巴里マカロンの謎 の商品レビュー
変わらず『小市民』を目指す小鳩君と小佐内さんの互恵関係が微笑ましかったし、スイーツを絡めた日常の謎も興味を惹かれる内容で面白かった。それぞれの章のタイトルはエラリー・クイーンの『エラリー・クイーンの冒険(新冒険)』から取っているんだろうか?あとやっぱりこのシリーズ作品を読み終え...
変わらず『小市民』を目指す小鳩君と小佐内さんの互恵関係が微笑ましかったし、スイーツを絡めた日常の謎も興味を惹かれる内容で面白かった。それぞれの章のタイトルはエラリー・クイーンの『エラリー・クイーンの冒険(新冒険)』から取っているんだろうか?あとやっぱりこのシリーズ作品を読み終えたらスイーツが食べたくなる…
Posted by
SL 2024.7.3-2024.7.4 小市民シリーズ短編集。 高校1年の2学期から3学期にかけて。 小鳩くんと小佐内さんの関係がやさしくていい雰囲気で楽しく読める。
Posted by
2度目の読了。 長篇よりはコミカルな感じが際立つ短編集。 前に読んだ時も気になったが、紐育チーズケーキの謎で小鳩くんが語ったある映画について。 知っている方いたら教えてください。
Posted by
四篇の作品集。私は紐育チーズケーキの謎でCDが水に濡れても大丈夫だと知った。驚き。 伯林あげぱんの謎では、小佐内さんが泣いていたのが冒頭に書かれていて、まさかいじめにでもあったのか?とか思ったが勘違いだった(笑) まぁ、途中から「ん?これはもしや…」と考えるところもあったが、私の...
四篇の作品集。私は紐育チーズケーキの謎でCDが水に濡れても大丈夫だと知った。驚き。 伯林あげぱんの謎では、小佐内さんが泣いていたのが冒頭に書かれていて、まさかいじめにでもあったのか?とか思ったが勘違いだった(笑) まぁ、途中から「ん?これはもしや…」と考えるところもあったが、私の推理は当てにならない。でも、飴玉とアンケートを照らし合わせたら…と思ったら、今回は当たった。 紐育チーズケーキ、食べたくなりました(笑)
Posted by
日常の謎ミステリ。 〈小市民〉シリーズ番外編(第4弾ではない)の短編集とのこと。 軽いテイストではあるが、さすがに東京創元社だけのことはあり、題名のお菓子をうまく盛り込みつつ、謎解きは本格的。 最後は義理の親子の間の仲も取り持って、丸く収めた。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
春夏秋から続けての読了。読み終わってから11年ぶりの新作と知ってびっくり。 それだけ間が空いたら何とな~く雰囲気とか変わりそうな気がしますが、まったく色褪せない「小市民」の世界でした。 あげパン事件のあと、小山内さんの復讐は発動されたのでしょーか?気になる…
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
安定して面白かった 前作のような重い展開もなく、読みやすい。 タバスコってそんなにのたうち回るほど辛いかな? とにかく、小山内さんの貴重な涙を流すシーンを読めて良かった
Posted by
小市民シリーズの短編集。 マカロンは突然一つ増えた? 謎のCDはどこに消えた? 運悪くマスタード入り揚げパンを食べてしまった人は誰? 不当な理由での停学の真相は? これまでで一番「日常の謎」っぽさが強い作品で、小鳩くんと小佐内さんのそれぞれの個性(本性?)がよく出ていて非常に面白...
小市民シリーズの短編集。 マカロンは突然一つ増えた? 謎のCDはどこに消えた? 運悪くマスタード入り揚げパンを食べてしまった人は誰? 不当な理由での停学の真相は? これまでで一番「日常の謎」っぽさが強い作品で、小鳩くんと小佐内さんのそれぞれの個性(本性?)がよく出ていて非常に面白かったです。
Posted by
小市民シリーズ短編集。秋期限定まで読んだが、時間軸は少し異なっている。小鳩君と小山内さんの空白の時間を補うストーリー集だ。 巴里マカロンの謎 表題作。話題のマカロンを食べる為に名古屋までやってきた小鳩君と小山内さん。マカロンセットは3つのマカロンが乗っており、持ち帰りも出...
