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トヨトミの逆襲 の商品レビュー

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50件のお客様レビュー

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    13

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2024/10/03

統一の社長時代とEVへの挑戦が主なテーマ。現在進行中のテーマが描かれているが、前作の前時代的な出世競争がえがかれたトヨトミの野望よりは迫力に欠ける。

Posted byブクログ

2024/09/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

前作に比べると、トヨトミ社内部の権力闘争についての話が多くて、あまり面白くないな、と思っていたのだが、後半から結末の辺りは、筆者の熱い思いもあってか、読ませる。 統一どのが、お坊ちゃまながら、純粋な部分もあって、それはそれで大した人物だったこともわかり、興味深い。 2018年前後、リアルタイムで見聞きしていたことではあったはずだが、ちょうどよい復習にもなり、理解が深まる。

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2024/09/15

大手自動車メーカーを舞台にした小説。今回も権力闘争がメインですが、下請け会社に焦点が当てられているのが痛快でした。

Posted byブクログ

2024/08/05

1作目は読まずに本作から読み始めた。 大変に面白く、1日で読み終えてしまった。 私も自動車業界に携わる一員なので、本作に登場する会社の元ネタになったであろう企業のニュースや情報は意識的に仕入れているようにしているが、本作で取り上げている内容には思い当たる節が沢山あった。 この作品...

1作目は読まずに本作から読み始めた。 大変に面白く、1日で読み終えてしまった。 私も自動車業界に携わる一員なので、本作に登場する会社の元ネタになったであろう企業のニュースや情報は意識的に仕入れているようにしているが、本作で取り上げている内容には思い当たる節が沢山あった。 この作品の中で起きたトヨトミ自動車社内の出来事については著者の実体験(?)、取材(?)に裏打ちされたある程度確度が高いことなんだろうなと感じた。(ある程度大きい会社ではそれなりに有り得る話ではあると思うが。。。) 一方で、登場人物達の心理描写は著者の推測の域を超えないはずで、統一を含めたトヨトミ自動車の役員達をとくに小物のように表現しているのが著者の元ネタの会社に対する思いが込められているように感じた。 (この作品は紛れもなく著者のものなのでそれ自体を悪いこととは思わない。) 本作品は2019年に出版されており、最後は2022年と未来のことが書かれているが、これについては元ネタ会社へのフォローとエールと受けとった。

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2024/06/16

2024/06/16 2024年12冊目。3部作の2作目。1作目ほどの面白さは無いものの軽く楽しんで読める作品

Posted byブクログ

2024/06/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

感想 今やかの自動車会社は利益が5兆円と信じられない値を叩き出しているが、もし内情が本の通りであるとすると今後は不安だな。 お坊ちゃん社長と言いながら、結局最後はやり遂げる。実はすごい社長?切り込んだ小説といいつつ持ち上げ?ちょっと最後は分からなくなった。 あらすじ 創業家の統一の時代になった。現場は水素自動車がコケてトヨトミもいよいよEVに乗り出すかどうかの瀬戸際だ。下請けや協力会社には殿様な態度でマスコミには広告費をたてに取る。そのような態度が常態化していた。 統一は気に入らない人物を次々と島流しにして、イエスマンで周りを固めていた。また、EV事業にはIT業界などが参入を決め、混沌としていた。トヨトミが森製作所の巻コイルの技術だけを盗み、内製化を進める一方で、ITの雄、宋は完全自動化運転とライドシェアをセットで叶えることで車を減らす夢を森に語り、仲間に引き入れる。 統一は米国と中国の貿易摩擦と関係性のバランス化のために宋と組むことにする。また、中々進展しないEVバッテリーの開発に疑問を持ち、モーターの技術に再度着目し、森製作所にブレイクスルーがあることを確信して、何度も頭を下げて提携を勝ち取る。 最後はEV1000kmを成し遂げ、おともだち役員を上げることなく、技術系役員に後進を譲る。

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2024/05/25

前作は武田剛平の話が主だったが、今作は豊臣統一が社長になってから会長に退くまでの話。 社内政治やEV開発遅れの話が主で、前作と比べるとやや面白さダウン。 現実での電気自動車シェアはテスラ 1位、BYD 2位、トヨタ 24位。 本書では、航続距離への成功で締めくくっていたが、電気自...

前作は武田剛平の話が主だったが、今作は豊臣統一が社長になってから会長に退くまでの話。 社内政治やEV開発遅れの話が主で、前作と比べるとやや面白さダウン。 現実での電気自動車シェアはテスラ 1位、BYD 2位、トヨタ 24位。 本書では、航続距離への成功で締めくくっていたが、電気自動車への出遅れ感は否めない。 創業家社長の周辺人物の描写も多く、社内のゴタゴタが見て取れ面白かった。

Posted byブクログ

2024/04/24

トヨタの話だと思って読んでしまうため、ついつい現実の話と混同してしまう。フィクションなのに。。。 トヨトミのEV展開の部分は技術部の人大変すぎるなーと思いながら読んでしまった。 森製作所への態度もさらながらありそうだと思い、森製作所の心意気などはドラマになりそうだと思った。

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2024/04/07

トヨトミ自動車(トヨ●)シリーズ第二弾。 トランプ大統領からイーロン・マスク、孫正義、Apple、Googleまで登場の、手に汗握るビジネス・フィクション! 2016-2022末までを描く。 ハイブリッド車プロメテウス(プリウ●)を世界的に成...

トヨトミ自動車(トヨ●)シリーズ第二弾。 トランプ大統領からイーロン・マスク、孫正義、Apple、Googleまで登場の、手に汗握るビジネス・フィクション! 2016-2022末までを描く。 ハイブリッド車プロメテウス(プリウ●)を世界的に成功させ、リーマンショック、アメリカでの大事故スキャンダルを乗り越え、過去最高益を叩き出すトヨトミと、社長の豊臣統一(豊田章●)。 しかし、その栄華は極めて危ういものでもあった。 トヨトミに世界的なEVシフトの波が襲いかかる。 トヨトミはガソリン車、ハイブリッド車、PHV(プラグインハイブリッド)車に重心を置いていたため、後塵を拝している。 そこで統一はFCV(燃料電池車=水素)へ舵を切るも、それは完全に失敗に終わった。 トヨトミは命運を賭け、EVシフトを最後方から追うことになるが、課題は山積み。 航続距離とモーター、全個体電池。 果たして、統一は生きるか死ぬかのEV戦争に勝ち残れるのか? そして、トヨトミ内部の勢力争いの行く末は? 第一弾に続き、非常に面白い。フィクションだが、こういうのは実話だと思って没頭した方が断然楽しめる。 相変わらず、統一への評価がボロクソなのは気の毒だし、自分がトヨ●規模の経営を切り回せるかと考えると間違いなくムリ!

Posted byブクログ

2024/02/23

自動車製造に関わる人は、ハマる! どこまでがほんとなのかわからないが、そうだったらすごい取材力だと思う。 トヨトミ社長のワンマンぶりにヒヤヒヤするも、成長する姿がたのもしかった。ぜひ続編も読みたい。

Posted byブクログ