1兆ドルコーチ の商品レビュー
内容はビル・キャンベル氏を称えるものであり、あくまでも伝記ではない。フットボールのみならずビジネス会においても、人間として、チームとして大切なことを愚直に行ってきた男の足跡が残されている。ビル氏の口の悪さは読んでいて痛快だ。 以下、本書より抜粋 「どうやって部下をやる気にさせ、...
内容はビル・キャンベル氏を称えるものであり、あくまでも伝記ではない。フットボールのみならずビジネス会においても、人間として、チームとして大切なことを愚直に行ってきた男の足跡が残されている。ビル氏の口の悪さは読んでいて痛快だ。 以下、本書より抜粋 「どうやって部下をやる気にさせ、与えられた環境で成功させるか?独裁者になっても仕方がない。ああしろこうしろと指図するんじゃない。同じ部屋で一緒に過ごして、自分は大事にされていると、部下に実感させろ。耳を傾け、注意を払え。それが最高のマネジャーのすることだ」 「誰かの言動に腹が立ってイライラしたら、いつも一歩下がって、彼らがうまくやっていることやよい面を無理にでも考えるようにしている。必ず何かしら見つかるから、人前にいるときはそれをほめる。建設的なフィードバックは出来るだけ早く与えるように心がけているけれど、相手が安全だと感じているときだけにする。」 「かけがえのない人材かどうかを、どうやって判断するのか?彼らが何かを犠牲にしたり、他人の成功を喜ぶことがあるかどうかに注目すればいい。」
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1/3くらい読んで、もういいかと。できないこと多いけど、言われなくても知ってる。アメリカ的なアプローチということ。
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ちょうど1年前に読んだ「NETFLIXの最強人事戦略 自由と責任の文化を築く」は会社を「家族」アナロジーではなく「スポーツチーム」アナロジーで運営する人事本でしたが、本書はまさにアメリカンフットボールの名コーチが、GoogleをはじめとするシリコンバレーのIT企業CEOたちの名コ...
ちょうど1年前に読んだ「NETFLIXの最強人事戦略 自由と責任の文化を築く」は会社を「家族」アナロジーではなく「スポーツチーム」アナロジーで運営する人事本でしたが、本書はまさにアメリカンフットボールの名コーチが、GoogleをはじめとするシリコンバレーのIT企業CEOたちの名コーチであった、という本です。スティーブ・ジョブズ、本書の著者の一人でもあるエリック・シュミットだけなく、あまたあるビジネススーパースターの傍には、ビル・キャンベルがいたのです。これは綺羅星たちが「テイカー」だったから「ギバー」であるコーチを必要としたことなのか?「テイカー」が「ギバー」になっていくことでビッグネームになっていった、ということなのか?たぶん本書がなかったら、ビル・キャンベルの名前は表に出てこなかったかもしれません。彼の教えをメモします。「人がすべて。どんな会社の成功を支えるのも、人だ。マネージャーのいちばん大事な仕事は、部下が仕事で実力を発揮し、成長し、発展できるように手を貸すことだ。我々には成功を望み、大きなことを成し遂げる力を持ち、やる気に満ちて仕事に来る、とびきり優秀な人材がいる。優秀な人材は、持てるエネルギーを解放し、増幅できる環境でこそ成功する。マネージャーは「支援」「敬意」「信頼」を通じて、その環境を生み出すべきだ。「支援」とは、彼らが成功するために必要なツールや情報、トレーニング、コーチングを提供することだ。彼らのスキルを開発するために努力し続けることだ。すぐれたマネージャーは彼らが実力を発揮し、成長できるよう手助けをする。「敬意」とは、一人ひとりのキャリア目標を理解し、彼らの選択を尊重することだ。会社のニーズに沿う方法で、彼らがキャリア目標を達成できるよう手助けをする。「信頼」とは、彼らに自由に仕事を取り組ませ、決定を下させることだ。彼らが成功を望んでいることを理解し、必ず成功できると信じることだ。」シンプルな教え。でも、なかなかできない教え。それができるのが「1兆ドルコーチ」?この秀逸すぎるタイトルがベストセラーにしている?原題も「Trillion Dollar Coach」
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参考になるHowもあった。エピソードトークが余計に多すぎる。あとタイプがあまりに違うので少し斜に構えて見てしまう。
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ビルキャンベルという人が数々の経営者たちとどう向き合ったかもいうお話。 何か 学術的にコーチングち焦点を与えるというよりはビルキャンベルに焦点を与えている。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
バズっていたので、なんとなく図書館で予約して、借りて読み始めて、すぐ気づいた。 この本は、なんとなくの流行で読む本ではない。心に留まった箇所にマーカーを入れて、教科書のように繰り返し読みたい。 結局、kindleで購入して、マーカーだらけにした。 自分も今のチームを愛している。だから、ビルの教えを実践して、さらによいチームにしたい。 もし、本気で自分のチームを良くしたいのであれば、この本の言わんとすることが、凄く伝わると思う。 大事なことは「当事者意識」だと思います。
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シリコンバレーの錚々たる企業に成功をもたらした伝説のコーチ、ビル・キャンベルの話。 彼がスティーブ・ジョブスやジェフ・ベゾスらにどのようにコーチングを行ったか、そして長じてリーダーとしてどう行動すべきかについて語った内容を、同じく彼のコーチングを受けたGoogleの元CEOエリ...
