若い読者に贈る美しい生物学講義 の商品レビュー
細胞、動物、植物、人類の進化、遺伝、がん、iPS 細胞など生物学の様々なトピックを平易な文章と可愛らしいイラストで紹介した本書。 生物学の面白さは感じられたが、タイトルに掲げたような生物学の「美しさ」や生命の「感動」を表現している文章とは思えず、時々くどい、または回りくどい説明が...
細胞、動物、植物、人類の進化、遺伝、がん、iPS 細胞など生物学の様々なトピックを平易な文章と可愛らしいイラストで紹介した本書。 生物学の面白さは感じられたが、タイトルに掲げたような生物学の「美しさ」や生命の「感動」を表現している文章とは思えず、時々くどい、または回りくどい説明が気になった。 帯にあるような「極上の」とまではいかないが、入門書としては良書だと感じる。
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生物についてのいろんな話を生物学の観点から分かりやすく説明されていた。 バイオテクノロジーの発展も勢いがあるから生物学をこの本で齧っておくと、少しは理解できそう
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レオナルド・ダ・ヴィンチの生きている地球 イカの足は10本か? 生物を包むもの 生物は流れている 生物のシンギュラリティ 生物か無生物か さまざまな生物 動く植物 植物は光を求めて高くなる 動物には前と後ろがある 大きな欠点のある人類の歩き方 人類は平和な生物 減少する生物多様性...
レオナルド・ダ・ヴィンチの生きている地球 イカの足は10本か? 生物を包むもの 生物は流れている 生物のシンギュラリティ 生物か無生物か さまざまな生物 動く植物 植物は光を求めて高くなる 動物には前と後ろがある 大きな欠点のある人類の歩き方 人類は平和な生物 減少する生物多様性 進化と進歩 遺伝のしくみ 花粉症はなぜ起きる がんは進化する 一気飲みしてはいけない 不老不死とiPS細胞
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ところにより難しいと感じたところがあったけどとても良い本だと思います。 生物学を知らない初心者に向けて書かれていていました。特に印象に残ったのはダーウィンの件です。 自分が思っていた史実とは違ったこと。(一般的に多くの人々が誤解していると思いますが) 話も生物学の講義を聞いてい...
ところにより難しいと感じたところがあったけどとても良い本だと思います。 生物学を知らない初心者に向けて書かれていていました。特に印象に残ったのはダーウィンの件です。 自分が思っていた史実とは違ったこと。(一般的に多くの人々が誤解していると思いますが) 話も生物学の講義を聞いているような語りで進められるので読んでて飽きません。 教養の一環としてオススメです。
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220519*読了 生物学とは無縁な生活を送ってきました。 漠然と理系に憧れる超文系としては、ここらへんで生物学の知識をつけたいと思い、入門にふさわしそうなこの本が気になりました。 はるか昔、生物の誕生の話から、アルコールを飲むと体で何が起きているか、ES細胞とiPS細胞という...
220519*読了 生物学とは無縁な生活を送ってきました。 漠然と理系に憧れる超文系としては、ここらへんで生物学の知識をつけたいと思い、入門にふさわしそうなこの本が気になりました。 はるか昔、生物の誕生の話から、アルコールを飲むと体で何が起きているか、ES細胞とiPS細胞という現代らしい話まで、分かりやすい言葉とかわいらしいイラストで説明してくれています。 この本を読んだからと言って、自分が生物学に目覚め、生物学者を目指し出すわけではなかったのだけれど、人間も動物も植物も、単細胞生物も、こんなにも多様な生き物が地球にはいるのだから(こんなに多いけれど、現代は数が減っている!)、時々でもこんな風に生き物に思いを馳せたい。 海から始まり、40億年前から続く命の上に自分が、周りの人たちがいると思うと、壮大な気持ちと愛おしい気持ちになります。
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難しい話がたくさんあったがおもしろかった。 聞きなれない単語がたくさんあったので、読むのに時間がかかった。 が、わかりやすい例など入れており、話を身近に感じることができた。 化学式などもあり、学生時代を思い出した。 はじめににも記載されているが、「若い読者に」→「自分が若いと勝...
難しい話がたくさんあったがおもしろかった。 聞きなれない単語がたくさんあったので、読むのに時間がかかった。 が、わかりやすい例など入れており、話を身近に感じることができた。 化学式などもあり、学生時代を思い出した。 はじめににも記載されているが、「若い読者に」→「自分が若いと勝手に思っている」読者にぜひ読んで欲しい。
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仲間殺しに必要な犬歯が退化した人類は平和な種 二足歩行の生物はいても頭と足が直線上にある直立二足歩行をする生物は人間のみ。直立二足歩行ができることにより餌を日本の手で運びやすくなったため、生存しやすくなった。進化は進歩ではなく、その時の環境に適応したに過ぎない。巨木の中心部分は死...
