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巴里マカロンの謎 の商品レビュー

3.9

225件のお客様レビュー

  1. 5つ

    46

  2. 4つ

    90

  3. 3つ

    63

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    0

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2024/05/06

秋期限定を読んだ後だからか、1年生の時の話だからだろうか、小山内さんがまだ穏当に見える。冬期限定を読む前の箸休めとしてちょうど良い短編だった。

Posted byブクログ

2024/05/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

冬季限定が刊行されたので読もう、と思ったらこちらを読んでいないことに気付いたので先にこちらを読んだ。CDがどこにあるか、マカロンを増やしたのは誰か、というのは推理を聞く前に何となく分かったものの、全てぼんやりとした推論だったので、論理的に話していく小鳩くんの話を聞いていると楽しかった。 CDがどうなったか、小佐内さんはタバスコの報復をしなかったのか、捏造の犯人への処罰は、などなど、明らかにされない部分がたくさんあるものの、読了後は不思議と爽やな読み心地だった。 巻末の初出一覧を見るとシュークリームだけが書き下ろしだから、ミステリーズ!のみを読んでいる人には小佐内さんがちょっと食いっぱぐれる連載みたいになっていたのかなと思うと面白い(可哀想)。

Posted byブクログ

2024/05/02

先日本屋で「小市民」シリーズの新刊「冬季限定ボンボンショコラの謎」が出ているのを発見、こちらを先に読まなくてはと思い、積読本の山の中から探し出す。 「冬季限定」は恐らく完結編になっているのだろうから、この作品は番外編という事になると思うが、スイーツにまつわるちょっとした謎を解く...

先日本屋で「小市民」シリーズの新刊「冬季限定ボンボンショコラの謎」が出ているのを発見、こちらを先に読まなくてはと思い、積読本の山の中から探し出す。 「冬季限定」は恐らく完結編になっているのだろうから、この作品は番外編という事になると思うが、スイーツにまつわるちょっとした謎を解くのは春夏秋と同じ。連作的な四つの短編からなります。 一番好みだったのは「伯林あげぱんの謎」。いつもと違い小山内さんが謎解きに直接関わらないが、ある重要な役目を帯びていて最後は思わず笑ってしまった。 小市民という割には、けっこう事件に巻き込まれるのはご愛嬌として、身に降りかかってきた謎や厄介ごとを解決するために、常に冷静で論理的な思考をする二人には頭が下がります。 本作まででは、そもそもなぜに二人が互恵関係を結ぶようになったかがまだ語られてないので気になる所です。完結編ではそれが語られるのを望みます。

Posted byブクログ

2024/04/10

今月、新刊が出るので積読から引っ張り出した。ライトな様で意外と複雑な謎、4話。登場するお菓子に国名シリーズを思わせるタイトルをあてた趣向で楽しめる。お菓子は甘いけど、2人の仲も小佐内さんも甘くないのが良い。新刊が楽しみ。

Posted byブクログ

2024/04/09

各話、全編を通して完成度の高い短編集。最後のシュークリームの謎は、最初の伏線をラストで回収する構成が見事。全編のまとめになっていたのも粋な演出だった。

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2024/03/22

p89~90の小佐内さんのセリフが、小佐内さんにしては珍しく自分の大切にしてることを表現してる気がして、良かった。

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2024/03/19

市民を目指し互恵関係を結ぶ小鳩君と小山内さん。 波風立たない学生生活を送りたいはずの二人だが目の前に謎とスイーツを出されるとやや暴走気味で・・・。  小市民シリーズ短編4集、春と夏の間の物語。 スイーツにまつわる新キャラも交えたちょっぴりビターミステリー。

Posted byブクログ

2024/03/10

「小市民」シリーズの4作目。ただ、物語の時期としては1作目と2作目の間らへんで、番外編の短編集となっている。4つの短編は独立していながら繋がりもあり、特に書き下ろしの4つ目の作品が心温まる部分もあり良かった。3つ目も好き。 謎を提示された時点ではそれぞれあまり興味を惹かれる話で...

「小市民」シリーズの4作目。ただ、物語の時期としては1作目と2作目の間らへんで、番外編の短編集となっている。4つの短編は独立していながら繋がりもあり、特に書き下ろしの4つ目の作品が心温まる部分もあり良かった。3つ目も好き。 謎を提示された時点ではそれぞれあまり興味を惹かれる話ではなかった(日常系ではあるものの、日常とは少しかけ離れてるものが多く感じた)が、真相を知ると、登場人物の想いなどを知ることができて良かった。 好きな一文は「ぼくにもメニューを見せてほしい」

Posted byブクログ

2024/03/09

春夏秋、と来たら冬だろう! と思っていたら巴里でした。 読者を待たせた分、実に良い出来。四話はそれぞれ独立しながら繋がっているという連作形式は共通していて、日常の謎に青春の1ページを織り交ぜるのがやはり巧みだ。この二人をずっと追っていたい。

Posted byブクログ

2024/02/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白かったー 他の季節がタイトルにある長編とは違って、2人の関係性に動きがなく、春期から夏期が起きる前までの2人の高校生活をのぞくことができてよかった。 印象に残ったのは秋桜ちゃんを貶めた犯人を探す話。真実を知ることは傷つくこと…2人の互恵関係の原点を改めて認識させられた。 しかし小鳩くんと小佐内さんの過去はまだ明かされないのかあ〜…

Posted byブクログ