バンクシー の商品レビュー
色々知らないことばかり そして著者も知らないことが多いとのこと 死者は出ないが当局が振り回されるという意味ではテロリストなのか
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東京の防波堤で見つかったグラフィティの真贋から始めて、匿名アーティストとしての活動、有名になるまでの軌跡、ストリートアートの流れとアート業界、メディア戦略やチーム活動など、バンクシーを中心に、ストリート・グラフィティ・アートの概要がわかる。 行政が街の景観を管理する下でのグラフ...
東京の防波堤で見つかったグラフィティの真贋から始めて、匿名アーティストとしての活動、有名になるまでの軌跡、ストリートアートの流れとアート業界、メディア戦略やチーム活動など、バンクシーを中心に、ストリート・グラフィティ・アートの概要がわかる。 行政が街の景観を管理する下でのグラフィティと、個人の私有財産だから勝手にできる日本での落書きとの立ち位置の違いが面白かった。
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かなり良き本。話題性があるバンクシーのことを気にはなっていたけど、毛利さんの他書籍のおかげで好きになれた!毛利さんの解説ありきでバンクシーを楽しめると言っても過言では無い... この本も同じく、バンクシーの解説について十分詳しく記してある。バンクシー展もバンクシーのPOPアップシ...
かなり良き本。話題性があるバンクシーのことを気にはなっていたけど、毛利さんの他書籍のおかげで好きになれた!毛利さんの解説ありきでバンクシーを楽しめると言っても過言では無い... この本も同じく、バンクシーの解説について十分詳しく記してある。バンクシー展もバンクシーのPOPアップショップも行けなかったから、再読してみた
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横浜で開催されていたバンクシー展に足を運び、バンクシーに魅力されてから購入した本書。著者のバンクシーに対する深い造詣と豊かな解釈に惹き込まれた。 バンクシーの作品は見方によって様々な解釈が可能で、そこに悩むこともまたバンクシーのメッセージなのだろうと思うが、本書もある一定の方針を...
横浜で開催されていたバンクシー展に足を運び、バンクシーに魅力されてから購入した本書。著者のバンクシーに対する深い造詣と豊かな解釈に惹き込まれた。 バンクシーの作品は見方によって様々な解釈が可能で、そこに悩むこともまたバンクシーのメッセージなのだろうと思うが、本書もある一定の方針を示しつつ、多様な解釈を提示し、悩みながら進んでいることがバンクシーをリスペクトしていて素晴らしかった。
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52 黒人奴隷、貿易の核となる街。 文化の交錯地点、人種差別、体制による抑圧。 反発する市民、政治に対する意識がグラフィティーや音楽として展開していった。
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本の中身は同じような言葉が多くて疲れてしまった。けどバンクシーについて大まかな事は分かったし、ただの絵描きだと思ってたから政治的な活動してるってゆう新しい知識を得た。見方が変わった。
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・ブルック・ル・ラットはフランス人のアーティスト。1980年代にすでにパリでステンシルのグラフィティ作品を発表し、「ステンシル・アートの父」と呼ばれていました。 ・人類という歴史を大きく考えると、人間は公共の場所で自由に絵や文章を作ってほかの人々に見せてきました。こうした公共空間...
・ブルック・ル・ラットはフランス人のアーティスト。1980年代にすでにパリでステンシルのグラフィティ作品を発表し、「ステンシル・アートの父」と呼ばれていました。 ・人類という歴史を大きく考えると、人間は公共の場所で自由に絵や文章を作ってほかの人々に見せてきました。こうした公共空間が、国家や地方自治体、あるいは私企業や土地所有者によって独占的に、そしてすみずみまで管理されるようになったのは、ごく最近のことにすぎないのである。 ・バンクシーがブリストルで活動を始めたのは1992年頃。 ・戦車、爆撃機、爆弾、銃、ミサイルといった武器は2000年代初頭のバンクシーの重要なモチーフ ・キース・ヘリング、バスキアに対して好意的 ・一方、アンディ・ウォーホルに対しては複雑 ・バンクシーに与えた影響を考えたときに、アメリカのヒップホップ文化以上に、ヨーロッパにおけるグラフィティ文化、とりわけヒップホップ以前からあった政治活動としての落書き化を無視することができません。その中で最も知られた運動が、1950年代にヨーロッパで始まったシチュアシオニストの運動です。 ・『スペクタクルの社会』 →視覚を管理されることによって支配されているスペクタクルの社会に、私達は徹底的に受動的な存在に閉じ込められてしまっている。 ・シチュアシオニストという芸術運動は、スペクタクルの社会において自分たちの生を取り戻すことを目的としていました。 ・ありとあらゆる制度批判が、過激であればあるほど、マーケットの中で高く評価され、新たな商品として消費されるようになるよいう皮肉な矛盾が生まれている。 ・ロンドンやニューヨーク、ベルリンといった大都市の多くでグラフィティ文化は花ひらいています。 それに比較すると、日本のグラフィティはあまり目立つこともなく、断片的に描かれているだけに過ぎない。 ・年におけるグラフィティの広がり具合は、その国がどのくらい民主的なのか、あるいは、表現の自由が保証されているのかを測る尺度でもあります。 →ロンドンやニューヨークのようにグラフィティが蔓延している年ほど、クリエイティブで民主的で先進的のように見える。 権威主義的権力が強力な国ほど年は落書きが少なく、生前としている。
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※このレビューにはネタバレを含みます
ブリストル 黒人奴隷文化 グラフィティの街 ザ・ポップ・グループ マッシヴ・アタック 3D=グラフィティ・ライター=バンクシー? ネズミ= 厄介者=バンクシー自身 パレスチナの分離壁 ベツレヘムの世界一眺めの悪いホテル グラフィティ=名前を公共空間に書く キースへリング、バスキア シチュアシオニスト運動 セックスピストルズ、ジェイミー・リード ゴッド・セイブ・ザ・クイーン ⇒バンクシー:モンキークイーン デミアン・ハースト 日の出桟橋のネズミ 2002年ころから2019年まで 誰にも迷惑をかけていない。 ストリートアートは道を歩く市民のもの、公的な議論=民主化
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小池都知事の一件で、日本での知名度が上がった感があったけど、20年以上活動しているのを本書で知った。正体は諸説あるけど、謎は謎のままであって欲しいと思う。
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光文社新書のアート本には、本書のように期せずして傑作に出会う場合が多い。 バンクシーについて、自分はなんと無知だったのか。 それがそのまま、現代のアートシーンの裏返しでもある。 価値観を転覆、反省させる書き込み。必然的に政治と経済抜きには、表せない。 欧米と日本の公共空間を...
光文社新書のアート本には、本書のように期せずして傑作に出会う場合が多い。 バンクシーについて、自分はなんと無知だったのか。 それがそのまま、現代のアートシーンの裏返しでもある。 価値観を転覆、反省させる書き込み。必然的に政治と経済抜きには、表せない。 欧米と日本の公共空間をめぐる違いの指摘も興味深い。
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