AI崩壊 の商品レビュー
映画が始まる昨年末ぐらいから、店頭でよく見かけていたが、映画のノベライズなので、スルーしていたが、やはり気になり、映画の公開から約2ヶ月遅れでやっと読んでみた。 舞台はシンギュラリティと言われている2045年よりも前の2030年。日本は投薬や治療、体調管理などを医療AI「のぞみ」...
映画が始まる昨年末ぐらいから、店頭でよく見かけていたが、映画のノベライズなので、スルーしていたが、やはり気になり、映画の公開から約2ヶ月遅れでやっと読んでみた。 舞台はシンギュラリティと言われている2045年よりも前の2030年。日本は投薬や治療、体調管理などを医療AI「のぞみ」に委ねる生活を送っていた。 きっかけは心臓に病を抱える現総理大臣を救ったこと。その功績を称え、開発者である桐生が総理大臣賞を受賞した為、何年かぶりに日本に帰国した時に、突然「のぞみ」が暴走を始める。 「のぞみ」の目的は、命の選別を図ること。その見せしめのように、心臓にペースメーカを入れていた総理大臣が死亡し、「のぞみ」によって制御されていた世の中が暴走する。 「のぞみ」を暴走させた犯人は誰なのか?そして、その目的は? 天才と言われる「のぞみ」の生みの親・桐生と、「のぞみ」のビッグデータを警察犯罪にも利用したいと考えるエリート警官・桜庭の頭脳戦が繰り広げられる。ハッキングにはハッキングで対抗し、この仕掛け合いは手に汗握る展開で面白い。 ただ、犯人の動機に関しては、あまり説得力のないもので、ラストも物理的というか、心情に働きかけることでごまかされてしまった感が否めない。 この作者さんは「22年目の告白」も読んでいて、映画とはまた別の展開で、小説も楽しめたので、機会があれば、映画も観ようと思う。 個人的に映画のキャスティングが魅力的。
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22年目·····も面白かったけど、これもまた良かった~。 上手く言えないけど、丁寧な作品というか正統派というか。 ハラハラドキドキあり、うるっと泣けちゃう場面あり、無駄な描写がなくて読みやすく22年目同様、好きな作品です。
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あ、そうなんだ。 こちらが原作で映画化ではなく、映画ありきの作品だったのなね。 道理でテンポ良く話が進んでいったのか。 映画見に行けるかなぁ…
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サクッと読めて想像以上に面白かった! 初めに犯人とされた人が実は真犯人では無い事、そして真犯人が誰なのか、直ぐ想像がついてしまい、もう少し捻って欲しかった。更に海外ドラマの「パーソン・オブ・インタレスト」を真似ている所など、突っ込み所はあるのですが、それを差し引いても十分楽しめま...
サクッと読めて想像以上に面白かった! 初めに犯人とされた人が実は真犯人では無い事、そして真犯人が誰なのか、直ぐ想像がついてしまい、もう少し捻って欲しかった。更に海外ドラマの「パーソン・オブ・インタレスト」を真似ている所など、突っ込み所はあるのですが、それを差し引いても十分楽しめました。 読みながら自然に、大沢たかおやその他諸々の映像が目に浮かんで来て楽しめたし、最後はほろっとさせられました。 良いお話でした。映画も見たいなぁ(^^♪
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映画が話題になっていたため購入。 社会の有り様としては近未来が描かれているのだけれど、人々の価値観は今の時代のまま、というありがちな設定でちぐはぐ感が否めない。 映画ノベライズである以上、ある程度は仕方ないにしても、もう少しAIとは?倫理とは?を突き詰めてみてほしかった。
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近未来で国民の八割が利用することになるAI。それが突如として暴走させられてしまい、その犯人として追われることになる開発者の奮闘を描いたサスペンス。そして誰が何のために暴走を起こしたのか、というミステリでもあります。 現実にも利用されつつあるAIは、考えようによってはとても便利なも...
近未来で国民の八割が利用することになるAI。それが突如として暴走させられてしまい、その犯人として追われることになる開発者の奮闘を描いたサスペンス。そして誰が何のために暴走を起こしたのか、というミステリでもあります。 現実にも利用されつつあるAIは、考えようによってはとても便利なものなのだけれど。こういう事態が引き起こされるかもしれないというリスクを考えるとあまりに恐ろしく。それでも一度手に入れた便利な生活を手放すことはできないのだろうなあ、という気になりました。そして警察で編み出された捜査用のAIに関しても、頼もしく思うと同時に脅威でもあって。諸刃の剣とはまさにこのこと。なんでも使う人次第でどうにでもなる、という恐ろしさを感じさせられます。 息詰まるようなサスペンスの中で迎えたラスト、まさかそういう展開にしますか……! ややファンタジックすぎるとも思えますが。そういう心を持ったAIが生まれることは可能なのでしょうかね。
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1/30読了。 映画前にと思って読んだけど面白かったけど色々とコワイ。 これがあとたった10年後の設定やけどあり得ないこともないような、完全にAIに支配されてしまうのは嫌すぎる
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ノベライズなので仕方ないけど、文章が稚拙。設定は面白いけど、こんな簡単に解決していいの?という場面が多い。伝えたいことはわかった気がします。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ノベライズなので仕方がないかなと思いました。 ノベライズはどうやって書くのかはわからなのですが、おそらく映画やその脚本を参考にして書かないといけないのだと思います。自分の想像を入れてはいけないので、どうしても淡白な文章になってしまいがちでした。 例えば、「外の道路では車が何台も衝突してぐしゃぐしゃになっている。中には血だらけの人もいる。その惨劇を見て、子供が泣き喚いていた。」(p117 ℓ10 から引用)という文章があるのですが、ストーリーをただなぞっていくなら何の問題もありません。しかし、恐怖や緊張感などが一切感じられませんでした。『こころ』のように、わざと淡々と描くことで死の恐怖を感じさせる方法もありますが、『こころ』は描写が多く、それと対比させて恐怖心をあおるようなものです。ですが、この本はそもそも文章が単調なので、その文によって嫌な気分になることがありませんでした。 また、キャラクターの心情描写がいまいちでした。ただ単に、俺がお前を守るぜみたいな直球の言葉でしか表現されておらず、細かな機敏が全く感じられませんでした。そのせいか、大味な言い回し(例えば、出会う前には「俺はあいつを好かん」というようなことを言っていた。しかし、少し話をするだけで、「あなたはとてもいい人だ。私はあなたを全面的に信頼します。あなたの全面的なサポートをしましょう」というような言動をするようになった)になってしまっています。リアリティにかけていました。 さらに、真犯人が滅茶苦茶わかりやすいです。伏線がその人物にしかついておらず、明らかにこいつが犯人じゃねと最初の方で気づいてしまい、以来その人物にしか目が行きませんでした。この話はミステリーなのかどうかよくわかりませんでしたが、最後まで誰が犯人かわからないというようなドキドキ感がもう少し欲しかったです。 散々批判しましたが、ストーリーとしてはとても面白かったです。この監督さんの『22年目の告白』がすごく面白かったので、映画はきっと楽しむことができるのだろうと思います。ただ小説にするには、味気ないものなんだなと思いました。
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