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ゲームの王国(下) の商品レビュー

3.9

103件のお客様レビュー

  1. 5つ

    30

  2. 4つ

    32

  3. 3つ

    28

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2026/03/25

思考力と感受性は両立できるんだなと驚かされた作品。小川哲の文章には新しい価値観をインストールしてくれる力がある。複雑な物事を単純化せず複雑な状態のまま理解させてくれる魔法のような文章。

Posted byブクログ

2026/03/15

長年、今まで読んだ中で1番面白かった本はコニーウィルスの航路と言い続けてきたが、ゲームの王国は、航路を読んだ時のようなインパクトがあった(航路に似ている部分もある気がする) 若い頃に読んでいたら人生観が変わっていたと思う 本当に素晴らしい小説でした

Posted byブクログ

2026/02/21

クメール・ルージュから約50年後。 2023年に時代は一気に進む。 ソリヤは首相目指す国会議員に。 一方、ムイタックは大学教授として、脳波を利用したゲーム開発を進めている。 ムイタックは、復讐を誓っていたにもかかわらず、ゲーム開発⁇ 『チャンドゥク』で最後に2人が… 長かった…...

クメール・ルージュから約50年後。 2023年に時代は一気に進む。 ソリヤは首相目指す国会議員に。 一方、ムイタックは大学教授として、脳波を利用したゲーム開発を進めている。 ムイタックは、復讐を誓っていたにもかかわらず、ゲーム開発⁇ 『チャンドゥク』で最後に2人が… 長かった… いきなり50年後とは… ポル・ポトをソリア、ムイタックがどう打倒していくのかと思っていたが、いきなり近未来の2023年。 上巻とはまったく別物… 上巻の流れで来てくれた方がうけいれやすかったかも… ゲームそのものが目的であれば、みんながルールを守るはずだろう。 ムイタックは、ゲームが目的でなければ、みんながルールを守ることは難しいと考えていたのだろう。 ポル・ポトがルールを守らないなら、学校をなくしたように… ソリヤは、どういう社会を目指していたのだろう…

Posted byブクログ

2026/02/26

これはすごい小説! なんか、安易に感動しようと思って読んだら、がつんとやられた。あとがき(解説)に、驚愕の作り方がかいてあった 読書体験を根底から考え直される作品

Posted byブクログ

2026/02/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

前半と後半の時間軸が全く違っていて、その間の話を中としてあったらなお良かったと思う ムイタックとソリヤはお互いに意識しあって生きていて同じに日になくなるのは最後の対戦で全てを出し合ったこたで決まっていたことなのかと感じる 少し話し合えば違った運命になっただろうにお互いのバックグラウンドが話し合うとかじゃなくて背負いすぎる、故にあんな最後になったと感じる SFっていうと未来、宇宙の話って感じがしたが、史実を絡めるという新しいSFに出会ったと思う ラディーはもっと苦しんでほしい

Posted byブクログ

2026/01/27

個人的には上巻よりも面白かった。 重畳的に奥深く世界感が構成されており、まとめて一気に読みたい作品(途中で時間が空いてしまうと、この作品の世界から離れてしまい、再び奥深くに入り込むことが難しくなる感覚がある。また、一度奥に入り込んでしまうと中々出てきにくいので、一気読みの方が楽し...

個人的には上巻よりも面白かった。 重畳的に奥深く世界感が構成されており、まとめて一気に読みたい作品(途中で時間が空いてしまうと、この作品の世界から離れてしまい、再び奥深くに入り込むことが難しくなる感覚がある。また、一度奥に入り込んでしまうと中々出てきにくいので、一気読みの方が楽しめるように思う) 著者の一作目、ユートロニカのこちら側に続いて読んだが、確かに指摘されている通り、史実をベースとする展開や狂気を孕んだ人の表現の具体性が、ごつごつとした手触りをもたらし、前作に比べて人工的な洗練さからの脱却が見られて、著者の進化を感じられる。 自分自身が研究者であること、またメカニズムデザインを齧っているということもあり、ゲームの王国という設定自体がより面白く感じられた。

Posted byブクログ

2026/01/17

SF最高! 『三体』でSFの面白さを知って、『ゲームの王国』でやっぱりSFっていいなと改めて思った。 『ゲームの王国』は哲学的な思索に満ちたSFとして非常に面白かった。 「感情とは物語」ってくだりが好き。 キャラ設定はクレイジーでめちゃくちゃ異世界。 私もヘモグロビン改善しよ...

