペシミストとは相性が悪い(脱却に至れない)」という部分に面白みを感じた。
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釈迦は人生は苦であると説き、それの回避策を提示した。シオランはそれを知りつつも、落伍者になった。その落伍者の嘆きがシオランの言葉であり、これが落伍者たちの共感を呼ぶのだろう。私はこの本でシオランにハマってしまい、生誕の厄災まで買ってしまった。
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良書である。 基本的には、わたしもペシミストであり、ニヒリストであり、アナキストであるから、シオランと著者の人生観・世界観に共感する。 「あたりまえのこと」ばかりが書いてある、とも感じるほどである。 無論、それをキッチリと文章化し、「この世はクソだ」ということを明確化してくれて...
良書である。 基本的には、わたしもペシミストであり、ニヒリストであり、アナキストであるから、シオランと著者の人生観・世界観に共感する。 「あたりまえのこと」ばかりが書いてある、とも感じるほどである。 無論、それをキッチリと文章化し、「この世はクソだ」ということを明確化してくれていることは、ありがたいことだ。 その結果、新たな視点や、学びが得られる。 だが一方で、反発を覚えるところも多々ある。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「楽しいの気持ちはポジティブだけじゃない」 読書会で高評価の本がわたしには刺さらなかった話をした。のりーさんに「すごく楽しんでると思いますよ」と言われてネガディブを楽しむってありだと気付かされた本。 PRIZE 私はこの本を楽しむことができないと悩んでいたけど、逆に言えばこのプライズからシオランの本を読むことで読書会でシェアしてもらえることでまた違う新しい本の読み方ができたと言うことになるのだなと思った。いつも同じ本を同じように読んでいては楽しいって言う感覚が鈍ってしまうが私はこれを経験として少し今日はネガティブだな。面白くないかなって言う本を楽しめる技を身に付けた、見つけたと思えるようになった。読書の幅が広がるってこういうことなのかなと思えた。良い2冊だった。
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人間はたまたま生まれて少し過ごした後ふっと消えるもの。そんな風に考えたら将来へのどうしようもない不安感が少し和らいだ。
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タイトルは、なんかすごいけど、別に生まれてきたことが苦しい訳ではありませんが、シオランのドラマをみて、シオランって人のことを知り、少し興味があったため、タイトルは見ずに、借りて読みました。まぁ、結構飛ばし読みでしたが、第5章人生のむなしさは、面白かったです。 生きるどんな理由も...
タイトルは、なんかすごいけど、別に生まれてきたことが苦しい訳ではありませんが、シオランのドラマをみて、シオランって人のことを知り、少し興味があったため、タイトルは見ずに、借りて読みました。まぁ、結構飛ばし読みでしたが、第5章人生のむなしさは、面白かったです。 生きるどんな理由もなければ、ましてや死ぬどんな理由もない-齢を重ねるにつれて、私はますますそう思う。だから、根拠などまるでなしに生き、そして死のうではないか。「カイエ558頁」 まあ、そうだなと思いました。 あとは、人生に目的があったら…恐ろしいという部分も、そうかもなぁと思いました。p235に記載ありです。
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ペシミストの思想に触れてみたくて読んだ。 ポップ(?)な表紙とは裏腹に内容はガチ。 病気とか怠惰とか自◯とか、世の中の鬱々とした状態をいろいろ論じているが、それらを肯定的に扱う一方で、他者や社会に対しては否定的だったりするなど、意外と難解なので読むのに体力が要る。 死をしっかり...
ペシミストの思想に触れてみたくて読んだ。 ポップ(?)な表紙とは裏腹に内容はガチ。 病気とか怠惰とか自◯とか、世の中の鬱々とした状態をいろいろ論じているが、それらを肯定的に扱う一方で、他者や社会に対しては否定的だったりするなど、意外と難解なので読むのに体力が要る。 死をしっかり受け入れてからの先は余生、という考え方は割とポジティブな感もあり、自分なりに死についてしっかり考えたことがないと受け入れ難いのかもしれないと思った。
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なかなか難しくて理解できないところもあったけれど、最後まで楽しめました。悲観的なものの見方にも生きるのに都合のいい効用のようなものがあるのかもしれません。いずれまた読んでみたいです。
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生が苦しい時、自殺を選ぶことを真っ向から否定しない1冊。人は生まれ、過ごして、フッと消える。ただそれだけのことなのだ。そう思うと労働や繁殖などの事象がどれだけ自己満足的なことなのか思い知らされる。シオランでさえ成し遂げなかった解脱をするには死ではなく、感情という重荷をおろすことな...
生が苦しい時、自殺を選ぶことを真っ向から否定しない1冊。人は生まれ、過ごして、フッと消える。ただそれだけのことなのだ。そう思うと労働や繁殖などの事象がどれだけ自己満足的なことなのか思い知らされる。シオランでさえ成し遂げなかった解脱をするには死ではなく、感情という重荷をおろすことなのだと学んだ。 いつでも自殺できるというカードを握っていることは僅かながら明日を生きやすくしてくれたりもするのだろう。
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