小市民シリーズ短編集。秋期限定まで読んだが、時間軸は少し異なっている。小鳩君と小山内さんの空白の時間を補うストーリー集だ。 巴里マカロンの謎 表題作。話題のマカロンを食べる為に名古屋までやってきた小鳩君と小山内さん。マカロンセットは3つのマカロンが乗っており、持ち帰りも出来ないため、小鳩君を引き連れての遠征になる。 商品を注文し、席に戻った小山内さんが気づいたのはテーブルに並べられた四っつのマカロン。誰が何の為に小山内さんの机に四っつめのマカロンを置いたのか。従業員を呼ぶ前に、二人はこの謎について検討する。 推理が進めばわかりやすいストーリーだが、ここまで展開する二人の考察は見事。小山内さんが恋よりマカロン、年下には優しい(栗きんとん事件を読み終えているので笑いが収まらない)性格で良かったと安堵した作品だ。 紐育チーズケーキの謎 休みの日は滅多に一緒に行動しなかった小鳩君と小山内さん。しかし、今回は小山内さんから誘いを受けてとある中学校の文化祭を訪れる。催しの中に古城(巴里マカロンのパティシエの娘)が所属するお菓子作り同好会があり、いつの間にか仲良くなっていた小山内さんは彼女達が作った紐育チーズケーキを堪能する。 小鳩君と小山内さんは途中で別れそれぞれ文化祭を堪能するが、途中、トラブルが起き、さらに小山内が男子中学生達に連れて行かれた事を古城さんから告げられる。 何がおきて何故小山内さんは連れて行かれたのか。そして小山内さんの復讐は発生してしまうのか。小山内さんと小鳩君の信頼関係が読み解ける様な作品。 伯林あげぱんの謎 どちらかといえばコメディ的な作品だが、健吾含めて新聞部が復讐に遭わない事に驚いた(笑)小山内さんは何も悪くないし、新聞部もまさかこの様な事が起きるとは考えていない。 4つのあげぱんの一つに激辛タバスコ入り。タバスコは意図せず入れられたもので、我慢出来ない程の衝撃だ。ロシアンルーレットよろしく、一人が必ず食べた筈だが誰も名乗り出ない。困った健吾は謎を解明すべく、常悟朗に相談する。 何故そういう結末になったのかを追いかけていくのが楽しい作品。 花府シュークリームの謎 古城さんとの関係もいよいよクライマックス。古城さんは濡衣により停学になってしまい、小山内さんに相談、何が何でも停学にされた理由を知りたいと答える。とある中学生グループがパーティを開き飲酒をして停学に。古城さんは身に覚えが無いのに彼女達と飲酒した事にされてしまう。 何故学校の先生は彼女が飲酒したグループと一緒にいたと誤解されたのか。 今作は連作になっており、小山内さんと古城さんを軸にしながら物語が進む(1本箸休めもあるが)秋期限定を読んでから少しのんびりした今作を読み初期の頃の何も知らない初々しい読者に戻った気持ちだ。
Posted by
小市民シリーズ、四つの短編集。 どれも甘いスイーツをからめ、平和に読むことができた。 今回、小佐内さんのブラックさは影をひそめ、 それどころかお笑いの役回りまでつとめていた。 第3話を読んだ日は 車の中で小佐内さんの姿がよみがえり、思い出し笑い。 甘いものを前にした時の彼女はやっ...
小市民シリーズ、四つの短編集。 どれも甘いスイーツをからめ、平和に読むことができた。 今回、小佐内さんのブラックさは影をひそめ、 それどころかお笑いの役回りまでつとめていた。 第3話を読んだ日は 車の中で小佐内さんの姿がよみがえり、思い出し笑い。 甘いものを前にした時の彼女はやっぱりかわいい。 このおだやかでちょっとスパイスの効いた 長く続いたふたりの物語も いよいよ次の作品で終わるのか〜。 しんみりしちゃいますね。。
Posted by