トヨトミの逆襲 の商品レビュー

梶山三郎(著者)

2020/10/29

野望ほどではないがこれも面白かった。
相変わらず若様の小物っぷりは笑える。
野望に比べるとフィクション感が強かったのが残念。

2020/09/25

実に面白い。
巨大自動車メーカーとの関係で「覆面作家」としたのかもしれないけどもったいない。
さらに2022年までの近未来。テクノロジー好きな自分としてはたまらない。
CASE、つまりコネクテッド、オート、シェアリング、エレクトリックモビリティ、の4つをテクノロジーの中核として、2022年までにEVで1000キロの航行を確約したトヨトミ社長の、先に対外的に無謀な野望を宣言して社内を一つにしていく手法は小説ながら面白い。
実際の自動車業界としてはすでに当たり前のCASEだろうけど、本書で勉強になった読者は多いと思う。
後半で父から引導を渡されてからイエスマンを排除して戦う姿になった豊臣社長の姿が、現実の企業でも行われればと願う。
ちょうど読んでいる最中に政権交代が行われたが、一旦椅子に座ったら「こっちのものだ」と考えてこれまでにない思い切った改革を実施してほしい、と願うのは私だけではないと思う。

2020/09/18

片山修著のトヨタ自動車社長のノンフィクション？と読み合わせるのがオススメ。
真実は両書の間にあるのではないかと感じる。
本として面白いのさ断然こちらの本。

2020/09/07

最近の事が小説として描かれていて興味深く読みました。これからの社会の在り方を考えることが出来ました。

2020/09/04

現在のトヨタ（豊田章男社長）をモデルにした続編。
章男社長の取り巻きが自分の出世/生き残りしか考えず「裸の王様」状態であることがずっと描かれており、いつ「逆襲」するのかと思っていたら、最後に描かれている。

2020/08/16

どこまでがノンフィクションで、どこからがフィクションだろうか。どこまでが過去で、どこからが未来だろうか。そう考えながら読むと、とても楽しめた。

2020/07/27

自動車業界に勤める者として前作に引き続き、非常に面白く読めた。どこまでが事実でどこまでがフィクションか、考えながら読んでいるとあっという間のエンディング。
ラストは作者の願望もあってか、少し楽観的かと思うが、2年後にラスト通りになるといいなあと思った。

2020/06/06

うーんとても面白い。
自動車業界で働く自分にとっては、殆どの当て字が実名に置き換わり、本当の話ではないのかと錯覚してしまうほど。最後はいい話でまとまっているが、途中はトヨタ内部の酷さを皮肉っている様にしか見えなかった。
この本の著者は干されたりしないのだろうか、非常に心配である。

2020/06/04

ゴシップ小説がお好きな方はどうぞ！
トヨタの内部事情が垣間見られる点だけが特筆される。トヨタ関係者にとっては、驚愕の小説かもしれぬが、外部の人間にとってはそんなこともあったのかという程度。

2020/05/07

自分も同じ業界に馴染みが深いこともあり、入り込みやすかった。
内容は、確かに事実をそのまま名前変えたのでは？という感じだが、
智謀渦巻く組織の描き方は、取っ付きやすい分量も相まって面白かった。

ただ、ラストは非常に消化不良。
あれだけ揉めさせておいて、最後は人情モノのありがちな展開。
下町ロケットと何が違うの？残念です。