月の落とし子 の商品レビュー
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将来的にありえなくもない話なんじゃないかと思えてくる。どの場面でも、不確定要素はありながらも取りうる最善のルートを選ぶにもかかわらず、大きな流れは止められない。宇宙パートは、閉鎖空間での目に見えない敵との戦い。敵の姿は異なるけれど、映画「エイリアン」のような印象。地球パートに移ってからは、主人公の不安定感によるスリリングな展開。今までに読んだことのある病原体との闘いを描くパニック小説でもそうだったけれど、最終的にはワクチンの開発などの解決方法しかなく、それもすぐに開発できるわけではないので、ラストは予想通りの展開。
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SFと聞いて楽しみにしていたのが単なるパンデミックもので、墜落もいい加減だしマンションに激突も911かよwだし、その後の倒壊とかSFの割に物理が幼すぎて萎える。世界規模の問題に刑事ドラマよろしくこじんまりし過ぎて冒頭の期待感は何だったのか? ラストの翼をくださいとか意味不明。 いろいろ勉強、資料不足。タイトルも三流。 まーコロナより以前に読んだらもうちょい楽しめたかも知れんが、コロナ関連の新聞記事のがまだ小説っぽい
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コロナ禍の今と重なるところがあり、後半は一気読み。未知のウィルスへの対策がみつかるのかと不安に思っていたが、希望が持てるラストでよかった。
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フォローしている方のレビューを読んで予約した本。 やっと順番が回ってきた! 他に読んでいた本があったけど、次を待つ人がいるので優先して一気読み…没頭し過ぎて子どもに怒られた。 月から未知のウィルスが地球上にもたらされる、パニックミステリー。 アガサ・クリスティー賞受賞作。 個人...
フォローしている方のレビューを読んで予約した本。 やっと順番が回ってきた! 他に読んでいた本があったけど、次を待つ人がいるので優先して一気読み…没頭し過ぎて子どもに怒られた。 月から未知のウィルスが地球上にもたらされる、パニックミステリー。 アガサ・クリスティー賞受賞作。 個人的には「屍人荘の殺人」より面白かったと思う。 書き出しから、ぬぬっ!と引き込まれた。 裏月面探査の様子は、かなり前にテレビで見た宇宙兄弟を思い出しつつ読んだ。 宇宙船内でウィルス感染が発覚し、次々と宇宙飛行士が倒れる。主人公と思っていた工藤の悲劇に、この話は一体どこへ行くのか⁉︎とページを巡る手が止められない。 コロナウィルスの蔓延や、イージス・アショアの問題など、今まさに渦中にある自分達が、この話の状況を容易に想像できてしまうことが恐ろしい。 これだけ致死率の高い未知のウィルスの治療法がそんなに簡単に見つかるかなぁ…とか、JAXAの管制官を務める才女と理研の感染症研究者のラブストーリーはいいのだが、ちょっと会話がアホっぽくないか?などといった邪念が頭をかすめたが、それでも文句なくその世界を堪能できた。 いや、本当は堪能してはいけないのかもしれないが…。2020.6.27
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船橋封鎖&ネットでの差別に笑ってしまった。船橋市民ゆえにバイアスかかってしまうw 日本全国というより、徹底的にワシの地元船橋が痛めつけられ、ネットで罵詈雑言を言われる。 読みやすさは、SFジャンルではちょっと思い出せないくらい。専門用語をちりばめているのにすっと頭に入る。描写が絵画的でイメージがわきやすいのか、地元だからそうなのか。この点は保留。 ただ、ウィルスの増殖を抑えるネタは「アンドロメダ病原菌」からのインスパイアかなと思う。ちょっと古く感じた。
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新型コロナウイルスで、世界中の社会・経済に大きな影響を受けている今、必読の書。 前半は、宇宙空間で、後半は日本で展開される。 新たな月面探査計画として、オリオン計画が実施された。 宇宙飛行士は、日本人の工藤晃をはじめ5人。 しかし、月に潜む未知のウイルスにより、宇宙飛行士が次...
