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アンチ整理術 の商品レビュー

3.7

30件のお客様レビュー

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2021/02/11

「ものは散らかっているが、生き方は散らかっていない。」 帯に書かれた言葉のとおり、大事なのは方法論ではないという事。自分で考え、自分の好きなようにすればよろしい、と言われた気がした。他者の目を気にせず、シンプルに自由に生きたいと思う。

Posted byブクログ

2020/11/30

森博嗣氏の整理術に関する本。最後はFになるが衝撃の面白さで、科学、理系という日本では新しい小説の形だったと思う。近年は、もう引退しているようなものとコメントしているが、まだまだ言いたいことは言うぜという気持ちも感じる本。 整理に関しては、理系的には元気になるという精神的なもの以外...

森博嗣氏の整理術に関する本。最後はFになるが衝撃の面白さで、科学、理系という日本では新しい小説の形だったと思う。近年は、もう引退しているようなものとコメントしているが、まだまだ言いたいことは言うぜという気持ちも感じる本。 整理に関しては、理系的には元気になるという精神的なもの以外に整理の効果はないとバッサリ。科学の概念では整理というものは存在しない。あくまで散らかっている状態こそが自然で、均質化しているということであり、どこかにものを集めて止めるということは不自然だからだ。整理すると仕事ができるというのは幻想。とはいえ、片付けるという行為は、ちょっとだけ気持ちがいい、ということは認めた上でできれば綺麗にしたな、元の場所に戻してすっきりしたいなという気持ちも理解している。 そして、作業への整理整頓の影響は、イライラを軽減する必要があるかどうか。つまり、片付かない状況でイライラすることがあるかどうかが全て。 子供は、散らかす。でもそれは自然であり、楽しいからだ。おもちゃに囲まれて幸せかもしれない。プラモデルの作り方を教えた森氏が後悔したというくだりがある。子供は自由に、思った通り作りたいのではないか、それを大人が阻害してしまってはいないかと。整理整頓を子供に言う前に、大切なことを思い出さないといけない。 そこから派生して、整理とは、発想として、人間関係も整理できる。仕事も、思いっきりやりすぎないことだと。色々決めること、整理することは、疲れることであり、大変。ストレスをかけている。だからこそ、混沌とした関係性でいいじゃないかと。 実は、森氏の中で貫かれている思考は、何かにこだわり、固まった思考とならないということがあると思う。理想の何か、整理されていないとダメだと言う固定観念など、我々が囚われてしまいがちな常識、観念的なものがあることで不幸になるしストレスになる。そこから解放されてみて、バイアスをかけないと言うことが、物事を見る上で一番大事だと言うことだろう。考えること、とことん考え尽くすこと、あとは本質は何かを見つけること、それが最も大事な整理術への考察であり、結果片付けても片付けなくてもいいけど、そういう思考を持っていることが何かを成すためには必要かもしれないと。この本を読んでも決して部屋は片付かない笑

Posted byブクログ

2020/11/01

「整理術」「仕事術」など持っていない、なぜならそれらについて考えたことがないからだ、という著者が語る、天邪鬼な整理術。 そもそも整理する必要があるのか?などといった思考の枠組みや本質から考え始めるので、そうした著者の思考を追うのは面白かった。 方法論ではなく考えることが重要。 ...

「整理術」「仕事術」など持っていない、なぜならそれらについて考えたことがないからだ、という著者が語る、天邪鬼な整理術。 そもそも整理する必要があるのか?などといった思考の枠組みや本質から考え始めるので、そうした著者の思考を追うのは面白かった。 方法論ではなく考えることが重要。 自分の生き方を整理すること。死ぬ前に整理するのではなく、整理してからどう生きるかに意味がある。 自分が何をしたいのか?どう生きいのか?

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2020/09/26

アンチ整理術。森博嗣先生の著書。片付けや整理整頓についての本は数多く読んだけれどなかなか片付けや整理整頓ができない。片付けや整理整頓ができないと不潔人間、汚部屋人間、ダメ人間のようなレッテルを貼られた気持ちになるけれど、森博嗣先生から片付けや整理整頓なんてできなくてもしなくてもい...