シリコンバレーの錚々たる企業に成功をもたらした伝説のコーチ、ビル・キャンベルの話。 彼がスティーブ・ジョブスやジェフ・ベゾスらにどのようにコーチングを行ったか、そして長じてリーダーとしてどう行動すべきかについて語った内容を、同じく彼のコーチングを受けたGoogleの元CEOエリック・シュミットらが記した一冊。 彼はコーチということもあって、管理、評価、賞罰を中心としたマネジメントは推奨せず、全編を通して語られているのは、「信頼」の重要性について。 なお「信頼」とは部下に自由に仕事に取り組ませ、決定を下させることと説明。つまり、それは部下が成功を望んでいることを理解し、必ず成功できると信じることと考えている。 では、「信頼していること」をどう表現すれば良いか。 1つのアイディアとして書かれているのは、ある学術論文に基づいて「相手の行動へのポジティブな期待に基づいて、進んで自分の脆さを受け入れられようとする心理状態」と定義している。つまりは、信頼している相手に自分の弱さをみせられる、ということ。 また、行動表現として、「同じ部屋で一緒に過ごして、自分は大事にさせられていると、部下に実感させろ。耳を傾け、注意を払え。」と結構当たり前なことを、高尚なことを言っているテイで書かれている。 部下の話を聞く、声をかけるといった「ありきたりの何でもないこと」が、優れたリーダーシップの重要な側面だという。そうした行動は部下に「自分は尊重されていて、目にみえない名もなき存在ではなく、チームワークの一端を担っていると感じ」させることができるからだ。 と、全体を通して難しいことは書かれていない。世界を代表するような企業のCEOへのコーチングも、日本のちっぽけな中小企業で唱えられているマネジメント論も大した変わりはなく、人類の普遍性を改めて認識した。
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シリコンバレーの名だたるテック企業の幹部のコーチをしていた、ビル・キャンベルの教えを遺すべく執筆された本。 アメフトの選手からチームのコーチ、そして企業の経営層として実績を積んだ彼が、1980年代に西海岸に移り、畑違いともいえるテック企業の起業家や幹部から、無くてはならない必要...
シリコンバレーの名だたるテック企業の幹部のコーチをしていた、ビル・キャンベルの教えを遺すべく執筆された本。 アメフトの選手からチームのコーチ、そして企業の経営層として実績を積んだ彼が、1980年代に西海岸に移り、畑違いともいえるテック企業の起業家や幹部から、無くてはならない必要とされる存在となったのか。それだけでも興味をそそる内容だ。 ただしこの本は決してビルの伝記や単なる追悼本ではない。google初期からの幹部である3人の共著となっているが、ビルの薫陶を受けた人達にインタビューし、彼の教えを纏めた伝導書的な内容だ。乱暴に言えば、現代版の『論語』。 だからといって哲学的なお硬い教えではない。読むと、ナルホド!と気づきを沢山得られる。マネージャーとして人と組織を引っ張る立場なら読んで決して損は無いと思う。
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マネージャーの立場であれば読んでおくといい良書。考えさせられるものがあり、また気づきも多かった。ある程度の立場になると、もはや自分に教えてくれる人、導いてくれる人は社内にはいなくなる。そんなとき知識を求める先は本や先人になるのかなと思う。知識はアップデートし続けなければならない。...
マネージャーの立場であれば読んでおくといい良書。考えさせられるものがあり、また気づきも多かった。ある程度の立場になると、もはや自分に教えてくれる人、導いてくれる人は社内にはいなくなる。そんなとき知識を求める先は本や先人になるのかなと思う。知識はアップデートし続けなければならない。マネージャーは管理するだけでなく、今度は自分が教えていく番なのだなと思うので手に取った。
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伝説のコーチビル・キャンベルの追悼を込めた著作。 アメリカの名だたる企業家、経営者から絶大な信頼を得たビル・キャンベルの人柄がよく伝わる。
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