みちづれの猫 の商品レビュー

唯川恵(著者)

2024/09/11

猫が関わる短編7篇。
動物のほっこりが読みたかったが、やはり死とかもあったりで思ってたものではなかった。

あとは何個か猫というより人間模様の方が強かった。

2024/07/20

妻が動物が苦手な影響で、家族みんな動物とは距離をとるようになっていた。そんな私は実家では犬、学生時代は猫を飼っていたあの頃を懐かしく思い出した。特にあの匂いはなかなか忘れられない。

2024/06/29

ちょっぴり悲しいの。
でも読んでも喪失感も絶望感もないの。
あったかい気持ちだけが残る。
読みながら、この作者さん猫が大好きなんだろうなぁって思った。
いつか飼ってみたいなぁとは思う。
難しいかもしれないけど。
希望だけは捨てないでいる。

2024/06/07

ジャケ借りした1冊。読み始めて10分で涙しそうになる…
これは、いい本だ！！！！

人生の色んな場面で 猫に癒され、助けられ、背中を押してくれる。
どの話も、穏やかで心温まるものばかり。

猫。じっと見ていたり、気ままに過ごしていたり、そっと寄り添ってくれたり…
きっと私たちが思っているより、私たちのことが分かっているよね。

2023/09/10

これまでの生き方を見つめ直す、前を向くこと決意する、頑なな思いが溶けていく…それぞれのエピソードで「ネコ」が大きなきっかけになっており、ネコのけなげな優しさと主人公の心の移り変わりに心が温かくなった。短編で読みやすく、優しい気持ちになれる素敵な作品だった。

2023/08/07

短編で読みやすい。
アップダウン少なく、安定して読める。
いい意味での単調。
勘のいい方は結末の予想はすぐに分かってしまいそう。短編ならではですね。
優しい文章が好きです。
作者の別の本も読んでみたいと思う。

2023/04/10

全篇心温まる物語なので、癒された。

よく言えば安定感があるけど、悪く言えば先が読めるというか単調というか。
もっといろんな「みちづれの猫」が見られると思ったのに、という物足りなさが残る。

2023/02/15

「ミャアの通り道」「運河沿いの使わしめ」「陽だまりの中」

「祭りの夜に」「最期の伝言」「残秋に満ちゆく」「約束の橋」

7話収録の短編集。

大好きな唯川恵さん、本作もしみじみと良かった。

猫がモチーフとなり全作品に登場しているけれど、あくまでも主役は毎日を一生懸命生きている女性達。

様々な葛藤を抱え生活している登場人物達のそばで、静かに寄り添う猫たちの描写に幾度も涙が溢れ、光景が浮かび上がる風景描写と女性達の繊細な心理描写に何度も溜め息がこぼれた。

物語全体に死の空気が漂っていて哀しいはずなのに読後は静謐で温かな余韻が残る。

2023/08/14

私は読んでいてやるせなさや喪失感、胸が締め付けられる思いなど負の感情を抱く事が多く、また自身の経験と重ね合わせてボロボロ泣いてしまったエピソードもあった。
でも、それと同じだけ心が満たさたり、人の温もりや猫の癒しを感じられる瞬間もたくさんあった。
読了後は切ないような満たされたようななんとも言い難い複雑な気持ちになった。

特に好きなエピソードは
・陽だまりの中
・最期の伝言
・残秋に満ちゆく
・約束の橋

2022/10/14

気がついたらそっと横に寄り添ってくれる猫の存在。
私も実家にいた頃、小学生から大人になっても実家を出るまでずっと寄り添ってくれるた猫がいたから、どの話も心から共感できて感動した。
どれだけ彼女に救われたか。彼女が居なかったら今の自分はいないと思う程。
猫好きの人には絶対に読んでほしい1冊です。