巴里マカロンの謎 の商品レビュー
些細な謎がすごく気になって、スイスイ読める。 面白かったー。 小山内さん、友達にはしたくないらタイプだけど目が離せない。今回は歳下の新しいキャラが出てきたからかあんまりサイコパスな事せずちょい残念。 ところどころにある、小鳩君が小山内さんの気持ちを推し量る描写。「怯えていたんだね...
些細な謎がすごく気になって、スイスイ読める。 面白かったー。 小山内さん、友達にはしたくないらタイプだけど目が離せない。今回は歳下の新しいキャラが出てきたからかあんまりサイコパスな事せずちょい残念。 ところどころにある、小鳩君が小山内さんの気持ちを推し量る描写。「怯えていたんだね。笑ってたのかもしれないけど」とか、小山内さんなら企んでるなーと思えてクスッと笑えた。
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小市民を目指す小山内さんと小鳩くんの高校生活でのちょっとした謎をといていく話。 こういうの好きだなぁ
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小市民を目指す互恵関係の男女のお話。シリーズ4作目やけど、これが1番穏やかに読めた。空白の期間も2人はこうして謎に巻き込まれて楽しげな日々を過ごしてたんやな、とホッとする。小市民には向いていない2人に幸あれ。
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小市民シリーズは、長編もいいけどやっぱり短編が好き!小鳩くんと小佐内さんの絡みを、たくさん見られて満足です。小佐内さんがほとんど出てこないお話もあるけど。でも、それもオチが最高だったので(笑)個人的にいちばん笑ったのは、きものの汚れを落として小佐内さんにスルーされる小鳩くんです。
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このシリーズ自体読んだのが、 ここ1年以内なのでピンときてませんでしたが、 11年ぶりの新刊だったんですね! 前作からほぼ地続きで読みましたが、 2人の感じ、良い意味で何にも変わってない! この2人にまた会いたいなぁ。
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久しぶりの小市民シリーズ。 日常の謎の結末がちょっと苦めなところは好み。 相変わらずのめんどくさい2人に、そうそうこんな感じやったわと思い出してにんまりした。
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小市民シリーズ4作目。前作から11年という時間が空いたお待ちかねの新刊。これまで春期・夏期・秋期というタイトルだったので当然冬期~というタイトルなのだろうと予想していたが予想を裏切られた。巴里(パリ)マカロンという題名からクイーンの国名シリーズを思い出した人も多いのではないだろうか。スイーツが出てくるのはいつも通りだが。表題作は小佐内さんが見つけたマカロンを出すパティシエで3種類しかたのめないはずのマカロンに4つ目の種類のマカロンが加えられていたという謎。さらに4つ目のマカロンには他にないものが…。「紐育チーズケーキの謎」は一話目に出てきた古城秋桜の中学校の文化祭で起きる事件。理系っぽい解決が面白く読めた。「伯林あげぱんの謎」は小鳩君の友人、新聞部の堂島健吾に助けを求められ新聞部で起きた不可解な謎を小鳩君が一人で解く話。「花府シュークリームの謎」は前述の古城秋桜が無実の罪で学校を停学になるのだが、小鳩君と小佐内さんが生徒指導の先生にかけあい、その誤解を解き、停学処分を撤回させようと奮闘する話。以上の4編だが、どれも粒ぞろいの短編集だった。時間をかけたのにみあって良質のミステリに仕上がっていると感じた。さて、小市民シリーズ次作はあるのか。本作で終わり?だとしたら悲しいが…。詳細→ https://takeshi3017.chu.jp/file9/naiyou13416.html
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米澤穂信さんの「古典部シリーズ」の11年ぶりの新作! 短編集の形式を取っているので気楽に読み始められる一方で、古城秋桜という登場人物を介した1つの大きな流れがあるので、1冊読み切った際の充実感も大きい作品だなと。次回作の噂も出ているので期待大! 時系列的には ・春期限定いちご...
米澤穂信さんの「古典部シリーズ」の11年ぶりの新作! 短編集の形式を取っているので気楽に読み始められる一方で、古城秋桜という登場人物を介した1つの大きな流れがあるので、1冊読み切った際の充実感も大きい作品だなと。次回作の噂も出ているので期待大! 時系列的には ・春期限定いちごタルト事件(高一の春) ・巴里マカロンの謎(高一の秋〜冬) ・夏期限定トロピカルパフェ事件(高二の夏) ・秋期限定栗きんとん事件(高二秋〜高三秋) となっている。 ここで1つ引っかかったのは、紐育チーズケーキの謎で小山内さんが拉致された時の小鳩くんの「え、また?」という発言。"また”というのは過去にも同じようなことがあったことを示唆する発言だと思われ、瞬時に夏期限定トロピカルパフェ事件で起きた小山内ゆき誘拐事件を思い出したが、よくよく考えたらあの誘拐事件は高二の夏なので未来の話で時間軸が合わない。ということは別の事件のことを指している?中学時代にも同じようなことがあったとか?それともメタ的な表現なのかな? こういうことじゃない?っていう意見があれば是非聞きたいです!
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面白かったが下記が気になった。 紐育チーズケーキの謎で、小佐内さんが拉致された際、小鳩が「また?」と言っているが、小佐内さんが拉致されたのは夏季限定トロピカルパフェ事件で、そのとき小鳩たちは2年生の夏、この事件の終わりに関係を解消しているから、チーズケーキの謎は1年生の秋であるは...
面白かったが下記が気になった。 紐育チーズケーキの謎で、小佐内さんが拉致された際、小鳩が「また?」と言っているが、小佐内さんが拉致されたのは夏季限定トロピカルパフェ事件で、そのとき小鳩たちは2年生の夏、この事件の終わりに関係を解消しているから、チーズケーキの謎は1年生の秋であるはずで、そうなると拉致は「また」ではない。 花府シュークリームの謎で本作の出来事は全て1年間の間に発生していることが書かれており、伯林あげぱんの謎で健吾の同期生が1年生であると記載されていることからも上記の時期は正しいと思われる。 となると「また?」はメタ発言的な意味合いになるのだろうか。 いずれにしても、長年のシリーズファンからすれば、会いたかったキャラクター達にまた会えて嬉しいだろうなと思った。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
名古屋に行く用事があり、名古屋が舞台の小説が読みたいと思って検索してみた。この本は読んだことがあったが、全く名古屋の印象がなかったためちょっと驚いたが好きなシリーズなので再読することにした。実際にあるお店が出てくる、というわけでもないのだが、ちょこちょこと名古屋が出てくるため当初の目的としては嬉しい。(たぶん、二人は岐阜に住んでいると思うのだが、なぜ今回は?名古屋が舞台の話が多いのか逆に気になる) 巴里マカロン、紐育チーズケーキ、伯林あげぱん、花府シュークリーム…目次を見ただけでも心が踊る。そしてまたしても花府が読めない…。(正解はフィレンツェ) 日常の謎で軽そうに見えるが、短い中に伏線がたくさん入っているし、かなり論理的に解決していくので読んでいて結構疲れる。でも意外におちゃめな小鳩君と、底知れない小佐内さんの謎コンビ、やっぱり面白い。 前回もそうだったが、この本を読んでいるとき、たびたびマカロンを買って食べた。伯林あげぱんもぜひ食べてみたい!
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