不穏な眠り の商品レビュー
葉村晶シリーズ第6弾で短編集 簡単な依頼が簡単に終わってくれないのは葉村晶が葉村晶たる所以なのだろうか やっぱりどれも面白かった 連作ではないものの都市伝説化してたりしてニヤリどころもニクイかぎり 信心深くはないだろうが そろそろちゃんとお祓いに行った方が良いのかも シリーズ最新...
葉村晶シリーズ第6弾で短編集 簡単な依頼が簡単に終わってくれないのは葉村晶が葉村晶たる所以なのだろうか やっぱりどれも面白かった 連作ではないものの都市伝説化してたりしてニヤリどころもニクイかぎり 信心深くはないだろうが そろそろちゃんとお祓いに行った方が良いのかも シリーズ最新作まで読み終えてしまった 次作が早く出るといいなぁ
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短編集。 水沫隠れの日々:出所した女性と育て親のちょっとゾクッとする悲しい物語。 新春ラビリンス:幽霊ビルでの警備と殺人。別の物語で、この時の葉村が都市伝説化して登場。 逃げ出した時刻表:伏線は分かりやすいものの、種明かしが難しすぎて2,3回読んだ。 不穏な眠り:山奥のニュータウ...
短編集。 水沫隠れの日々:出所した女性と育て親のちょっとゾクッとする悲しい物語。 新春ラビリンス:幽霊ビルでの警備と殺人。別の物語で、この時の葉村が都市伝説化して登場。 逃げ出した時刻表:伏線は分かりやすいものの、種明かしが難しすぎて2,3回読んだ。 不穏な眠り:山奥のニュータウンを舞台にした中編。最後のカタストロフィはちょっとびっくり。
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またまた短編集。 一作目 嫌ミスだー 二作目 不幸の連鎖というか 三作目 古書店ミステリー。ビブリア古書堂を思い出した。 四作目 不運だ、不運すぎる(涙) 本当は前作からの続きの郡司さんのエピソードが読みたかったなぁ
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シリーズ最新刊。四遍の物語はどれもダークでビターで、ちょっと愉快。 水沫隠れの日々 サツキという女性から友人の娘を迎えに行って欲しいと言う依頼があった。 遥香というその女性はなんと刑務所から出所してきた。 放火殺人に大麻の所持使用。 そんな遥香が怪しげな集団に追われることとなる...
シリーズ最新刊。四遍の物語はどれもダークでビターで、ちょっと愉快。 水沫隠れの日々 サツキという女性から友人の娘を迎えに行って欲しいと言う依頼があった。 遥香というその女性はなんと刑務所から出所してきた。 放火殺人に大麻の所持使用。 そんな遥香が怪しげな集団に追われることとなる。 彼らが探す宝物とはなんだろう。 遥香は、「すんごいの」つまり頭がぶっ飛ぶような(違法)薬物を思い描いていた。 しかし実は… 宝物が目に見えるもの、あるいはモノとは限らない。 優しい人が必ずしも優しい人ではない。 キラキラ輝くガラスは、誰の心を映していたのだろう。 逃げ出した時刻表 貴重な書籍である時刻表が盗まれた。 葉村晶は店番の最中に何者かによって気絶させられ、その間に時刻表は消え失せた。 一体誰が何のために持ち出したのか。 人間関係を複雑にさせた時刻表。 これもまた、自分勝手で自己中心的、愚かな人間が他の人のことなど何も考えずに犯した罪の物語である。 それにしても主人公はよく気絶させられたり、首を絞められ、殴られるがよく生きているものだ。 そしてよくただ働きをさせられている。 運が悪いと嘆いているが、それでも生きているんだから、どっちかというと、運がいいんじゃ? もちろん自分がそれでいいのかと言われたらそれは全力でお断りしたい。 巻末のミステリー作品の解説も面白い。 でもほとんど読んだことがないので私はミステリーファンとは言い難いのではないか。 いやいやそんな事はない。 上には上がいる、ただそれだけだ。
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『満身創痍で不運な女探偵』(裏表紙より)葉村晶シリーズ最新刊。 今回は長編ではなく四話収録だったが、これくらいのボリュームもスピード感があって楽しい。 相変わらずの富山店長のSっぷりから始まり、簡単な依頼の筈があれよあれよと思わぬ事態の出来や依頼人の豹変、事件関係者の身勝手さや...
