タスキメシ の商品レビュー
箱根駅伝までもう1ヶ月ちょっと! 毎年この時期が来ると三浦しをんさんの「風が強く吹いている」が読みたくなります。 …と今年は本書を見つけ、こんなの見つけちゃったら読まずにはいられないでしょ〜と即購入。 そっかそっか…タスキメシ!というくらいだからメシ主軸?と思わせる前半。 箱根...
箱根駅伝までもう1ヶ月ちょっと! 毎年この時期が来ると三浦しをんさんの「風が強く吹いている」が読みたくなります。 …と今年は本書を見つけ、こんなの見つけちゃったら読まずにはいられないでしょ〜と即購入。 そっかそっか…タスキメシ!というくらいだからメシ主軸?と思わせる前半。 箱根を目指すランナーの熱い青春群像劇を想像していたので、あっ、思っていたのとちょっと違う…走りも料理もどっちつかずな感じが余計そんな思いに拍車をかけてしまったか? いやいや…後半も後半、走りも料理もいい感じに熱くなってきた! どっちつかずが一つになってきた! 泣けた! 箱根駅伝…どの大学にも、どのランナーにもそれぞれの背景がある。 走りの裏にある背景を、アナウンサーから語られる背景を勝手に想像して膨らまして彼らが今どんな想いで走っているのか、どんな想いで給水を手にして走ってくる仲間を迎え入れようとしてるのか…考えただけで心がじ〜んとしてしまう。 まさに青春! いや〜彼らからしてみたらたくさんの犠牲と引き換えに手にした特権でしょうから「青春」の一言で括ってしまうのはいけない気がします。 実際のランナー達はこちらの想像が追い付かないくらい過酷、挫折、苦しみ、痛み、悲しみ、嫉妬…それを全てチャラにしてくれる喜び、たくさんのたくさんの感情を乗り越えて走り続けたり、諦めたりしているのでしょうね。 本書を読む事でそんな彼らに少し寄り添えた気分になっています。 後ひと月の間に是非「タスキメシ箱根」読まなくては! どんな時も食べるって大事ですね!
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2022/11/26 額賀澪さんといえば青春小説というイメージが強く、「風に恋う」を読んだ時からその読後感の良さにハマってしまったように思います。 今回は陸上の話で、続編が最近発売されたり文庫化してることを知ってシリーズの最初から読んでみたいなと思い購入ました。 元々は陸上部の長...
2022/11/26 額賀澪さんといえば青春小説というイメージが強く、「風に恋う」を読んだ時からその読後感の良さにハマってしまったように思います。 今回は陸上の話で、続編が最近発売されたり文庫化してることを知ってシリーズの最初から読んでみたいなと思い購入ました。 元々は陸上部の長距離選手として活躍していた眞家早馬は大会での無茶な走りが祟ってしまってのか長距離選手として致命的な長期間の怪我をしてしまい、選手ではない別の道(スポーツ栄養士?)へ向かうことになります。 同級生で同じ部活のメンバーである助川、選手としての才能を持ち合わせた弟の春馬、陸上を諦めかけていた早馬にさまざまな料理を教えた都、他校のライバル選手たち。 自分とどう向き合うのかという早馬の葛藤を中心としつつ、何かに打ち込むことの良さとかライバルキャラの存在とか、青春ってこんな感じだ! というものがこの一冊に詰まってると思います。
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料理と陸上、そのどちらもが中途半端でつまらない作品でした。ちゃんと作品に取り掛る前に陸上について取材などしたんでしょうか。個人的には読み終わって全体的にがっかりする内容でした。
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額賀澪さんの描く、スポーツと料理を組み合わせた、青春小説。 箱根駅伝の花の二区を走る大学三年生の春馬。 彼を追うのは、かつての高校時代の先輩・助川、ライバル校の藤宮。 駅伝のレースが進む傍ら、物語は4年前の過去へ。 主人公は春馬の一つ上の兄、早馬へと移る。 早馬は高校三年生。...