仲間殺しに必要な犬歯が退化した人類は平和な種 二足歩行の生物はいても頭と足が直線上にある直立二足歩行をする生物は人間のみ。直立二足歩行ができることにより餌を日本の手で運びやすくなったため、生存しやすくなった。進化は進歩ではなく、その時の環境に適応したに過ぎない。巨木の中心部分は死んでいる。生物に優劣はなく、多様性が存在するということが極めて大切
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
第1章 レオナルドダビンチの生きている地球 モナリザを書いた理由 地球と人間は似ている 第2章 イカの足は10本か 第3章 生物を包むもの 第4章 生物は流れている 生物は平衡状態ではない 平衡…分子の出入りが同じで、見かけ上無変化 生物は散逸構造である 散逸…エネルギーが熱に変化する不可逆過程 第5章 生物のシンギュラリティー 自然選択は生物の条件 第6章 生物か無生物か 代謝をしない生物はいるか …ロボット 複製を作らない生物はいるか …自然選択がない 仕切りのない生物はいるか …台風 第7章 様々な生物 細菌やアーキアは下等な生物と言う偏見 第8章 動く植物 生きている時から樹木の大部分は死んでいる 心材(シンザイ)は死んでる(シンデル) 第9章 植物は光を求めて高くなる なぜ裸子植物は高くなれるのか 第10章 動物には前と後がある 口がある方が前 第11章 大きな欠点のある人類の歩き方 人類の2つの特徴 直立2足歩行と、牙を失ったこと 人類以外に直立2足歩行をする生物はいない 直立2足歩行の利点 1.太陽光にあたる面積が少なくなる 2.頭が地面から離れるので涼しくなる 3.遠くが見渡せる 4.大きなのを下から支えられる 5.歩くときのエネルギー効率が良い 6.両手があくので武器が使える 7.両手があくので食料を運べる 直立2足歩行の欠点 移動速度が遅い 第12章 人類は平和な生物 人類は平和な生物 チンパンジーに比べ小さいヒトの犬歯 昔は人類は凶暴な生物だと思われていた 犬歯の縮小700万年前 最古の石器は330万年前 →武器のお陰で牙が縮小したのではない →オス同士の争いが穏やかになった仮説 直立2足歩行の利点と一夫一妻的な社会 一夫多妻や多夫多妻ではオス同士が争う オスが子育てに参加 一夫多妻…子が多くオスは子育てしにくい。 多夫多妻…食物を子に運ばないオスのほうが 生存率が高く子も残せるはず。 一夫一妻…子育して生存率が高まれば遺伝。 進化で重要なのは子供の数 強い仮説ではないが、現在では最強の仮説 第13章 減少する生物多様性 多様性が高いと生態系は安定する 第14章 進化と進歩 人は進化の最後の種ではない 尿素…タンパク質→アンモニア→尿素 洋膜卵…卵を乾燥させない 尿酸…水分を尿で減らさない 「存在の偉大な連鎖」を超える進化 自然選択で生物が進化することを発見 安定化選択…平均的な個体が子を多く残す 方向性選択…極端な変異の個体が子を多く残す 第15章 遺伝の仕組み 第16章 花粉症はなぜ起きる 数十億とも言われる抗体の種類 第17章 がんは進化する がん細胞が免疫にブレーキをかける 第18章 一気飲みしてはいけない 第19章 不老不死とips細胞
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生物には縁遠い分野の人間だけれども、面白いと思える話題から最後は感心させられるオチまで引っ張っていってくれる本でした。肩肘張らずに読み進められます。
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マーケティング重視の変な邦題をつけられた話題の翻訳書みたいなタイトルだが、内容はとてもよい。 100%正しいと言えることはないという科学の立場や、生物に高等も下等もないという視点、生物に深い関心のない一般の人にこそ読んでほしい内容が豊富である。 途中までは大局的な内容で非常によ...
マーケティング重視の変な邦題をつけられた話題の翻訳書みたいなタイトルだが、内容はとてもよい。 100%正しいと言えることはないという科学の立場や、生物に高等も下等もないという視点、生物に深い関心のない一般の人にこそ読んでほしい内容が豊富である。 途中までは大局的な内容で非常によいのだが、「第15章・遺伝のしくみ」から突然、限定的で難解な話が始まる。まるで別の本に変わったかのようだ。編集上の都合でもあったのだろうか。どうしてもiPS細胞に触れたかったのだろうか。 メモ ・流れの中で形を一定に保つ構造を散逸構造という(P.71) ・散逸構造をしているものの中で一番長生きしたものが生物と呼ばれるようになった(P.77) ・マグロから見た場合、サメよりもヒトの方が近縁(P.115)
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