『満身創痍で不運な女探偵』(裏表紙より)葉村晶シリーズ最新刊。 今回は長編ではなく四話収録だったが、これくらいのボリュームもスピード感があって楽しい。 相変わらずの富山店長のSっぷりから始まり、簡単な依頼の筈があれよあれよと思わぬ事態の出来や依頼人の豹変、事件関係者の身勝手さや毒に振り回され、あっという間にぬかるみに嵌まり込んでいくというお約束の流れだが飽きさせない。 刑務所から出てきたということは自分の犯した罪を償ったということに、少なくとも法的にはなるのだが、全く悪びれてもいない女。 彼女にも会社にも社会にも全く誠意を見せず、言われるがままに動き、困ったら土下座してそれで済むと思っている男。 自分の祖父の持ち物なのだからと、貸した古本屋の店員を怪我させて奪っても平気でいる男。 …とまぁ数え上げればきりがないほど、今回の作品にも迷惑な連中が次々出てくる。 とっくにブチ切れて罵倒するか、依頼を適当に切り上げて終わりにするかにしたくもなるのだが、葉村晶はそうしない。それでは探偵は勤まらないからということもあるが、結局のところは晶の心の問題なのだろう。 『なんで葉村はこうも面倒と関わりあうのかねえ』 晶が面倒と関わりあうのではなく、面倒の方から晶に寄ってくるようなところもあるが、これ以上突き進めば面倒なことになると分かっていながら自ら進んでいくところもあるのだから、桜井のこのセリフも間違いとは言えないだろう。 今回はあまりの寒い現場で凍死しそうになったりスタンガンで気を失った程度(?)でそれほど大怪我はしていないな…と思っていたら、最後の表題作でこれでもかというほど来た。 二度殺されかけ、最後は車もろとも泥流に巻き込まれ…さて、晶は生還出来るのか。 しかしこれほどいろんなエゴイズムや憎悪や悪意にさらされつつもそこに侵されない晶は誰よりも強く清らかだと思う。 女探偵だってタフで優しくなければ生きていけないのだ。
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富山店長の人使いの荒さを楽しめるようになってきた。古書店員業務の比重が増すせいか、探偵としての勘が鈍ったかと葉村が凹む場面が段々増えてきた。無理しないでね…
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葉村晶シリーズ、今回は短編集。本を引き取るついでに受けた依頼、あるいは廃ビルの警備、あるいは本屋でイベント準備をしていただけ…。彼女は今回は茶色のタオルを使うようになっていて(悲)相変わらずもうそのくらいにしてあげて!と言いたくなるほど不運ですが、結局彼女はそんな目にあいながらも...
葉村晶シリーズ、今回は短編集。本を引き取るついでに受けた依頼、あるいは廃ビルの警備、あるいは本屋でイベント準備をしていただけ…。彼女は今回は茶色のタオルを使うようになっていて(悲)相変わらずもうそのくらいにしてあげて!と言いたくなるほど不運ですが、結局彼女はそんな目にあいながらもお人好しでキレモノで、ちゃんと見るべきところは見ていて、到達するところに到達する(苦いけど)…つまりきちんと伏線のはられた秀逸なミステリで、堪能させていただきました。好みは最後の二行に衝撃の納得が降ってきた「水沫隠れの日々」。
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今回も相変わらず、奇々怪々な事件に巻き込まれ続けています 年をとっても、殺されかけたり、死にかけたりの連続ですね 既視感ありながら、3話目の争奪戦が面白かったかな 突拍子もない話多めです
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腕はいいが何かと不運な女探偵、葉村晶の安定の貧乏籤引きっぷりが堪能できる短篇集。簡単そうな依頼なのにだんだん面倒くさい方向に転がっていき、その度に痛い目に合い文句言ったり嘆きながらそれでも依頼はこなしていく。次々起こる展開と結末への畳み掛け方に無駄がなく安定の読み応え。出所した友...
腕はいいが何かと不運な女探偵、葉村晶の安定の貧乏籤引きっぷりが堪能できる短篇集。簡単そうな依頼なのにだんだん面倒くさい方向に転がっていき、その度に痛い目に合い文句言ったり嘆きながらそれでも依頼はこなしていく。次々起こる展開と結末への畳み掛け方に無駄がなく安定の読み応え。出所した友人の娘を迎えにいくだけだった「水沫隠れの日々」や捨てるつもりの遺品を渡す相手を軽く探すだけだった表題作は結末の落とし処の落差が凄い、というか酷いのか。「新春のラビリンス」は年末の幽霊ビルの警備が原因で人探しの時点で風邪ひいてるし「逃げだした時刻表」は初っ端からスタンガンで気絶させられ、住み込んでいる書店の盗難事件なので経費はお察し。四十路に入って無理出来ないのに本当にお疲れ様だ。お茶の一杯差し入れしたい。
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年齢を重ねても、あいかわらず不運な探偵の葉村晶。 ぼやいたり、嘆いたりしながらも、事件に向かっていく。 収録作の中では、逃げだした時刻表のどたばたが私の好みだった。古典ミステリが絡んだ話でもあるし。いきなり店で意識を失っていた晶にびっくりだった。 それにしても、あんな結末になっち...
年齢を重ねても、あいかわらず不運な探偵の葉村晶。 ぼやいたり、嘆いたりしながらも、事件に向かっていく。 収録作の中では、逃げだした時刻表のどたばたが私の好みだった。古典ミステリが絡んだ話でもあるし。いきなり店で意識を失っていた晶にびっくりだった。 それにしても、あんな結末になっちゃうとは。 表題作はまさに「不穏」 一貫しての不気味な空気に眉をひそめながら読んでいた。 新春のラビリンスのあれが伝説になったみたいなのには笑ってしまったけど。 あの写真の説明は、ちょっととってつけた感じではあったかな。私が何かを見落としているのかもしれないけど、、、 ともあれ、今後も晶の奮闘記が読めるのを楽しみにしよう。
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