SF最高! 『三体』でSFの面白さを知って、『ゲームの王国』でやっぱりSFっていいなと改めて思った。 『ゲームの王国』は哲学的な思索に満ちたSFとして非常に面白かった。 「感情とは物語」ってくだりが好き。 キャラ設定はクレイジーでめちゃくちゃ異世界。 私もヘモグロビン改善しようと思う。 ただ、表現の一部には男性作家特有の癖を感じるところもあって、一歩引いて読んだ。 村上春樹的な・・・(個人の感想です。ハルキストの皆様、すみません。) ポル・ポト支配のカンボジアの悲惨な時代を生き、その後の腐敗した政治を変えるために権力を手に入れようとしたソリヤ。 本当にポル・ポトの娘だったのだろうか。 「世の中を変えるためには、多少の犠牲は仕方ない」といって簡単に人を殺すことができる時点で、ソリヤはポル・ポト側の人間だと思う。 洗脳ゲーム、他人事ではない。怖いね。

Posted byブクログ

2026/01/15

上巻と下巻でガラッと趣が異なる。 上巻は20世紀のカンボジアの歴史を駆け巡る内容。不安定な政情と政府の弾圧・暴力が容赦無く民衆を攻撃する展開に思わず目を覆いたくなります。多少魔術的な要素を秘めつつも、SF的要素は皆無で、「あれ、この作品、日本SF大賞受賞したんだよな」と思うこと...

上巻と下巻でガラッと趣が異なる。 上巻は20世紀のカンボジアの歴史を駆け巡る内容。不安定な政情と政府の弾圧・暴力が容赦無く民衆を攻撃する展開に思わず目を覆いたくなります。多少魔術的な要素を秘めつつも、SF的要素は皆無で、「あれ、この作品、日本SF大賞受賞したんだよな」と思うことしばしば。そんな極めて過酷な情勢下で生まれ育った神童ムイタックと人の嘘を見抜ける不思議な少女ソリヤは運命の糸に絡め取られるように出会い、そして宿命的な決別を遂げます。かなり怒涛の展開のなかで、悲惨なシーンを抱えて上巻は幕を閉じるのですが、下巻はそこから一気に半世紀も時を下ります。 ここからSF的要素が加わってくるのですが、冒頭のとおり、なんというか歴史の一端を垣間見ていた上巻と大きく展開が変わるので、正直、読み進めは戸惑いました。もはや初老に差し掛かったムイタックとソリヤは、それぞれ強い信念を抱えて前進します。ルールのなかで争うムイタックとルールを変える立場に挑むソリヤ。運命に翻弄された少年少女の行き着く先はなんとも悲しい結末。 善悪二元論で片付けられる話ではないのですが、正しい思いで前進するムイタックやソリヤが退場し、ラディーのような性根が腐った人物が蔓延る結末に、物語に対する多少の不満を抱きつつ、なんだか現実を突きつけられているような気がします。また、正しい思いといいつつも、この正しさを盲信する危うさを感じる場面もありました。物語は終盤、ソリヤが取り巻きに対して行った小さな演説に、ポル・ポトを重ね合わせたのは、もしかしたらソリヤが次のポル・ポトになり得るという警告を表しているのかもしれません。 そんな複雑な感情を抱えて読み終えた本書でした。

Posted byブクログ

2026/01/04

一言で言うと、小川哲の作品は難しい。最初の入りは面白く読んだのだが、だんだんと設定や文章表現が複雑となる。誰に感情移入すればいいのかわからないまま終わってしまった。

Posted byブクログ

2025/12/23

上巻はじっくりと、カンボジアの歴史なんかも検索しながら読み終え、期待しながら開いた下巻。「あれ?世界観が違う?」先が気になる展開には変わりないけど、私には理解するのが難しかった。

Posted byブクログ