額賀澪さんの描く、スポーツと料理を組み合わせた、青春小説。 箱根駅伝の花の二区を走る大学三年生の春馬。 彼を追うのは、かつての高校時代の先輩・助川、ライバル校の藤宮。 駅伝のレースが進む傍ら、物語は4年前の過去へ。 主人公は春馬の一つ上の兄、早馬へと移る。 早馬は高校三年生。陸上部の長距離の期待されるランナーだったものの、右膝の怪我により、陸上部のサポートに回る。 担任、稔の導きで、調理実習部の都と出会い、料理に没頭し始める。 その様子を見ていて面白くないのは、弟であり次世代エースの春馬、そして同級生の助川。 早馬はもう走らないのか? 額賀澪さんを読むのは初。 面白かった!イッキ読みしてしまった。 オリンピックの余韻が続いていて、スポーツものが読みたくなり。 早馬、春馬の視点がメインで、過去と現在が交差して物語は進んでいくんだけど、都、助川の視点も時折入り、同じ場面が違う登場人物の視点で書かれていたりなど、凝った作りになっていて、様々な登場人物の気持ちになって没入しながら読むことができる。 怪我、そして弟の目覚ましい成長に脅威を感じる兄。 走り続けて欲しいのに、料理などに没頭し始めた早馬にもどかしさを感じる春馬、助川。 そして、苦しい過去を抱えながらも、友人に厳しくもしっかり向き合い、料理を作り続ける都。 登場人物みんなそれぞれもがいているけど、魅力的です! スポーツの楽しさ、苦しさも担当できるけど、題名通り、「タスキ」を繋ぐように、物語には様々な料理が登場する。 後半には春馬のためにと腕を上げた早馬の料理もホントに美味しそう。 料理って、体にも心にも大切だなぁと改めて感じる。 巻末にレシピとか載っていたら面白いのになぁと思った。 北京オリンピックでも、きょうだいアスリートが多く目立った。 金メダルを獲った平野歩夢選手、小林領有選手、髙木美帆選手は全員きょうだいで同じ競技に出ているし、ロソコラーレの吉田姉妹、スノーボードの冨田姉妹、ノルディック複合の渡部兄弟もそうだ。 家族だと刺激になるし、やっぱり少なからず「負けたくない!」という気持ちは起こるだろうな。 額賀澪さん。気になる作家さんになりました。 また他の作品も読んでみます!
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長距離走をテーマにした物語はおもしろい!そこに料理がからんでくるわけだから、おもしろくないはずがない。長距離ランナーの孤独な心の内が、とても伝わってきます。
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料理と陸上。早馬と春馬。都と早馬。「人」と「思い」が交差する、臨場感あふれるストーリー。読んだらきっと走りたくなる。読んだらきっと食べたくなる。 (リケジョ)
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「青春小説×スポーツ小説×食べ物小説」 表題は「タスキメシ」。「メシ」と言うだけあって、ご飯の描写が美味しそう♪ 不安や葛藤、挫折、兄弟関係。苦しむ早馬にひょんなことから料理を教えることになった都との関係。早馬の復帰を心待にしているライバル校の藤宮や兄にあこがれる弟。 いろんな...
「青春小説×スポーツ小説×食べ物小説」 表題は「タスキメシ」。「メシ」と言うだけあって、ご飯の描写が美味しそう♪ 不安や葛藤、挫折、兄弟関係。苦しむ早馬にひょんなことから料理を教えることになった都との関係。早馬の復帰を心待にしているライバル校の藤宮や兄にあこがれる弟。 いろんな立場の人、それぞれの思いがある。 繊細な心理描写に感情移入して、登場人物と一緒に一喜一憂した。 終盤の助川、春馬、藤宮が競い合うシーンでは胸がいっぱいになった。いいなぁ~、青春。 爽やかな読後感で面白かったです。 続編の「箱根編」も楽しみ♪ .
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陸上長距離と料理、面白そうなテーマなので読んでみました。 高校生の、一生懸命と挫折と乗り越えようとする気持ち等が爽やかに描かれていた。 初めとおしまいに箱根駅伝がほんの少しだけ出てくる。 続編で箱根駅伝がどのようにメインで描かれるのか、楽しみです。
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同じ著者の作品である『風に恋う』がとても気に入ったので、同じく青春小説であるこちらも読んでみました。 よかった点 ・共感ポイント多い ・登場人物の心情がよく伝わる 悪かった点 ・いつの話なのか混ざって読みにくさを感じた あと、主人公が箱根にでられないって言う結末はリアルで良いと...
同じ著者の作品である『風に恋う』がとても気に入ったので、同じく青春小説であるこちらも読んでみました。 よかった点 ・共感ポイント多い ・登場人物の心情がよく伝わる 悪かった点 ・いつの話なのか混ざって読みにくさを感じた あと、主人公が箱根にでられないって言う結末はリアルで良いと思うけど個人的にはハッピーエンドなのか悩ましいところ。 『風に恋う』が私は大好きなのでそれと比べちゃうかな
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