アンチ整理術 の商品レビュー
工学博士で作家でもある筆者。「整理整頓することが本当に正しいのか」をエッセイ風に綴る。 部屋や仕事場が散らかっていようが、それが本人にとってやりやすい環境ならそれで良いはずだという話が続いた後に、中盤くらいからは「得た情報や知識は、保存するだけでは意味がない。どう使うかが大事だ...
工学博士で作家でもある筆者。「整理整頓することが本当に正しいのか」をエッセイ風に綴る。 部屋や仕事場が散らかっていようが、それが本人にとってやりやすい環境ならそれで良いはずだという話が続いた後に、中盤くらいからは「得た情報や知識は、保存するだけでは意味がない。どう使うかが大事だ」という展開になる。この辺りに本書のテーマがある。 他人から言われて「形だけ整理する」のではなく、自分の考えや行動に合わせた最適な状態を整えておけばそれで良い、という啓蒙書のような本。
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まさに森博嗣さんは犀川教授のまんまでした。 イメージがそのまま。 モノを散らかしても人生は散らからない。 っていう意味が。よぅーくわかった。 たまたま、最近、ものすごい勢いで自己の散らかった人にあった。 そして、その人は私にとても似ている。と、言われて、私はこんなに自己が散...
まさに森博嗣さんは犀川教授のまんまでした。 イメージがそのまま。 モノを散らかしても人生は散らからない。 っていう意味が。よぅーくわかった。 たまたま、最近、ものすごい勢いで自己の散らかった人にあった。 そして、その人は私にとても似ている。と、言われて、私はこんなに自己が散らかっていたのか、、、、と、愕然としたので、こちらのアンチ整理術を読んで、あぁ、彼女はとてつもなく散らかったまま困っているのかも?しれない。 と、思い至った。 言ってることと、やってることの整合性が取れないことほど、本人が苦しむことないよなぁ、、、と。読みながら、自分とその自己の散らかった方とを比べながら読み進め。 あぁ、わたしの彼女が似てるのは、 とんでもない度が両極端に同じレベルなこと。 空気をよまないこと。 品がないこと。 だ。 と、自分なりに解釈をした上で、わたしは彼女にどういう風に思っているのか? なんか似てるって言われて、嫌だなぁと思ったらのはなんなのか? と考えたところ。 余裕がない。 なんだか痛々しい。 言ってることとやってることが一貫してなくて、気持ち悪く感じる。 これでした。 本を読むことで、整うこともたくさんあるよ。 と、彼女にも教えたくなる一冊でした。 #森博嗣 #頭の中見てみたい #すごい整理整頓 #散らかり方も整理整頓 #秩序がある #そんな散らかり方 #散らかし方 #オシャレな散らかし方 #真似できない #これはホントにセンス
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整理する気はない、ということを表現を変えて一冊分述べたエッセイ 根本の考え方が私と違いすぎて読みにくかった。 ただ、読みにくいからつまらないというわけではなくて 自分には無い考え方や世界の見方があるから「どういうこと?よく分からない」と感じて、より深く理解しようとして興味を持...
整理する気はない、ということを表現を変えて一冊分述べたエッセイ 根本の考え方が私と違いすぎて読みにくかった。 ただ、読みにくいからつまらないというわけではなくて 自分には無い考え方や世界の見方があるから「どういうこと?よく分からない」と感じて、より深く理解しようとして興味を持つ。 半分くらい読んだところで、文体が養老孟司さんと似ていると感じた。 理系の研究者の方々って、こういう思考や書き方になるのかなぁ 脳内や人間関係といった目に見えないものから整理したら、と言うけれど それがなかなか難しいから断捨離は発生したのでは… どちらからでもいいとは思う。最終的にはどちらも整理するんだし。 理系の人特有の、物事をシンプルに見る見方が 憧れではあるけれど自分自身には馴染みがなくて 著者の他の本もなかなか読むのに時間がかかるんだろうなぁと思った。
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本書は内容違えど、村上春樹『走ることについて語るときに僕の語ること』に似てる点が多い。 まず一つは扱っている題材。答えのあるようなないやうな、具体策が書かれているような普遍的なような、そんな内容が展開されている。そんな内容に対し当たり前だが、著者の文体の持ち味が異なる。村上春樹...
本書は内容違えど、村上春樹『走ることについて語るときに僕の語ること』に似てる点が多い。 まず一つは扱っている題材。答えのあるようなないやうな、具体策が書かれているような普遍的なような、そんな内容が展開されている。そんな内容に対し当たり前だが、著者の文体の持ち味が異なる。村上春樹のはまどろっこしさ100%であったが、本書は非常に読みやすく、分量も少なめのためサクサク読める。そして、意外に答えを出している。 この本が面白いと感じたのは、感性と筆者の特性がわたし自身と似てる点が多いことからかもしれない。なんとなく『あーわかるぅ〜↑』という内容と文章が多い。
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整理整頓を強制する風潮に喝を入れてくれる作品。 必要であるから整理するのであって散らかっている方が成果を上げてくれる仕事や活動もある。 環境は自分の目的に合った方法を模索していくこと 。その過程が人生の醍醐味である。何事も自分で考えて行動することの大切さが学べた。 著者ほどの財産...
