男ふたりで12ヶ月おやつ の商品レビュー
兵庫県芦屋市に暮らす眼科医の遠峰と小説家の白石。 男ふたり暮らしの日常生活を彩る美味しいお菓子たちが出てくる12個のお話。 本当にこのシリーズ大好き! ラノベみたいな見た目だし、設定だけれど 食べもの描写もしっかりしているし、実在のお店が出てくるので聖地巡礼したくなる。
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「四月」 バームクーヘン。 見慣れた景色であったとしても、季節を楽しみに行く時は普段とは感覚が違うだろうな。 「五月」 フルーツサンド。 幼い頃に行っていた顔見知りの店だと、久しぶりに行くのは少し緊張してしまいそうだ。 「六月」 ショートブレッド。 精進料理を子供に食べさせる...
「四月」 バームクーヘン。 見慣れた景色であったとしても、季節を楽しみに行く時は普段とは感覚が違うだろうな。 「五月」 フルーツサンド。 幼い頃に行っていた顔見知りの店だと、久しぶりに行くのは少し緊張してしまいそうだ。 「六月」 ショートブレッド。 精進料理を子供に食べさせるとなると、美味しさを教えるのが中々に大変そうなのでは。 「七月」 ワッフル。 普段台所に立たない者が作ってくれたら、どんなものであっても美味しいかもしれない。 「八月」 シャービック。 子供の頃と大人になってから感じることは、思った以上に変わっていたりするのかもな。 「九月」 蒸し栗バター。 下手に微熱が出るより、思いっきり熱が上がった方が身体が楽に感じることはあるかも。 「十月」 雀の卵。 夜間に台風がやってくるとなると、十分に準備しておかなければ不安なことはあるよな。 「十一月」 ホットケーキ。 昼夜逆転した生活をしているからこその時間だが、特別な時間のように感じるのかもな。 「十二月」 クレープ・シュゼット。 歳を重ねると特別な日という感覚ではなく、今年もやってきたのかと思うかもしれない。 「一月」 花びら餅。 切った縁を再び繋ぐとなると、一歩踏み出す勇気は一人の力では中々だせないだろうな。 「二月」 あんみつ。 どんな事でも連絡する事は簡単だが、目の前に居る相手に報告するのはまた違うだろう。 「三月」 虎虎焼。 共に過ごしてきた日々は、思った以上に互いの生活に干渉し必要になっていたのだろう。
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なんとなく、このシリーズ読み続けてます。 「きょう何食べた?」って読んだ事ないんですけど、そんな感じなんですかね!?恋愛感情なしの。 ってふと思ってみたり・・・ (全然違うって言われそうですが・・・) パパッと何でも作れちゃう白石くんがいたら、遠峯さんも結婚遠退きますね。 そう...
なんとなく、このシリーズ読み続けてます。 「きょう何食べた?」って読んだ事ないんですけど、そんな感じなんですかね!?恋愛感情なしの。 ってふと思ってみたり・・・ (全然違うって言われそうですが・・・) パパッと何でも作れちゃう白石くんがいたら、遠峯さんも結婚遠退きますね。 そういう要素が一切ないのが気に入ってます。
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「気がねがなくて、仲がよくて、お互いのことがよくわかっていて、でもちょっとの上下関係が生み出すそれぞれの立場からの気遣いがあって。先輩との関係は、他の誰とのものとも違う気がする」 『男ふたりで12ヶ月ごはん』の続編。 今回もたくさんの「美味しそう」が詰まってた! 白石くんと...
「気がねがなくて、仲がよくて、お互いのことがよくわかっていて、でもちょっとの上下関係が生み出すそれぞれの立場からの気遣いがあって。先輩との関係は、他の誰とのものとも違う気がする」 『男ふたりで12ヶ月ごはん』の続編。 今回もたくさんの「美味しそう」が詰まってた! 白石くんと遠峯先輩のささやかな日常の中にあるお菓子たち。 それがメインでありつつも、白石くんと先輩の関係にも徐々に変化があるような…? お話が面白いのももちろんだけど、登場するお菓子がどれも実在するっていうところが、この物語の最大の魅力だと思う。 まず文章からお菓子の形を想像して、そのあとに検索して画像を見てみる。そして食べたくなる!っていう繰り返しだった。 間にちょこちょこ挟まれる挿絵とか、巻末のお菓子紹介ページもかわいい。 遠くて実際に食べにはいけないものばかりだけど、自分の近くでお気に入りを探してみるのもいいなと思った。 まだ続編があるみたいなので、読むのが楽しみ。 いろんなジャンルの食べ物を読みたい。 2022.2.19 読了
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読むときは、好きなおやつとお茶を用意すべし! でないとおなかが減って、おやつを探し出すために一度本を閉じないといけないから。おなかが減ったまま読み続けるには美味しいものが多すぎる。 二人ののんびりとした生活も、ほっとして楽しい一年。
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どのおやつも、どのごはんも美味しそう。でもきっとこのふたりで食べるから美味しいんだろうね。高校時代の先輩後輩である男二人が同居して、美味しい料理やスイーツを食べるというただそれだけなんだけど、お互いを思いやる距離感とか平凡な毎日の幸せとかが感じられてなんだかほっとする。 特に食べ...