アンチ整理術。森博嗣先生の著書。片付けや整理整頓についての本は数多く読んだけれどなかなか片付けや整理整頓ができない。片付けや整理整頓ができないと不潔人間、汚部屋人間、ダメ人間のようなレッテルを貼られた気持ちになるけれど、森博嗣先生から片付けや整理整頓なんてできなくてもしなくてもいいと言われると元気と勇気がもらえます。不潔人間、汚部屋人間、ダメ人間という言葉に心当たりがある人にはおすすめです。

Posted byブクログ

2021/01/10

- 知識と教養 - 知識は持ち合わせ、教養は資産のようなもの - 人間は考えたいのか、考えたくないのか。 - 考えるということは、脳のエネルギーを消費するということである、 - しかし人間は自発的に無意味な運動をするし、無意味に考える。ただエネルギーを消費するだけなの...

- 知識と教養 - 知識は持ち合わせ、教養は資産のようなもの - 人間は考えたいのか、考えたくないのか。 - 考えるということは、脳のエネルギーを消費するということである、 - しかし人間は自発的に無意味な運動をするし、無意味に考える。ただエネルギーを消費するだけなのに。 - 人間の体が慣れるのは合理化の証拠、それはつまり脳を使っていないと言うこと。 - つまり本能的に言えば、運動と同じことで消費しないようにするはずである。 - 感情が問題の本質に壁を作る、見誤らせる、複雑にする - 感情は全て自分が作り出したもの。 - - こう思われている、というのも自分が作り出したもの。 - 地力があったから、努力したから、苦労したから成功があった、のではない。 - 成功したから、過去に苦労があった(に違いない)、努力した(に違いない)というロジックである。 - よって過去が未来を作るのではなくて、未来が過去を作るのである。 - したがって何にこだわるのか。結果だ。成果だ。 - 知識を生かそう、という発想自体が不自然である。 - そもそも何かがしたくて、そのために知識をつけるというのが順番なので、 - 先に知識をつけるというのは不健康である。 - 大事なのは、わかることではない。知ることでもない。考えることだ、

Posted byブクログ

2020/08/20

自分で考え自分のやり方を見つけるしかない。片づけにおいても、人間関係においても、生き方においても。そんなメッセージが込められていたと思う。

Posted byブクログ

2020/08/11

身の回りの整理も大事だけど、自分自身の整理の方が大事。 大事だと思った事をメモしきれなかったので、再読する事に決定!

Posted byブクログ

2020/08/10

片付けにとらわれて疲弊している人向けかな。部屋の整理ができないのが駄目なんじゃない。部屋の整理より頭の中の整理を。

Posted byブクログ

2020/08/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 「やってみて(うまくいかなかったら)その上で考える」この当たり前をし続けるためのマインドセットについて学べる本である。保護者の学習初期に子供に伝えるメッセージはやはり重要だということに気付かされる。  アンラーニングに最適。担当編集者との対話が載っているのだが「日本式諸中等教育」を素直に受け取ってしまった上の悲哀、自ら考えることの放棄が多いことを改めて感じる。  吾輩も自ら講座をデザインして教えるということの真似事をしているのだが方法のみの講座では行動変容が生じないのは痛感していた。いくつかの講座を受けているのだが一向にうまくならないという人の多くが方法論が自分に合わない、自分に会うものはきっとあるという「幻想」を信じていると感じている。その原因の一端が垣間見れる。  書いてあったことが日々感じていることが多くて1時間ぐらいでさっと読めた。同様なことを感じている人には言い切ってくれていることから頭の整理になる。

Posted byブクログ

2020/07/16

“明日、自分の好きなところへ出かけて、好きな物をたべてみると良い。それを、誰かに逐一報告したりしない。誰にも自慢したりしない。ただ、自分でにっこりすれば、それで良い”なんか、良いなぁって思いました。部屋は片付きそうにないが、心の持ち方を「考える」取っ掛かりになりそうな一冊でした。

Posted byブクログ