整理整頓を強制する風潮に喝を入れてくれる作品。 必要であるから整理するのであって散らかっている方が成果を上げてくれる仕事や活動もある。 環境は自分の目的に合った方法を模索していくこと 。その過程が人生の醍醐味である。何事も自分で考えて行動することの大切さが学べた。 著者ほどの財産がある人には断捨離は必要がなく物を溜め込む生活も可能なのだろう。 一般的な感覚ではやはり断捨離思考は大切だと痛感した。
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人工 自然 整理された状態→人工 整理整頓は精神的な効果しかない 散らかった書斎でも作家稼業に問題なし 散らかっていてもカッとするな→整理整頓は内側、心の中ですること 知識と教養 知識はお金の持ち合わせ、教養は資産 発想は部屋の散らかりとは無関係→寛いでリラックスしていれ...
人工 自然 整理された状態→人工 整理整頓は精神的な効果しかない 散らかった書斎でも作家稼業に問題なし 散らかっていてもカッとするな→整理整頓は内側、心の中ですること 知識と教養 知識はお金の持ち合わせ、教養は資産 発想は部屋の散らかりとは無関係→寛いでリラックスしていれば良い 人間関係に必要な整理☆要旨は、ムラ社会から自由になったのだから自分の価値観をしっかり確立し不要な気苦労はしない事 書店での○○整理術→整理しないとダメと思い込む→他者との比較による価値観 整理整頓は本質を見極める事 子供の安全 ☆本書中の書斎・ガレージの写真、庭の手入れ具合…かなりキレイ 整理しないは逆説的な意味だろう…
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整理整頓の効用について、否定的立場から考察した本。 一般論として、世の中には整理整頓すれば仕事の効率が上がり、新しい発想が生まれると言うが、著者はそういう意見には否定的だ。 整理が必要なのは、精神的な効果を求めるからであり、作業効率とはあまり関係ないらしい。 何のための整理なのか...
整理整頓の効用について、否定的立場から考察した本。 一般論として、世の中には整理整頓すれば仕事の効率が上がり、新しい発想が生まれると言うが、著者はそういう意見には否定的だ。 整理が必要なのは、精神的な効果を求めるからであり、作業効率とはあまり関係ないらしい。 何のための整理なのかを自問することが大事。 整理することが目的になると、時間が無駄になりかねない。 この本の全編は、著者の経験をもとに、理科系の作家らしく論理的に考察されており、なるほどと思うことも多かった。 自分は整理が下手で、いつも机の中は雑然としていたが、何がどこにあるか大体分かっていたので仕事で困ることはほとんどなかった。著者が言うように、人間関係や気持ちの整理の方が重要かもしれない。 他の人を意識せず、自分が満足するやり方で良い。 整理は自己満足でいいというのが著者の考え方だ。
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臍曲がりの真骨頂~森博嗣は天の邪鬼である・文章を書く職人として・人と比較する人生か?・整理などしない「整理術」・断捨離はもってのほか・「終活」なんていらない・本書の結論<いつか死ぬことは変わっているのだけれど、明日や明後日は、何とか死なずに迎えることができそうだ。だったら、明日の...
臍曲がりの真骨頂~森博嗣は天の邪鬼である・文章を書く職人として・人と比較する人生か?・整理などしない「整理術」・断捨離はもってのほか・「終活」なんていらない・本書の結論<いつか死ぬことは変わっているのだけれど、明日や明後日は、何とか死なずに迎えることができそうだ。だったら、明日のために、今日は準備をしよう。>~誤解したまま、執筆を依頼する編集者が凄い(馬鹿力)。斜に構えた揶揄!わざわざ、るびを振ってくれた漢字の読みに違和感を覚えたが、どっちでも良かった。さあ、それは何というフレーズでしょう? 「選り好み」をどっちで読みます? 「よりごのみ」?「えりごのみ」?
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自分自身を整理整頓する、という発想はこれまで持っていなかったので、軽く目から鱗が落ちる思いだった。但し、立場を決めないというのもなるほどと思った。考えることの重要性を忘れてはいけないということか。 また、情報過多といわれる現代社会において、人々が得ている情報の薄っぺらさや底の浅さ...
自分自身を整理整頓する、という発想はこれまで持っていなかったので、軽く目から鱗が落ちる思いだった。但し、立場を決めないというのもなるほどと思った。考えることの重要性を忘れてはいけないということか。 また、情報過多といわれる現代社会において、人々が得ている情報の薄っぺらさや底の浅さに対する指摘は、痛いところを突かれたなと思った。
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作者の森博嗣さんのファンなので読んでみた。 ビジネス本として捉えるとイマイチな所だが、森博嗣ファンとして彼の思考や美学に触れられて満足。 シンプルでミニマルなものが流行りだが、それに乗っかっているだけになっていないか?自分は何を大切なものとしているのか?ちゃんと考えてみるキッカケ...
作者の森博嗣さんのファンなので読んでみた。 ビジネス本として捉えるとイマイチな所だが、森博嗣ファンとして彼の思考や美学に触れられて満足。 シンプルでミニマルなものが流行りだが、それに乗っかっているだけになっていないか?自分は何を大切なものとしているのか?ちゃんと考えてみるキッカケにもなった。
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