どのおやつも、どのごはんも美味しそう。でもきっとこのふたりで食べるから美味しいんだろうね。高校時代の先輩後輩である男二人が同居して、美味しい料理やスイーツを食べるというただそれだけなんだけど、お互いを思いやる距離感とか平凡な毎日の幸せとかが感じられてなんだかほっとする。 特に食べてみたーいと思ったのは、山口県の『豆士郎(とうしろう)』というお店のういろう。『美々卯』のうどんすきも一度食べたことがあるけど、また食べたくなったー。 おいしいものを大切な人と食べるって、幸せだよねと再認識しました。 コロナ禍で旅行に行けないから、よけいに食べたくなるわー。
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今日も美味しいおやつ片手に、日常を送る。 1年の流れと、美味しいお菓子、の流れは変わらず。 旅先で求めてきたのもあるので、多少県外産あり?w どれもこれも美味しそうですが、一番最初に出てくるのが やはり印象深いものになるかと。 バームクーヘン、美味しそうです。 居候の後輩も、...
今日も美味しいおやつ片手に、日常を送る。 1年の流れと、美味しいお菓子、の流れは変わらず。 旅先で求めてきたのもあるので、多少県外産あり?w どれもこれも美味しそうですが、一番最初に出てくるのが やはり印象深いものになるかと。 バームクーヘン、美味しそうです。 居候の後輩も、先輩が持たした手土産のおかげで 一歩前へ、問題解決できましたし。 お腹が空いているときに、読んではいけない内容です。
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第二段!! 白石くんの作家業が安定してきたみたいでよかったね。 そして第三段の「お夜食」はぜひぜひ楽しみにしたい。 著者は食べることをとても大切にしているなと今回もますます思った。 それも、「常にフルスロットルで食を楽しむ」のではなく、しんどいときはしんどいなりに、ちょっと晴れ...
第二段!! 白石くんの作家業が安定してきたみたいでよかったね。 そして第三段の「お夜食」はぜひぜひ楽しみにしたい。 著者は食べることをとても大切にしているなと今回もますます思った。 それも、「常にフルスロットルで食を楽しむ」のではなく、しんどいときはしんどいなりに、ちょっと晴れやかなときはちょっと晴れやかなりに、大胆に祝うときはその通りに。だからこそいつでも楽しめるんやろうな。素敵やと思う。 食べることとそれを慈しむことに手は抜かない、と、いう姿勢が、とても好き。 そしてこのシリーズはどことなく「説明調やな…?」と、思ってしまうんやけど、食について細かく説明しようとなると、著者ほどの軽快なリズムの文章を書く方でもある程度はもったりとしてしまうんやなあと思った。 (だったらわたしが、食べ物ネタを書くときにもたもた書いているのも当然やでなとか) 九月になったら、和三盆ボーロを買いにいこうと思う~! 他にも食べてみたいおやつがたくさんあったけれど、今回は和三盆ボーロで。 「裏おやつ」は著者ご本人からときどき漏れ聞く単語やね。 あと、夏神さんの「ばんめし屋」さんが登場してた~! こういう重なり方好き。
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芦屋の一軒家に暮らす眼科医の遠峯と、後輩で 小説家の白石。斜めカットのバウムクーヘン、 綺麗な銘菓ういろう、クレープ・シュゼット…。 今日もおやつ箱には甘い幸せが詰まっている。 男ふたりのおやつ歳時記。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
前作よりも今作の方がパワーアップして美味しいものに囲まれた、眼科医の先輩と小説家の後輩のハッピーな同居生活だった。おやつ缶に高級おやつを入れておいてくれたり、後輩のリクで仮想彼氏役で誕生日ディナー作ってくれる先輩がたまらない。もう愛。 これがいわゆるBL作品じゃないことは、現実的に考えたら「いい年していつまでこんな同居生活続けてるの」ってなるけど、タイプの違う、でも一緒にいて居心地の良い人間同士が、性別問わず補い合って生活する理想形のフィクションだと思う。私も誰かと一緒に美味しい物を食べたくなった。
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