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悪徳の輪舞曲 の商品レビュー

4.2

141件のお客様レビュー

  1. 5つ

    52

  2. 4つ

    62

  3. 3つ

    19

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2024/07/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いよいよ御子柴の家族が登場。 冒頭の話が読者に先入観を抱かせる。それを見事に裏切る御子柴。面白い。

Posted byブクログ

2024/07/18

御子柴礼司シリーズ第4弾。 前回の稲見-御子柴の話を終え、次の展開に興味を持ち即座に読み始めた!! (いえ、聞き始めた!!Audible最高!!) 今回は御子柴礼司の実母を弁護する話。 果たして、実母の再婚相手を殺したのは本当に実母なのか? 今回も読みごたえのあるリーガルミス...

御子柴礼司シリーズ第4弾。 前回の稲見-御子柴の話を終え、次の展開に興味を持ち即座に読み始めた!! (いえ、聞き始めた!!Audible最高!!) 今回は御子柴礼司の実母を弁護する話。 果たして、実母の再婚相手を殺したのは本当に実母なのか? 今回も読みごたえのあるリーガルミステリー。 あれだけ冷淡な御子柴礼司が、少し調子が狂った素振りをするのは、 数十年ぶりに実母にあったからか? 犯罪者の、残された家族のおかれた状況が語られており、 社会的な問題提起もあるような気がした。

Posted byブクログ

2024/06/10

御子柴弁護士の過去や家族に触れるお話。 シリーズを通して読むうちに、御子柴弁護士が実は純粋でまっすぐな人なんじゃないかと思い始めた。 実は家族が好きだったのかなーとか、実は優しい人なのかなーとか。

Posted byブクログ

2024/06/01

御子柴礼司の妹・梓が30年ぶりに訪れ、母・郁美の弁護を依頼する。 郁美は、再婚した夫を自殺に見せかけて殺害した容疑で逮捕された。 接見した御子柴に対し、郁美は容疑を否認。 郁美が再婚した男は、最愛の妻を通り魔の男に刺し殺された。 この通り魔が、統合失調症であったために、医...

御子柴礼司の妹・梓が30年ぶりに訪れ、母・郁美の弁護を依頼する。 郁美は、再婚した夫を自殺に見せかけて殺害した容疑で逮捕された。 接見した御子柴に対し、郁美は容疑を否認。 郁美が再婚した男は、最愛の妻を通り魔の男に刺し殺された。 この通り魔が、統合失調症であったために、医療刑務所に入れられ、親族は逃げてしまい、郁美の夫は、慰謝料を請求することも出来なかった。 どうする事も出来ない憤りをぶつける相手として、郁美と再婚した。 ネットで、郁美が「死体配達人」の母だと知り、自殺をして、郁美を保険金目当ての殺人犯に仕立てようとしたのだ。 しかし、御子柴礼司の雇った、優秀な「氏家鑑定センター」が、郁美の犯行ではない事を、見事に証明した。 無罪を勝ち取った御子柴礼司に、母・郁美は、実父は自殺ではなく、郁美が殺したと、カミングアウトする。 御子柴礼司の殺した少女の家族から、8000万円の慰謝料を請求された実父は、御子柴礼司の負担を少しでも減らすために、郁美に自身を殺させて、保険金3000万円を慰謝料にあてさせたのだ。 「死体配達人」の父親として生きていく事に、絶望して自殺した、と思っていた御子柴礼司は、郁美から真実を知らされ、狼狽える。その姿が、意外でこのダーク・ヒーローに好感を持った。

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2024/05/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

オーディブルにて。 ここ1週間で御子柴シリーズを怒涛の勢いで聞いている。 今回は夫殺しで疑われてる実母を弁護する話。 前作では父親のように慕ってる稲見をなんとか無罪にしようと奮闘していたが、今回は実母なのに弁護することすら嫌がり、ずっと突き放した態度で接する。 自分が犯罪を犯したことで加害者家族となり迷惑をかけておきながら実母や妹に対しての物言いが酷すぎてギャップを感じるけど、少年院時代に関わろうとしてくれず自殺を選んだことで 逃げた という被害者意識を抱えているのか。 でも最後に母親の言葉を受けて悩むところまでが今回のテーマなんだろうな。 毎回冒頭のストーリーの回収まで含めて面白い。

Posted byブクログ

2024/05/20

どう決着つけるのか予想がつかなかったけど、最終的にそうきたか!という結末でした。 シリーズの初めから読んでいるので、どんでん返しがあることがわかっていても今回も驚かされます。

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2024/05/09

 「贖罪の奏鳴曲」「追憶の夜想曲」「恩讐の鎮魂曲」に続く御子柴礼司シリーズの第4作目が「悪徳の輪舞曲」です。文句無しの星5つでした。  巻末の解説の冒頭には次のように書かれています。  『中山七里は七人いる。同業者や編集者の中でまことしやかに囁かれている噂です。中山一里、二里、三...

 「贖罪の奏鳴曲」「追憶の夜想曲」「恩讐の鎮魂曲」に続く御子柴礼司シリーズの第4作目が「悪徳の輪舞曲」です。文句無しの星5つでした。  巻末の解説の冒頭には次のように書かれています。  『中山七里は七人いる。同業者や編集者の中でまことしやかに囁かれている噂です。中山一里、二里、三里・・・と複数いるに違いない、と誰もが思っているのです。それほどに中山さんは超人的で、稀有な存在です。』と。連載を多数抱えて超人的なスケジュールにもかかわらず、締め切りを守り、他の作家さんの動向も把握し、アイデアが閃いた瞬間に物語の全てが出来上がる、etc...  早くもシリーズ5作目の「復讐の協奏曲」が読みたくなりました。

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2024/05/08

御子柴礼司シリーズの4作目、最終章で想定外のシ―ンが待っているのはこれまでと同じであるが、本作はあまりにも衝撃的でした。少年が幼女を殺害しバラバラにした事件も過去に日本で発生した事件のことと重なる部分もあり、複雑な気持ちになった。御子柴礼司の魅力を描きながらも、非常に複雑な設定の...

御子柴礼司シリーズの4作目、最終章で想定外のシ―ンが待っているのはこれまでと同じであるが、本作はあまりにも衝撃的でした。少年が幼女を殺害しバラバラにした事件も過去に日本で発生した事件のことと重なる部分もあり、複雑な気持ちになった。御子柴礼司の魅力を描きながらも、非常に複雑な設定の中でも親が子を想う形を見事に表現している作品でした。

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2024/05/01

人の考えていること気持ちなんてものはわかるわけない。 どんなに身近な人、たとえ家族でも。 御子柴にとって家族とはどんなものでどんな関係だったのか。 自分の犯した罪を償うとはどういうことなのか。 その気持ち、少しずつ変わっていくのかもしれません

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2024/04/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

シリーズ4作目にして未だにこの面白さ保つ? このシリーズ好きやから1作目以降 毎回期待して読んじゃってるのに 毎回ちゃんと楽しめてるのびっくりする 3作目でも書いたけど 今回御子柴さんの感情がさらに豊かになってて 最後なんてうあああああってなった(語彙力) 何も関係のない第三者からの加害者家族への攻撃はなんの正義でもないと個人的には思う(何を思うのも自由やけど行動を起こすことではない) 産んだ、育てた、血が繋がってたとしても 別の人間であることは確か。 でも環境が影響することも大きいし 当事者でさえ考えが難しいんじゃないんかなと思うけど、こればっかりはなってみやな分からんなと。 再婚相手の男性の復讐方法が何とも言えんかった

Posted byブクログ