ぷくぷく の商品レビュー

森沢明夫(著者)

2023/01/05

メインは金魚視点なのが面白かった。
なかなか、暗い性格な金魚だけど、色々考えてる。
飼い主の恋愛もからみつつ、よかった。

2022/11/23

「違い」と「嫌い」は違う
「心は傷つかない磨かれる」

もし生き物を飼うことになったら、本当は可愛そうだから飼いたくないけど、広い空間を用意して、お友達と一緒にしてあげる。

2022/07/02

「近くにいるのに遠くに感じる」というお話かなんとも私には辛かった。相手はそんな風に思ってなくても、こちらはとてつもない孤独を感じるんだよな。

丸く収まった話ではあるけど「良かったなぁ」とはあまり思えなかった…

2022/06/03

森沢明夫さんは、ヒカルの卵に続いての２冊目です
「ぷくぷく」何のことでしょう

主人公は、丸い水槽で暮らす金魚のユキ
イズミに飼われるりゅうきん　　ぷく
イズミは都内で一人暮らしをしている、恋に臆病な女の子　　ぷく
イズミをいつも見つめながら言葉を交わせず思いも通じないもどかしさ　　ぷくぷく
でもイズミが大好きで愛おしくて
仕事に出かけるイズミを待って孤独に過ごすユキ
小さな窓から見える景色、部屋の景色、イズミとの生活がすべて
そんなイズミに男の影
イズミの毎日の変化に心穏やかでないユキ
イズミは、ユキは、どこへ向かうのかどうなるのか。。。

ユキ目線とイズミ目線の２面で進むお話
基本部屋から出ることのないストーリーで
水槽の中から見るメルヘンチックなお話
本来私の趣味ではない感じのお話のですが
予想外に一気に読めました
エンディングは素敵への盛り上がりが有り良かったです
面白かったです

2022/04/06

金魚の立場でのお話でしたが、面白かったです。　部屋の主のユキちゃんの恋愛物語や黒猫と会話？など、心温まる本でした。

2022/03/16

金魚のユキちゃん視点で物語が進むという斬新な作品。
ユキちゃんの境遇がなかなか切ない。動物目線で人間の身勝手さ、残酷さも感じました。
人と違うことで傷ついて、苦しさ、寂しさをずっと抱えてきたイズミと同じく孤独だった金魚のユキ。
誰もが少なからず持ってる劣等感やコンプレックス。
でも｢違い｣と｢嫌い｣はイコールじゃない。

イズミの幸せとユキちゃんの幸せにちょっとホロリときて優しい気持ちになりました。
寄り添ってくれる存在がいるって心強いし安心する。
他作品｢ミーコの宝箱｣とのリンク。チーコの登場と名言もでてきて嬉しい♪

『心は傷つかない。ただ、磨かれるだけーー』

2022/02/05

ぷく　○。
金魚目線の物語で新鮮でした。

飼い主のイズミを想う、金魚のユキちゃん。

とても優しい文章で紡がれており、寂しさや、弱さ、優しさを感じたお話。すごく読み進めやすかったです。

2022/01/10

金魚が主人公というか金魚目線のお話しでした

うん森沢明夫さんらしい優しい表現に包まれた癒やしの空間ではあった

感想…？

他のみなさんはこの作品でどんな感想をもったんだろう？読後まず思ったのはそんなことでした
もちろん確かめる手段があるからそう思ったところもあるよね
ブクログ愉しいなぁ

で私の感想ですが…

うん金魚目線のお話しでした（2回目だしそれ感想じゃないし）

2021/12/05

「違いと嫌いは違う」
ストーリーは金魚のユキの目線で進む。
周りの金魚と違うことで虐められていたユキは夏祭りの金魚すくいでイズミに掬われる。

頭にハゲ（白いハートマークのあざ）があることに引け目を感じていたユキと幼い頃の火傷の跡が胸にあり、引け目を感じているイズミ。似ている二人。（金魚と人間だが）

また、ユキはイズミと一緒にいれれば幸せでイズミのことが大好きだけど、イズミは最近彼氏かできて彼氏の太陽さんに夢中。ユキはそんなイズミの態度に寂しさを感じてもいた。
日々の何気ない生活に楽しみを見つけていたユキだが寂しさは募っていく。ラストはイズミもハッピーエンド、ユキも金魚の仲間が増え、良かったな〜とホッとする。

違いと嫌いは違う、という言葉が印象に残った。
このストーリーの中では人とは違う体のあざがトラウマになっている、という話だったが、例えば違う人種・違う体の特徴（障害など）・人とは違う考え方や価値観を持つこと、それがあるから嫌われるかも…そんなことはないんだなあ。嫌う人もいるかもしれないけれどそんなことで嫌いにならない人もきっといる。

2021/11/28

金魚のゆきちゃんからの視点からの話、その視点からの思いが面白かったなあ、中盤まで切なかった。いずみちゃんの想い人が著者、森沢さんの作り上げたキャラも意味があり、「そうなのかあ」と納得。

久しぶりの森沢ワールドへ引き込まれました。

希望がある物語は、和めます。