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響~小説家になる方法~(13) の商品レビュー

3.9

17件のお客様レビュー

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2023/02/15

響、ずっと読みたかった本が最終巻まで読めて良かった。 響きの描いた小説がどんな素晴らしい作品だったのか、もう少し深い描写が欲しいなと思ったけれど、なかなかそれは難しいかな。 響という人となり、いつも暴力で物事を解決しているように見えたけれど、不思議とそれが嫌じゃなかった。 高圧的...

響、ずっと読みたかった本が最終巻まで読めて良かった。 響きの描いた小説がどんな素晴らしい作品だったのか、もう少し深い描写が欲しいなと思ったけれど、なかなかそれは難しいかな。 響という人となり、いつも暴力で物事を解決しているように見えたけれど、不思議とそれが嫌じゃなかった。 高圧的にも同情的にも見えないのは作者の描き方が良かったからだと思う。 売られた喧嘩は買うし絶対負けない、殴られたら殴り返すし興味のないことは知ろうともしない。 同じようにはなかなか生きられないけれど、凛としていてかっこいいし、悪くないと思う。 真似は出来ないが、心の中に一人響を持っていたいと思う。

Posted byブクログ

2022/11/14
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天性の才能ってこういうものなんだろうな、 普通の人と突出した才能を持つ人の違い。 どんな分野であれ、憧れと夢と努力と才能の狭間で苦しんで生み出すものたち。話の展開はすごく面白かった。 自信と信念と才能に溢れる主人公の響が、破天荒さで現実的なものを蹴散らしていく爽快感もある。話のテンポも良く、どんどん読み進めたくなる。 ただ、主人公が活躍するばかりで、共感できるものもあまりなく、終わり方も物足りない。響というすごい人がいた、というだけのような。 ゆえに読後の世界に浸る感じや、もう一度読みたいと思えるものが得られなかったのは、私が普通の人だからだろうか。

Posted byブクログ

2022/10/04

日本語を勉強しているアメリカ人です。初めて漫画を読みましたが、すごく面白い作品でした。日本の文芸界、出版業界や高校生活のことがよく分かりました。また、日本人にとって高校時代が本当に中心的な役割を果たしていることを実感しました。響自身がキャラクターとして面白いです。彼女の行動力や乱...

日本語を勉強しているアメリカ人です。初めて漫画を読みましたが、すごく面白い作品でした。日本の文芸界、出版業界や高校生活のことがよく分かりました。また、日本人にとって高校時代が本当に中心的な役割を果たしていることを実感しました。響自身がキャラクターとして面白いです。彼女の行動力や乱暴な行為、ストレートな話し方の典型的な日本人のイメージとの対比を表していて笑えました。何よりも彼女の「自分らしく生きる」というポリシーがモチベーションになります。とてもおすすめな作品です。

Posted byブクログ

2022/06/16
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面白かったー! 小説好きにはにやりとする部分が多く、響の何をするか分からない感じに惹かれて一気に読んだ。 天才ってこんな感じなんだろうなと思いつつ、天才ではない色々なキャラにも共感できた。 しかし芥川・直木同時受賞は現実にはないだろうな。 椿は怖い…響のこと大好きなんだろうけど、ストーカー気質だからやめたほうがいいと思う…

Posted byブクログ

2021/02/11

響のまっすぐさが好きだった。 今までに見たことのない真っ直ぐさがすごく良かった。自分が傷ついたから怒る、自分の大切な人を傷つけたから怒る、その素直さが好きだった。

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2020/07/27
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■あらすじ 出版業界が不況にあえぐ中、作者詳細不明の小説が編集部に届く。 その作品は文芸界を揺るがすほどの逸材であり、作者はなんと15歳の少女であった。 圧倒的な天才が急に現れ、自分の好きに生きていく様を描いた作品。 ■感想 この作品は「マンガ大賞2017」に受賞していてかなり有名かと。映画化もしていました。 私は漫画やアニメは完結した後、一気に読みたいし見たい派なので今更読みました! ・天才が近くにいると自分が惨めな気持ちになるよなぁ… 主人公は天性の?天才。周りの人間は、努力型の天才・過去の栄光に縋る元天才…。 圧倒的な差を勝手に見せつけられて、勝手に心が抉られる(._. ) ・好き勝手生きていく主人公の姿がかっこいいけど、ヤバいやつ 主人公は結構破天荒キャラ。 自分の思惑と異なったり嫌なことをされたりすると、 本棚を倒したり、指を折ったり…言葉じゃなくて行動するタイプ。怖い。