新型コロナウイルスで、世界中の社会・経済に大きな影響を受けている今、必読の書。 前半は、宇宙空間で、後半は日本で展開される。 新たな月面探査計画として、オリオン計画が実施された。 宇宙飛行士は、日本人の工藤晃をはじめ5人。 しかし、月に潜む未知のウイルスにより、宇宙飛行士が次々倒れる。感染から短時間で発症し、致死率も高い。 工藤達は、決死の地球帰還を目指すが、最悪の結果となる。なんと、ウイルスに感染したオリオン3号が、自衛隊により撃墜され、千葉県船橋市のタワーマンションに激突する。(°_°) やがて、未知のウイルスによる被害者が出始める。日本は、世界は、このウイルスと戦い、勝つことは出来るのか? パンデミック・ミステリーは、これまでもありましたが、コロナに苦しむ今だからこそ、このタイミングで、読むべき本かも知れません。 船橋市は、近隣なので、身近に感じられます。 様々な展開で、後半苦境に陥りますが、最後に希望が... 表紙の絵が、緊迫感を醸し出しています。
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月の採掘場で未知のウイルスに感染してしまった宇宙飛行士たち。なんとか地球に帰り着くも着陸に失敗、船橋のタワーマンションに墜落してしまう。ウイルスの拡散によって船橋市内にエピデミックが発生し、感染症対策チームが乗り込む…、という一部タイムリーなお話。ミステリの新人賞の受賞作品です。...
月の採掘場で未知のウイルスに感染してしまった宇宙飛行士たち。なんとか地球に帰り着くも着陸に失敗、船橋のタワーマンションに墜落してしまう。ウイルスの拡散によって船橋市内にエピデミックが発生し、感染症対策チームが乗り込む…、という一部タイムリーなお話。ミステリの新人賞の受賞作品です。 残念、not for meでした。 大枠で言えば詰め込みすぎかな…。宇宙船ハザードと市街地墜落のパニックと感染症パニックが全部入ってます。 ミステリの賞だからいいって訳でも無いでしょうけど、SFとしてはいろいろ辛い。 序盤、「空気」タンクとか「空気」循環を全部「酸素」と書かれた時点であんまり正確にする気はないなと…。 科学者ばっかりの登場人物が、危機に際してずいぶんと科学的でないのも気になる。 未知の致死性ウイルス満載の遺体を地球に降ろそうとする管制センターは無いでしょ。 と、この辺にしておきます。
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いろいろな方が「おもしろい!」「今だからこそ読みたい本」とオススメされているのを見て読みたい~と思って読んでみた。 まさに、「今のこのコロナ禍の時だからこそ読みたい本」 有人月探査「オリオン計画」で月のシャクルトン・クレーターに降り立った2人の宇宙飛行士が吐血して急死。未知の...
いろいろな方が「おもしろい!」「今だからこそ読みたい本」とオススメされているのを見て読みたい~と思って読んでみた。 まさに、「今のこのコロナ禍の時だからこそ読みたい本」 有人月探査「オリオン計画」で月のシャクルトン・クレーターに降り立った2人の宇宙飛行士が吐血して急死。未知のウィルスに感染したと思われるその遺体を回収し地球へと向かう2人の宇宙飛行士だが、宇宙船は撃墜され日本の船橋へ…そこで蔓延するウィルスを防ぐために地域封鎖をするのだが…。 展開がおもしろい! まさに現実にありそうな人々の戸惑いや自分だけは…的な行動がリアル! そして不覚にも後半の「翼をください」になんか涙が… あ~でもなんかラブな部分っているか~? なんか読んでたら気恥ずかしくなってきたよ。 いや、モグラの深田さんは好きだが、なんだかな~ 茉由が色々と甘々すぎてなんだかもやもや… いや、これは”かわいこちゃん”に対する私の嫉妬に違いない…こんな風に自分に素直な女子ではない私の妬みやそねみだ~!!と言っておこう。ニヒヒ。
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未知のウィルスが月からやってくる。 ウィルスに怯える日々だからこそ、現実味を持って迫ってくる。未開の地域に人間が入り込み、社会にもたらされたウィルスがあるからは月から来るはずがないとは言えない。
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丁度タイムリーなウイルスとの戦いという題材。ただ何というか、書評ほどの読了感も満足感も感じえなかった。期待外れ。
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