若い読者に贈る美しい生物学講義 の商品レビュー
更科功「若い読者に贈る美しい生物学講義」読了。生物の体には流れがある。例えば、短い時間では代謝、長い時間では進化。流れの中で形を一定に保つ構造を散逸構造という。時間と共に移ろいゆくその散逸構造において私達は生物の美しさを感じるのだろう。生物への新たな好奇心を引き出してくれる良書。
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保険会社の話、視野を広く持て。ヤンキー漫画を読んだからといってヤンキーことはないでしょう。 演繹は確実で推測は不確実であるが、進歩させる ボノボ、一夫一妻制になることにより争いが減り犬歯が鋭くなくなった アンモニアと尿素と尿酸 アナジーとはアレルギーの反対で機能不全 人...
保険会社の話、視野を広く持て。ヤンキー漫画を読んだからといってヤンキーことはないでしょう。 演繹は確実で推測は不確実であるが、進歩させる ボノボ、一夫一妻制になることにより争いが減り犬歯が鋭くなくなった アンモニアと尿素と尿酸 アナジーとはアレルギーの反対で機能不全 人間が望むのは体の無限の連続性ではなく、意識の無限の持続性
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ついじっくり読んでしまう。生物多様性の考え方について、人類が他の動物に比べて多すぎるとか、事実を記載しているものの良し悪しについては明確に言ってなくて、良い悪いを判断する考えかたにもいろいろな面があるということを言っていたのがよかった。どんなことも、一面から見て良いとか悪いとか決...
ついじっくり読んでしまう。生物多様性の考え方について、人類が他の動物に比べて多すぎるとか、事実を記載しているものの良し悪しについては明確に言ってなくて、良い悪いを判断する考えかたにもいろいろな面があるということを言っていたのがよかった。どんなことも、一面から見て良いとか悪いとか決められないよな。
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高校で生物ちょろっとやった時はつまらなかったが、これは面白い。そもそも「生物って何だろう」「科学ってどういうもの?」という話やシンギュラリティの話、進化の話や生活に関わる技術の話。 どれも興味が沸きやすい話題で、かなり噛み砕いて書かれている。 高校生物や高校化学の知識が少しある...
高校で生物ちょろっとやった時はつまらなかったが、これは面白い。そもそも「生物って何だろう」「科学ってどういうもの?」という話やシンギュラリティの話、進化の話や生活に関わる技術の話。 どれも興味が沸きやすい話題で、かなり噛み砕いて書かれている。 高校生物や高校化学の知識が少しあるとより読みやすいが、前提知識なしでも楽しく読める部分も多い。 一章が短いのも読みやすくてよかった。 1番の感想は、生物の「定義」も「分類」も「年齢」もしょせん人間の尺度でしかないんだなあ、ってこと。
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わりと最新の話を簡単に説明している名著。 一夫一婦制と直立二足歩行の発達が関連しているという説は初めて聞いた。
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どんなことにも美しさはあって、美しさを見つけられれば関心を持つことが出来、世界はさらに美しくなるっていう本。 「若い読者に…」というタイトルと装丁の絵で想像してたより深い本で、何ヵ所かはついていけない所もあったが、基本的におもしろく読めた。 特に最後のiPS細胞の章が良かった...
どんなことにも美しさはあって、美しさを見つけられれば関心を持つことが出来、世界はさらに美しくなるっていう本。 「若い読者に…」というタイトルと装丁の絵で想像してたより深い本で、何ヵ所かはついていけない所もあったが、基本的におもしろく読めた。 特に最後のiPS細胞の章が良かったのと、「おわりに」のロダンの話から美しさの話は感動した。 「フランスの彫刻家、オーギュスト・ロダンは日本人の女優花子を好んでモデルとした。ある人の意見では、花子は特に見栄えのよい人ではなかったと言う。しかしロダンはどんな人にも美しいところがあると思っていたようだ。 それを見つけられるか見つけられないかは見る人の目しだいらしい。きっとどんなことにも美しさはある。そして美しさを見つけられれば、そのことに興味を持つようになり、その人が見る世界は前より美しくなるはずだ。」
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自然選択が働く条件 コピーを作ること+大人になるよりも多い子供を作ること 進化は進歩ではない 裸子植物のほうが背が高く伸びる 動物の基本構造は丸いボールに穴が開いたものは 口があるほうが前 人類以外に直立二足歩行する動物は生物はいない がんの仕組みわかりやすかった
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難しくて読み飛ばしたところもあるが、「人類は平和な生物」という説に感銘を受ける。 ヒトの最初の進化は犬歯(牙)が小さくなったことと直立二足歩行。その背景には一夫一妻制の成立があると思われる。 ヒト同士の争いをしないから牙がなくなった。また直立二足歩行は両手が空いて食料が運べる、こ...
難しくて読み飛ばしたところもあるが、「人類は平和な生物」という説に感銘を受ける。 ヒトの最初の進化は犬歯(牙)が小さくなったことと直立二足歩行。その背景には一夫一妻制の成立があると思われる。 ヒト同士の争いをしないから牙がなくなった。また直立二足歩行は両手が空いて食料が運べる、これは運ばれる側(こども)に利益がある。こどもの数を増やす特徴には自然選択が強く働く。
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私たち人間が何からどうやってできているのか、どのようにこの地球で命が受け継がれてきたのか、といったことに興味がある私には、面白く読める本でした。 人間が存在しているコトを、普段は考えない視点から客観視するのには、生物学者さん達の本がとても有効です。 文章力の点からは、福岡先生や中...
私たち人間が何からどうやってできているのか、どのようにこの地球で命が受け継がれてきたのか、といったことに興味がある私には、面白く読める本でした。 人間が存在しているコトを、普段は考えない視点から客観視するのには、生物学者さん達の本がとても有効です。 文章力の点からは、福岡先生や中屋敷先生の方が人を惹きつけると感じましたが、こちらの本はイラストがとてもかわいくてツボでした。
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初心者にも分かりやすく平易な文章で書いてあって入門書として読みやすかった。 多少表現が冗長な印象を受けたのは、学問の特性上断言をしづらいという点と、作者の性格だろうか。 ヒトが二足歩行を始めたことと、犬歯が退化したことの関連がイマイチ腹落ちしなかったので、これから理解を深めてい...
初心者にも分かりやすく平易な文章で書いてあって入門書として読みやすかった。 多少表現が冗長な印象を受けたのは、学問の特性上断言をしづらいという点と、作者の性格だろうか。 ヒトが二足歩行を始めたことと、犬歯が退化したことの関連がイマイチ腹落ちしなかったので、これから理解を深めていきたい。 そういう感想を抱ける(この本をさわりに興味を持つ)ことが、この本の目的の大きなところだろう。
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