Posted byブクログ

2020/05/04
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面白かったが終盤は微妙。でも面白かったので4点。 響はただのADHD。よく考えるとそんな奴が共感を生む小説を書けるはずがないので破綻している。 とりあえず殴って解決、なぜか味方には怪力漢がいつもいる。テレビ局で無関係のやつに暴力ふるわなかったのは、一貫してたよかった。 リョータくんのサイコパス要素は終盤薄れる。国際弁護士になるとか。いや本当に好きだったら、海外行くの心配じゃないのか?響って絶対どうしようもない奴すきになるサブカル女やん。リョータレベルになると嫉妬で狂うと思うが? 最終話読み終わったとき「しょーもな」と言ってしまった。 まずIELTS6.0(英検準一級レベル)のやつが即興でネイティブがうなる詩を書けると思えない。つか詩程度なら作品のせろ。まあ響レベルならいけるっしょ、ってそこは想像力で補えってことなんだろうが、じゃあ響の英語語彙はすごいっとかってエピソードがないと説得力に欠ける。ルームメイトが響の存在を知ってるのも嘘くさい。「アクイ?下の名前は?」とか聞いてたけど、知ってても、ピンとこないだろ。つか響は下の名前で自己紹介しろよ、イギリスだぞ?響っていうキャラは芯が通ってる分動かしにくいと思ったけど、最終話はマジで無理やりすぎて「しょーもな」である。 もう一点。響、リカの普段の会話から小説家感を感じなかった。もうちょっと語彙とか感性で小説家らしさをだせるんじゃないのか?マジで一ミリも感じなかった。 全体的にキャラはよかった。まあ不満を書いたが面白かったので4点。

Posted byブクログ

2020/01/20

話は面白いのだが、トラブルの解決方法が暴力で解決する事が大半なのが残念。絵は躍動感が無く、下手なのだが読みやすい。 小説家になる方法は提示されず、持って生まれた才能だけで、その才能がどこからきたのか、どのような小説なのかの説明が一切なかったが、さっくり読める良作ではある。

Posted byブクログ

2020/01/14

響、大きな世界に向け新たなる道へ…!! デビュー小説『お伽の庭』が、芥川賞と直木賞をW受賞するという快挙を成し遂げた鮎喰響。常に己の信念を曲げない響は、その行動で世間の価値観を揺さぶってきた。そしてそんな彼女も高校生活の最後を迎える。『お伽の庭』のコミカライズを目論む天才マンガ...

響、大きな世界に向け新たなる道へ…!! デビュー小説『お伽の庭』が、芥川賞と直木賞をW受賞するという快挙を成し遂げた鮎喰響。常に己の信念を曲げない響は、その行動で世間の価値観を揺さぶってきた。そしてそんな彼女も高校生活の最後を迎える。『お伽の庭』のコミカライズを目論む天才マンガ家との対決や、50年ぶりに文芸誌が創刊される中、響は自分の将来に向け大きな一歩を踏み出そうとする…!!(Amazon紹介より) 決して己の信念を曲げず、自分がやりたいことや正しいと思うことを妨げる人間はぶん殴ってでも黙らせる…痛快です!受け身で自分の考えがない自分にとって、とても憧れる人物像です。側から見たら明らかな社会不適合者なので、お関わり合いにはなりたくないですが笑 周囲の意見を聞いたり合わせたり、気を遣ったりするのはとても素晴らしいことだと思いますが、それらに囚われない自分自身の正直な純粋な想いというのはいつまでも大事に持っているべきだと思います。そうしないと、自分が生きてるのか死んでるのかわからなくなるから。

Posted byブクログ

2019/12/12

終わり?あっけないー。小説書ける=作詞も、ってそんなにうまくいくかなあ。イギリスでも響は響、なんでしょうね。何があってもブレない姿は感じ取れましたが、最後の方は蹴り、暴力、ケンカのオンパレード。収拾つかなくなって終わった感が否めないのは私だけ?

Posted byブクログ