まち の商品レビュー
群馬県利根郡片品村で歩荷(ぼっか)をしている祖父に育てられた江藤瞬一。 上京し、バイトで生計を立て、アパートに住んでいる。じいちゃんがいつ来てもいいように2DKを選んだ。アパートの名前は「筧ハイツ」そう、あの筧ハイツ! ライフ』『縁』でお馴染みの懐かしいひと、場所も登場する...
群馬県利根郡片品村で歩荷(ぼっか)をしている祖父に育てられた江藤瞬一。 上京し、バイトで生計を立て、アパートに住んでいる。じいちゃんがいつ来てもいいように2DKを選んだ。アパートの名前は「筧ハイツ」そう、あの筧ハイツ! ライフ』『縁』でお馴染みの懐かしいひと、場所も登場する。 P97 〈晩ご飯のおにぎりはどの順番で食べようか、と考えながら歩く〉 付箋を貼った箇所。文中にステキな言葉はたくさんあるのだけれど、私が小野寺さんの小説を好きな理由がこの一文にある。
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「ひと」に続いて2作目の小野寺さん作品(^o^)グッとくるわ~(´_`。)゙主人公の舜一、なんて穏やかな良い青年なんだろう(*^-^*)舜一のじいちゃんを始め、村の人や友達、東京のアパートの人達も凄く良い人♪舜一が選んだ道が上手くいくといいな~(*´ー`*)美味そうなコロッケ、今...
「ひと」に続いて2作目の小野寺さん作品(^o^)グッとくるわ~(´_`。)゙主人公の舜一、なんて穏やかな良い青年なんだろう(*^-^*)舜一のじいちゃんを始め、村の人や友達、東京のアパートの人達も凄く良い人♪舜一が選んだ道が上手くいくといいな~(*´ー`*)美味そうなコロッケ、今回も出てきたね(゜ρ゜)
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まっとうに生きる人々。 悪い奴は出てこない(敦美さんの元ダンナ以外) でも飽きない、すーっと読めてこんなにホッコリした気分になれる。 「ひと」→「まち」→ 次も期待!
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前作同様 すんなりと「筧ハイツ」に連れて行ってもらう 気負いのないやわらかな文章 等身大の周りの人々 じいちゃんのいう「人と交わり」ながら瞬一は成長していく じいちゃんかっこよすぎ いろいろ胸が痛くなる場面もあったけれど ラストがあったかくって いいなあ ≪ このまちで ひと...
前作同様 すんなりと「筧ハイツ」に連れて行ってもらう 気負いのないやわらかな文章 等身大の周りの人々 じいちゃんのいう「人と交わり」ながら瞬一は成長していく じいちゃんかっこよすぎ いろいろ胸が痛くなる場面もあったけれど ラストがあったかくって いいなあ ≪ このまちで ひとを想える ひとになる ≫
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あたりまえに優しい。たぶん、こういう人になりたいし、こういう人に出会いたいのだと思う。「ひと」よりも人情味に溢れていないのも、実は好き。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ひと、ライフ、まちの順でよみました。 今回も日常を暖かい雰囲気で描かれていて、登場人物は少ないけれど、皆魅力的で引き込まれます。 過去作の場所や登場人物も出てきて、楽しめました。
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歩荷をしていた祖父の導きで田舎から東京へ出て来た23歳の物語。隣人や同僚、周りの人々との何気ない日々のエピソードに心温まる。一見冷たいような「まち」にだって、温かい「ひと」がひとりひとり住んでいて、その世界を構成している。『ひと』を読んでいるとさらに楽しめる。
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内容(「BOOK」データベースより) 尾瀬ヶ原が広がる群馬県利根郡片品村で歩荷をしていた祖父に育てられた江藤瞬一。高校卒業とともに上京し、引越の日雇いバイトをしながら荒川沿いのアパートに住んで四年になる。かつて故郷で宿屋を営んでいた両親は小学三年生のときに火事で亡くなった。二人...
内容(「BOOK」データベースより) 尾瀬ヶ原が広がる群馬県利根郡片品村で歩荷をしていた祖父に育てられた江藤瞬一。高校卒業とともに上京し、引越の日雇いバイトをしながら荒川沿いのアパートに住んで四年になる。かつて故郷で宿屋を営んでいた両親は小学三年生のときに火事で亡くなった。二人の死は、自分のせいではないかという思いがずっと消えずにいる。近頃は仕事終わりにバイト仲間と他愛のない話をしたり、お隣の母子に頼まれて虫退治をしたり、町の人々に馴染みつつあった。そんなある日、突然祖父が東京にやって来ると言い…。じいちゃんが、父が、母が、身をもって教えてくれたこと。
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どう見たって名作「ひと」を意識せざるを得ない表紙です。 基本いつも通りの小野寺君なので、こりゃワンパターンなんじゃないのと危惧しましたが、あえて一周回ってのワンパターン設定なのかなと思いました。 「ひと」「縁」の2作との緩やかな関係性が有って、同じ地平に他の彼らが生きているんだな...
どう見たって名作「ひと」を意識せざるを得ない表紙です。 基本いつも通りの小野寺君なので、こりゃワンパターンなんじゃないのと危惧しましたが、あえて一周回ってのワンパターン設定なのかなと思いました。 「ひと」「縁」の2作との緩やかな関係性が有って、同じ地平に他の彼らが生きているんだなあと思いました。 素性のいい若者が定職につかないながらも誠実に毎日を送っている。大きな事件は起きなくても淡々と日々を過ごす中にも小さな変化が起こり、自分を、そして人を変えて行く。今までの本と紹介殆ど同じになってしまうよなあ。それくらいいつもの小野寺君。 しかしこうやって淡々と描いているのにグイグイ読ませ、そしてやはり応援させてしまうのはとても上手いし、上手いと単純に言いたくない「いい人感」がダダ漏れしています。 今回の登場人物も皆いい味出しています。普通にその辺に居そうだけれどとても魅力的。言い換えれば皆、それぞれいい味出しているということなんでしょう。僕もあなたも舜一のお隣さんでもおかしくないわけです。 何も起きない系感動小説です。
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高校を卒業し、群馬の片田舎から上京し一人暮らしをする瞬一は、両親を小学三年の時に亡くし、祖父に育てられた。… 東京下町に住む青年瞬一は、著者のいつもの作品同様、情緒の安定したとてもいい青年。 過去作と同じ舞台で、筧ハイツに暮らすため、懐かしい面々も登場します。 高卒で、見ず知...
高校を卒業し、群馬の片田舎から上京し一人暮らしをする瞬一は、両親を小学三年の時に亡くし、祖父に育てられた。… 東京下町に住む青年瞬一は、著者のいつもの作品同様、情緒の安定したとてもいい青年。 過去作と同じ舞台で、筧ハイツに暮らすため、懐かしい面々も登場します。 高卒で、見ず知らずの土地東京で引越し業のアルバイトをしていますが、安定した感情持つ瞬一に、不安を感じることはありませんでした。 私も近所に住む人のように、彼を応援している気分でいたのかも。 おじいちゃんが魅力的。 物静かなおじいちゃんの言葉が、今後の瞬一を支えていくと思います。 頑張れ!瞬一!
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