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ほんのちょっと当事者 の商品レビュー

4.2

39件のお客様レビュー

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2020/03/18

日常のちょっとしたモヤモヤから、自分からは遠く思えていた社会問題が実は地続きでにつながっていて、自分にも関係がある問題なのだと、にじり寄って手繰り寄せるエッセイ。問題を自分に引き寄せていく過程で著者の青山さんの「自己破産未遂」や「差別経験」といった経験がユーモアかつ真摯に語られて...

日常のちょっとしたモヤモヤから、自分からは遠く思えていた社会問題が実は地続きでにつながっていて、自分にも関係がある問題なのだと、にじり寄って手繰り寄せるエッセイ。問題を自分に引き寄せていく過程で著者の青山さんの「自己破産未遂」や「差別経験」といった経験がユーモアかつ真摯に語られて読後感は明るい。

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2020/02/29

「生きる」ということの悲喜交交に共感した。ある意味、生きるっていうこと、とっても大変。大変だけれど、とんでもなく幸せな気分になることもあるわけで。著者の青山さん、正直な人ですねぇ、ほんとに。「おねしょ」の話や、「性暴力」の話、え、そこまで書いていいの!?、と、心配もしてしまった。...

「生きる」ということの悲喜交交に共感した。ある意味、生きるっていうこと、とっても大変。大変だけれど、とんでもなく幸せな気分になることもあるわけで。著者の青山さん、正直な人ですねぇ、ほんとに。「おねしょ」の話や、「性暴力」の話、え、そこまで書いていいの!?、と、心配もしてしまった。直球で自分の内に潜む「怖さ」も語ってくれた青山さん、結婚した時の状況も、もう、凄すぎて、そんな体験をいっぱいしてきているからこそ、青山さん、これからも筆で人々を魅了していくことでしょう。

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2020/02/17

第1章で、クレジットカードでの失敗と自己破産するところだった、というエピソードが語られ、何じゃそりゃ〜⁉︎と思って読み始めた。著者自身も言ってたけど、考えたらやばいってわかる事だよね…。でも、同時にヒヤッともした。お金に絡むいろいろな仕組みや商品は、自分も理解できてない部分が多い...

第1章で、クレジットカードでの失敗と自己破産するところだった、というエピソードが語られ、何じゃそりゃ〜⁉︎と思って読み始めた。著者自身も言ってたけど、考えたらやばいってわかる事だよね…。でも、同時にヒヤッともした。お金に絡むいろいろな仕組みや商品は、自分も理解できてない部分が多い。自分で知っていたり、誰かに教えられたり、そういう情報がなければ、「良くわからないけど自分に利益のありそうなもの」を信用してしまうって事は、誰にでも起こりえるのでは。 読み終わって、当事者って誰のことだろう、と考えた。本には、著者の体験や見聞きした様々な事例が挙げられているが、そのどれもが自分にも起こり得ることだし、むしろこれ自分もだ…という内容もあった。自分がそうなった時、どんな行動を起こせるのか、それを考えるために、読んで良かったなと思った。 借りた本だったから、急いで読んで返したけど、またゆっくり読みたい。

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2020/02/11

すごい人生経験の数々!と思ったのがまずは正直なところ。でも、多かれ少なかれ生きている限りは、私自身なんらかの「当事者」なのだと思わされる。 お互い様に面倒な存在な私たちが包摂されるふくよかな世界 あぁ、私だと思ったフレーズがある。 根本的なところで、わたしは卑劣で弱い人...

すごい人生経験の数々!と思ったのがまずは正直なところ。でも、多かれ少なかれ生きている限りは、私自身なんらかの「当事者」なのだと思わされる。 お互い様に面倒な存在な私たちが包摂されるふくよかな世界 あぁ、私だと思ったフレーズがある。 根本的なところで、わたしは卑劣で弱い人間だ。本当に。(中略) 独裁者が現れて、圧倒的な暴力で人を支配する世の中になったなら、わたしはきっとその暴力に屈するだろう。だから、そういう世の中になってほしくないのだ。切実に。自分のために。

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2020/02/02

とてもいい本だった。 ネットで何回分かは読んでいて、もっとちゃんと読めば良かったが、こういうふうに1冊の本にまとまると、また印象が違い、紙の本すごいと思う。 赤裸々感がすごい。これを読んで、自分だけではないとホッとしたり、私の方がまだマシとホッとしたり、たくさんの人が助けられたの...

とてもいい本だった。 ネットで何回分かは読んでいて、もっとちゃんと読めば良かったが、こういうふうに1冊の本にまとまると、また印象が違い、紙の本すごいと思う。 赤裸々感がすごい。これを読んで、自分だけではないとホッとしたり、私の方がまだマシとホッとしたり、たくさんの人が助けられたのではないだろうか。そういう本。どの章も共感できた。 青山さんや細川さんや三島さんは勝手にお顔拝見したりしたことがあるので、より身近に感じられた。

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2020/01/16

親の死を経験した者として、共感する。他もとても深い内容で読みごたえがあった。あっという間に読み進めた。

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2020/01/13

知らずに、わかったフリして生きていることが、まざまざと分かった。勉強になる本であり、 この本を機に、紐解いてみようというきっかけになった。

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2019/12/26

第1章のローン地獄の件に始まり第9章「父のすててこ」に至るまで連載時にほとんどをリアルタイムで読んでいた。どれが、とは敢えては言わないけれど、その中のいくつものエピソードが自分自身の経験とあまりにもオーバーラップすることに何度驚き涙したことか。 その出版記念トークイベントが(憧れ...

第1章のローン地獄の件に始まり第9章「父のすててこ」に至るまで連載時にほとんどをリアルタイムで読んでいた。どれが、とは敢えては言わないけれど、その中のいくつものエピソードが自分自身の経験とあまりにもオーバーラップすることに何度驚き涙したことか。 その出版記念トークイベントが(憧れの)本屋titleで開催! もう、それだけで☆5つじゃ足りないくらい。 ふだんの声のトーン、Twitterの呟き。著者の青山さんの人(や猫)への接し方とか文章もとても好み。 「当事者」に「ほんのちょっと」をつけたタイトルも秀逸。

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2019/11/29

青山ゆみこさんの『ほんのちょっと当事者』読了。人は生きていく上で多かれ少なかれなんらかの当事者である。普段生活していてあまり意識していないけど、絶えず誰かと関わっているし、何かに所属し、分類されている。 読みながら、近しい人を傷つけてしまった過去や、人との距離感がうまく掴めず小中...

青山ゆみこさんの『ほんのちょっと当事者』読了。人は生きていく上で多かれ少なかれなんらかの当事者である。普段生活していてあまり意識していないけど、絶えず誰かと関わっているし、何かに所属し、分類されている。 読みながら、近しい人を傷つけてしまった過去や、人との距離感がうまく掴めず小中高と一緒だった親友からダメ出しを喰らったこととか、色々思い出してしまった。 反省を踏まえて今が真っ当な生き方をしているかは客観的には分からない。 これからも様々なことに巻き込まれるだろうし巻き込むだろうけど、それはもうそういうもんだし、その時自分が良いと思った通りに選択してくしかないなぁ。いつ新たな当事者になるか分からないから。

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